とある世界の重力掌握   作:烈火信仁

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とある世界で目覚めれば

う・・・・ん・・・・ここは・・・・?」

 

視界に入ったのは、見覚えのない真っ白な天井。

 

「いったい僕は・・・・たしか小屋に逃げたら、いきなり光が・・・・」

 

そこまでは記憶があるのだが凄まじい閃光が視界いっぱいに広がったのを最後に記憶が無くなっていた。

 

改めて周りを見渡してみて、護は不思議な感覚を憶えた。

 

「なんか、この部屋の雰囲気知ってる気するんだけどな・・・・」

 

「そうかな?君がここに来るのは始めてだと思うよ。」

 

突然聞こえた『聞きなれた』声に、思わず護は思わず叫んでしまった。

 

「ヘ・・・・ヘブンキャンセラー!?」

 

「うん?君は私のあだ名を知ってるのかい?」

 

護の視線の先に立つのは護が良く知る人物。

 

すなわち、『とある魔術の禁書目録』の世界における名医である『カエル顔の医者』またの名を『冥土返し』その人だったのである。

 

「あの・・・・これは何かのどきっりでしょうか?」

 

「ん?なにを言っているんだい?君はここに昨日入院したばかりの患者で、ぼくは君の担当医。それだけだと思うよ?」

 

いかにも当たり前だという風に答えるカエル顔の医者。

 

「あの・・・・ここはどこか教えてくれませんか?」

 

「ん?・・・・・ああ君はこの街の人では無かったんだね。ここは『学園都市』。この国に住んでいるなら聞いたことぐらいあると思うけどね。」

 

「学園都市?!んなバカな!」

 

護はベットから飛び出し、ダッシュで窓にかけよる。

 

その先に広がる風景が、自分が薄々思い始めている幻想を砕いてくれることを信じて。

 

「うそ、だろ・・・・」

 

だが、眼の前に広がった風景は彼が認めたくない幻想を『新たな現実』とするものだった。

 

何度もパソコン画面を通して見た町並み。

 

未来的なビルが立ち並び、掃除ロボがうごめき、なにより、街をあるく人々のほとんどが『学生』。

 

(嘘だろ・・・・)

 

護は茫然とし、この風景を否定しつつも、心のどこかで新たな現実を認識しだしていた。

(僕は、異世界に・・・・と禁の世界に来てしまったんだ!)

 

 

 

「君、落ちついたかい?」

 

「はあ・・・・もう大丈夫です 」

 

つい30分前、とんでもない『新たな現実』を受け止められず錯乱状態になった護は、病院スタッフ5人がかりで抑えられ、鎮静剤を打たれて、ベットに固定された。

 

「もうそろそろ、外していただけませんか?」

 

「いや、まだ確実に暴れない保障はないからね。もうすこしそのままでいてもらうよ。」

 

カエル顔の医者の言葉にうなだれる護。

 

「時に、君を見つけて通報した子を待たせているんだけどね。」

 

「へ?ぼくを見つけた?誰ですか?」

 

「それは、彼女に直接聞いた方が早いと思うよ 」

 

医者が指差す先、護の眼に映ったのは、まさに見なれた顔の少女、そしてここが異世界であることを決定づける人物。

 

(御坂・・・美琴・・・)

 

硬直してしまった護に、美琴は訝るような視線を向けた。

 

「なによ。私の顔になにかついてる?」

 

いや、あなたの存在が信じられないのですと言い出しそうになるのを必死に抑える護。

 

まさか別の世界から来たなどと話せるわけがない。

 

「あの・・・・君が?・・・・」

 

「そうよ、あのバカを追いかけて路地裏に入ったら、あんたがボロボロの姿で倒れていたからあわてて通報したの。おかげであいつは取り逃がしちゃったけどさ 」

 

美琴のいう『あいつ』とはおそらく上条当麻のことだろう。となると今はまだ、作品でいう第1話か2話ころとなるだろうか。

 

「ところでアンタ、いったいどこのだれなの?学生証もないし、ITパスももっていなかったけど、どうしてあんなとこで倒れてたわけ?」

 

そう聞かれてもこっちにもさっぱり分からない。

 

だが、なんらかの理由をつけなければ、怪しまれる。

 

悩んだ末に、護がだした理由は・・・・

 

「あの・・・・憶えてないんだ。気がついたらここにいて 」

 

「でも、ボクのことは知っていたよね?」

 

ギクリとなりながらも護はなんとか話を続けた。

 

「ええ・・・・ところどころ憶えてる部分もあるんです......だけど自分がだれかとかがさっぱり・・」

 

「ふーん・・・・記憶喪失ねえ・・・・んじゃあ、この街の人間かをまず知らなきゃね。」

 

美琴は、今さらのようにカエル顔の医者のほうを見て一瞬硬直し、その後なにか話し合いを始めた。

 

(たぶん、『リアルげこた』に衝撃うけたんだろうな。)

 

などとかんがえているうちに、美琴が戻ってきた。

 

「話がついたわ。アンタの怪我、もうたいしたことないから、退院して良いことになったわよ。」

 

そう言われても行く当てのない護からすれば

 

「はあ・・・・」と言うしかないわけだが次に告げられた言葉は衝撃的だった。

 

「私の後輩のジャッジメントを呼んだからから、そいつのところまで来てもらうわよ。今すぐに 」

 

「え・・・・今すぐにって・・・」

 

あたふたする護を気にもかけず、カエル顔の医者は拘束具を外し、美琴が護をベットから引っ張りあげる。

 

その女の子の手の感触に、改めてこれは現実だと再確認する護だったが・・・・

 

「なにしてるんですの?・・・・・」

 

超悪意がこもった声が病室内に響いた。

 

「あ、黒子。早かったわね。」

 

その声の主は明らかに殺る気マンマンですとばかりに、両手に尖った金属矢を両指で構えている。

 

「な、なにやってんのよ黒子!今のは私がこいつが起き上がるのに手を貸しただけよ?」

 

「へ?そうなんですの?それは失礼いましました。わたくしお姉さまのルームメイトで、ジャッジメント177支部所属の白井黒子ともうします 」

 

さっきまでの殺気はどこへやら、優雅に挨拶をする黒子を見て(原作とかわんないな・・・・)と思う護だった。

 

「んじゃあ、黒子。あとは頼むわよ。」

 

「任せてくださいですのお姉さま。」

 

なんか、良く分からない内に美琴は部屋を出て行ってしまい部屋には護と黒子だけが残された。

 

「それじゃあ、一緒について来てもらいますわよ 」 

 

どこへ?と返す暇も無かった。突然黒子に手を握られ、視界がぶれたと思ったときには・・・・

 

「そ・・・・そらの上!?」

 

「あまり下を見ないほうがいいですわよ。」

 

遅すぎる黒子の警告に答えるヒマもなく、護はつぎつぎと起こる出来事に翻弄されていた

 

 




この作品に目を通してくださった読者の皆様始めまして!
烈火信仁と申します。

かつては別の名で作品を別のサイトに投稿していた身ですが、所詮素人の身で、挫折した人間です。


ここでは、そんなことがないように頑張る所存ですので応援お願いします
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