Muv-Luv〜wing of white steel〜   作:lancer008

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前回、戦闘シーン2、3話ないかもと連絡しましたが、こちらの都合で返させて頂きます。
次回から戦闘シーンが入ります。



第十話

上総「黒鉄が帰って来るの⁉︎」

 

伊藤「ああ、ただ今年中だがいつになるかわからん」

 

上総「帰ってくるんだ」

 

上総は、嬉しかった。あの時、自分の思いを伝えられず悔やんでいたからである。今度こそ伝えるんだと思い。

 

伊藤「報告も済んだから俺は帰るよ。詳細がわかったらまた連絡する」

 

伊藤は、自分の部屋に戻った。

明日の事も考え今日は、早く寝た。

 

次の日

 

朝6時、伊藤は基地内を走っていた。どんな機体も操縦するためには、体力が必要だ。どんな天気であっても走った。ナイトメアの格納庫に行き、機体を見た。伊藤と上総の機体は、いつでも出撃出来るようにフル装備で待機している。もう2機は、試験用として必要最低限の装備をつけ待機している。

 

午前9時

ユウヤが着慣れないノーマルスーツを着て、F-3の前で待機していた。そこに唯依と伊藤が来た。

 

唯依「ブリッジス少尉、F-3はまだ調整中のためナイトメアを使って訓練していただく。詳細は伊藤少尉にきいてくれ。F-3の慣熟訓練は、午後からとする。では伊藤少尉後を頼む」

 

伊藤「了解しました」

 

唯依は、整備員と打ち合わせのためブリーフィングルームに向かった。

 

伊藤「では、まずシミュレーターに乗って基本操作を覚えてもらう。その後、ナイトメアに乗り機体の特性や動きを覚えてもらう。何か質問は?」

 

ユウヤ「ありません」

 

2人でナイトメアの格納庫に行きシミュレーターをした。伊藤は、ディスプレイを見ながら指示を出した。

 

伊藤「力で抑えつけようとするな。その機体を自分の体の一部だと思いながら操作しろ」

 

ユウヤ「(自分の体の一部だと⁉︎何ふざけたこと言ってんだ?)」

 

2時間、シミュレーターを行なった。

 

休憩中

 

伊藤「(素質は、あるな。この短時間でよくあそこまで動かせる。格闘戦で誰かが相手すれば自分のいいように動かせるのでは?)」

 

伊藤は、考えていた。明日の夜には、従来のコックピットが本国から届く。その日のうちに換装させ、次の日の午後にJIVESを使って演習をさせそのまま対戦術機戦をやらせればいい線まで行くことが出来るのでは無いかと。

 

伊藤「ユウヤ、休憩は終わりだ。後半は俺の機体に乗ってもらう。前部座席に座ってくれ。演習区域までは、俺が運転する」

 

ユウヤ「わかった」

 

機体に乗ってエンジンを始動し、各種点検を始めた。燃料、弾薬、通信全てOKだった。

 

伊藤「こちらセイバー01からコントロール、発進許可求む」

 

コントロール「セイバー01へ、許可する」

 

伊藤「ユウヤ、軽く操縦桿を握っておけ。出るぞ」

 

滑走路に向かった。滑走路中央で一時停止した。

 

伊藤「滑走路オールグリーン、離陸する」

 

離陸して5分後、演習区域に到着した。

 

伊藤「ユウヤ、バトロイド形態になったらそっちに操縦を渡す。スラスターは足についてるからそのつもりで」

 

ユウヤ「わ、わかった」

 

ファイター形態からバトロイド形態になった瞬間

 

伊藤「You have!」

 

ユウヤ「I have!」

 

機体のコントロールを渡した。ふらふらとしながら地面に降りた。少しぎこちない感じた。

 

伊藤「シミュレーターと同じように動かせ」

 

ユウヤ「シミュレーターの時より重く感じるんだが?」

 

伊藤「フル装備のアーマードだからな。少し重たいくらいだが、そんなに変わらない筈だ。シミュレーターでも言った通り自分の手足だと思いながら動かせ」

 

ユウヤ「そんなこと言われても」

 

伊藤「出力としては、F-3と同じくらいに設定してある。操作も戦術機と同じだ」

 

それから墜落こそはしなかったものの、転倒などはたまにあった。ユウヤは苦戦していた。自分では全然ダメだと思っているようだったが、他から見れば以前と比べて操縦技術は格段に上がっていた。

 

伊藤「ユウヤ、そろそろ帰投するぞ。コントロールをくれ」

 

ユウヤ「わかった。You have!」

 

伊藤「I have!」

 

基地に向かった。

 

帰投中

 

伊藤「ユウヤ、明後日には演習がある。ある程度感覚が掴めたら言ってくれ、少し出力を上げるから」

 

ユウヤ「少して言っても2割増しくらいだろう?」

 

伊藤「今までの出力は、標準の5割程だ」

 

ユウヤ「はあ?じゃあ、今までの出力は半分?」

 

伊藤「そうだ。だから今の内に操縦は、慣れとけ。日本機に慣れれば出力を上げても大丈夫だ。あと何故、半分の出力で練習して来たのかは明後日教える」

 

伊藤達は、帰投したあと休憩を取り午後の練習に臨んだ。

F-3の前で唯依が待っていた。伊藤とユウヤは敬礼をした。

 

唯依「午前の練習は、まずまずだったな。もう少し自分の手足だと思って操縦出来ると良いんだがな」

 

ユウヤ「中尉、質問があります」

 

唯依「なんだ?」

 

ユウヤ「中尉と伊藤もさっきから同じことを言っていますが、どういう意味なのでしょうか?」

 

唯依「日本には人馬一体という言葉がある。騎手と馬が1つになればなだらかで巧みな連携が取れるということだ。機体を信じ、その機体のくせなどを理解して乗れば十分な力を発揮出来るということだ。わかったか?」

 

ユウヤ「わかりました。中尉。(精神論が何になるていうんだよ)」

 

唯依「伊藤少尉、午後からの訓練も頼むぞ」

 

伊藤「了解しました。(この状況でやりたくねえ)」

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