Muv-Luv〜wing of white steel〜   作:lancer008

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第二十四話

黒鉄はデルタカイに乗り、大気圏を降下していた。

刻々と状況が変わっていく様子がアクロススカイより伝えられていたが、ほとんどが頭の中に入っていかなかった。現在、何よりも優先するのは伊藤の暴走いや、ALISEの暴走を止めるのが先だったからだ。

大気圏を突破し、衛星でのリアルタイム情報をアクロススカイを経由しモニターに映し出した。それを見るとEx-SはBETAをなぎ払いながらユーコン基地の方へと進んでいた。その先には、ユウヤと唯依、上総のマークがでていた。まずいと思い、降下時の制限速度を無視し、目標地点に降下した。その間にアクロススカイに連絡をした。

 

黒鉄「ランサーからデルタ1(アクロススカイ)へ、降下部隊の降下地点を変更する。ユーコン基地でBETAと戦っている部隊がいるその付近に降下しろ。あと、現在のところ光線級は確認出来ず」

 

艦「デルタ1了解」

 

雲を抜け、地上の様子が見えてきた。Ex-Sが出しているおぞましいオーラが上空から見てもわかるほどだった。下では既に戦闘が開始されていた。弾薬が切れているらしく上総以外は格闘で相手をしていたが、パワー負けをし鍔迫り合いすらも出来てない状態だった。

やっと、通信圏内に入ったため3機に向けて回線を繋げた。

 

黒鉄「こちらランサー、エンゲージ‼︎」

 

ユウヤ、唯依、上総「⁉︎」

 

黒鉄「援護するその場から離れろ」

 

ロングメガバスターを数発撃った。

 

Ex-Sは軽々と避け、数百m後ろに下がった。

 

黒鉄「すまない。遅くなった」

 

黒鉄は伊藤に呼びかけた。

 

黒鉄「伊藤‼︎目を覚ませ!」

 

だがそれも虚しく、ビームサーベルを振りかぶってきた。黒鉄はそれを受け止めた。

 

黒鉄「(やはり、やるしかないのか。ならこちらも本気でやるまでだ)お前ら手を貸せ。少々無茶は、あるが伊藤をコックピットから引きずり出す」

 

3人から返事が返ってきた。

 

黒鉄「行くぞ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遡ること数時間前

 

伊藤のいるナイトメア隊はユーコン基地の周辺警備をまかせられていた。いつもと同じ穏やかな感じを過ごしていたが、突如鳴った爆発音で空気がガラリと変わった。

最初はどこかのバカが事故ったんだろうと思ったが、いろんな方向から爆発音が鳴った。伊藤はただごとではないと思い司令部と通信を試みたが繋がらなかった。

 

伊藤「全小隊、出撃しろ! 上空から基地の様子を確認しろ」

 

一斉にナイトメアに乗りはじめ、準備が出来たものから滑走路に向かい始めた。少し遅れて上総が格納庫内に入ってきた。

 

上総「伊藤、テロよ。既に指令室が占拠されたわ」

 

伊藤「何だって⁉︎全機へ、現在、基地内でテロが発生。指令室が既に占拠されたもよう。各機のデータリンクは機能しているか?」

 

「していません」

 

「こちらもです」

 

伊藤「マップをローカルに設定しろ」

 

「駄目です。機能しません」

 

伊藤「上がれるやつは、順番関係なしに上がれるものは上がれ!全兵器の使用を許可する。撃ってくる機体があれば躊躇わず撃て!」

 

そう言った次の瞬間、突如飛来してきた戦術機によって離陸使用としていた。ナイトメアが次々に撃墜された。

 

伊藤「やめろぉーー‼︎」

 

伊藤は、すぐ隣にあったデュランダルに飛び乗り迎撃に出た。戦術機は、全部で2機いた。動きからにして、素人が乗っているようだったが戦場ではそんな事は関係ないので、装備していた。重量子ビームで機体を撃ち抜いた。上空を警戒しながら地上に降りた。

被害を確認すると8機出撃した内、6機が原型をとどめておらず、パイロットも死亡、残り2機は大破していたがパイロットは無事だった。

 

格納庫に入っり、整備長に

 

伊藤「整備長、機体への補給を頼む」

 

「わかった」

 

伊藤「上総、補給が終わり次第、俺はEx-Sを取りに行く。代わりにお前がこいつを使え」

 

上総「わかったわ」

 

伊藤「整備が終わり次第、全員地下にあるシェルターに入れ、武装するのも忘れるな。機密データは消去した後、機械も壊せ」

 

「隊長、補給完了しました」

 

伊藤「わかった」

 

伊藤と上総はデュランダルに乗り込み、Ex-Sがある格納庫に向かった。飛行していると至る所から黒い煙が上がっていた。これほど大規模なテロということはだいぶ内部にも入られていることが見てわかった。

 

Ex-Sがある格納庫に着いた時、扉が開いた。中から武御雷が出てきた。唯依の乗る機体だった。

 

伊藤「唯依、大丈夫か?」

 

唯依「ええ、大丈夫よ。そっちは?上総は?」

 

伊藤「大丈夫だ。上総も一緒だ。ただナイトメア隊は全滅した」

 

唯依「そう」

 

伊藤「さっき、黒鉄から通信が来た。もしもに備えて部隊を準備させておくと」

 

唯依「わかった。私はこれからユウヤ達と合流するけど」

 

伊藤「上総、唯依とともに先にユウヤ達の所へ向かってくれ。俺も後から追う」

 

上総「わかったわ」

 

伊藤は、上総に席を開け渡しEx-Sの方へと走っていた

 

 

 

 

続く

 

 

 

現在

 

「こちらアルファリーダーより各機へ、指定高度に到達した。降下カプセル分離、各個に撃ちながら降下しろ」

 

「了解‼︎」

 

「第1、第2部隊に通達、降下地点を確保しろ‼︎」

 

「了解‼︎」

 

 




リアルが馬鹿みたいに忙しいんで、今回はここで区切ります。来週続きから投稿します。
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