ソードアート・オンライン ある少年の歩んだ軌跡 作:アゲハ蝶
アスナとキリトが同い年という設定についてですが、あえて変えています。この後の日常編に繋がる布石とでも言うべきものです。
「……なあ二人とも、今日はさ、その……」
「何?ナオト君。言ってくれないとわからないよ?」
「あのさ、一緒に寝てもらってもいいかな……?」
「へ?……いいよ。キリト君もいいよね?」
「お、俺はその……」
「キリト君!!」
「わ、わかったよ。しょうがないな……」
「ホント、すまないな。オレが弱いばっかりに……」
「それは違うぞナオト。お前が今まで一人で背負いすぎただけだ。むしろこれで正常な奴だ」
「そうだよナオト君。だから今日は3人で並んで寝よっか?」
「うん……」
「よし、3人で布団並べるぞ!アスナとナオトも手伝えよ!」
「「わかった」」
そして3人で仲良く布団を並べた後・・・
「「「おやすみ」」」
「起きてるか?アスナ」
「起きてるよ……」
「ナオトもう寝ちまったな。にしても、一体こいつに何があったんだろう……?」
「わからない。でも、怖がってる……」
「何を?」
「大切な人を失うを怖がってる。失わないためなら、それこそ自分の命さえ捨ててしまう程……」
「……だったら、俺たちがそばにいてやらなきゃな」
「……そうね。でないと、ナオト君壊れちゃうよ……」
『……母さん……』
「「!!」」
『……母さん、どこにいるの……?』
「大丈夫よ、ナオト君。ここにいるよ……」
『……もう、どこにも行かない?』
「大丈夫だよ、ナオト君。もうどこにも行かないから……」
『……ホント?もう、オレを置いてったりしない……?』
「そうだよ。だから安心して眠っていいよ……」
『……ありがとう、母さん。オレ、少し休むね……』
「お休み、ナオト君……」
そう抱きしめるアスナには母性が溢れていた。
「……なんかアスナの将来見てるみたいだな……」
「へ?」 ボンッ!
「ちょ!?何言ってるのよキリト君!」
「い、いや、つい……」
(で、でも、キリト君との子供だったらなあ……」
「アスナ、途中からだだ漏れ……」
「え?マジ!?」
「うん。オレとの子供がどうのこうのって……」
「はぁ……こんな形で伝わるなんて……」
「そ、そのもしかしてそれって……」
「キリト君、大事な話していい?」
「え!?あ、はい……」
「あのね、キリト君。
わたしは、キリト君の事が大好きです。
だから、結婚してください」
「ずっと、俺もアスナの事が好きだったと思う。だから……
俺でよければ、結婚してください」
そう言いながら、キリトはおもむろに両腕をを伸ばしてアスナの体を抱き寄せた。
そのまま、桜色の唇を自分の唇で塞ぐ。
「俺の命は君とナオトのものだ。だからアスナのため、ナオトのために使う。最後の瞬間まで一緒にいる」
「……わたしも。わたしも絶対に2人を守る。これから永遠に守り続ける」
「……だったらオレは、二人をこの命と引き換えにでも現実世界に帰してみせる……」
その夜、オレには守りたいものが出来た。
はっきり言います。
この話、相当難産でした。
視点とか、口調の一時的な変化とか。
最初ナオトが少し子供っぽい口調に一瞬なりましたが、あれはわざとです。
最後に。
感想、待ってまあ~~~す!!!!!