Muv-Luv〜wing of white steel〜 作:lancer008
統合軍基地
「ウイング隊は準備が出来次第、順次出撃しろ!」
「戦闘は終了してんだろう。艦艇部隊で十分じゃねえのか」
「馬鹿野郎!こっからじゃ遅すぎるだろうが!無駄口言ってないでさっさと出撃しろ」
「こちらウイング1-1出るぞ!滑走路を開けろ!」
「ウイング1-1から10まで出撃準備完了。これより出撃する」
入れ違いでセイバー隊とランサー隊が帰投した。
今回の戦闘でナイトメア隊第2隊から戦死2名、重傷1名、機体は全機大破である。
伊藤は、黒鉄とともに作戦司令室へと向かった。
伊藤「報告します。我が隊は、アメリカ軍機16機を撃墜、パイロットは戦死したと思われます。並びに全艦艇の武装を全て無力かしました。こちらの損害はナイトメア隊第2隊3機大破、1機軽微、パイロットは2名戦死、1名が重傷です。セイバー隊、ランサー隊の損害はありません」
「報告ありがとう。他にはあるかね」
伊藤「ありません」
「では戻ってもよい。黒鉄少佐は残ってくれ」
伊藤「失礼します」
伊藤が退出し、黒鉄が部屋に残った。数分ほどするとランサー隊のメンバーも入室してきた。
「新型の様子はどうかね」
黒鉄「良好です。ですがナイトメアと違って相当な技術が必要ですし、コストも倍になります」
「コストに関してはどうにかするさ。問題はパイロットの育成だ。現在のナイトメア隊もそうだが、これでは普通の衛士とほとんど変わらん。君にも教官として動いて欲しいんだが?」
黒鉄「いえ、我々はこのまま特殊部隊として動かさせてもらいます。部隊員にも既に了承を貰っています」
「そうかなら、辞令を言い渡す。デルタ大隊第1部隊ランサー隊は本日よりデルタ大隊を除隊し陸海空特殊作戦部隊"WWS"への配属を命ずる」
黒鉄に対し、辞令書が渡された。
「もう一つある。黒鉄達海少佐、陸海空特殊作戦部隊の指揮権を預ける。これから先、この隊は独自の指揮権を持ち、人類を勝利に導け。そして、一階級昇格で中佐だ頑張ってくれ」
黒鉄「拝命します」
黒鉄と部隊メンバーは退出した。
黒鉄が廊下に出ると伊藤が待っていた。部隊メンバーと別れ、伊藤とともにアルファ大隊の執務室へと向かった。
伊藤「特殊部隊か。しかも階級も上がって」
黒鉄「まさか階級が上がるとは思ってなかったよ」
伊藤「また俺たちの前からいなくなるのか?」
黒鉄「いや、独立部隊だがここがホームだよ。大規模作戦時には帰ってくるさ」
伊藤「そうか。それよりも上総とはあれ以来、話したのか?」
黒鉄「いや」
伊藤「いい加減、話したらどうだ。この戦いも時間が経つにつれて劣勢になっていく。話せる時は話しておけ」
黒鉄「わかったよ。それより、お前の方はどうなんだ?ブレイド隊の話しだと横浜基地で仲良く話しているところが目撃されておりますが」
伊藤「一体なんの話しをしているのかな」
話をしていると執務室に着いた。中に入ると唯依とユウヤが座って話しをしていた。
伊藤「お邪魔だったか」
唯依・ユウヤ「な!」
ユウヤ「黒鉄か久しぶりだな」
黒鉄「そうだな」
唯依「黒鉄、貴方の部隊の機体は新型?」
黒鉄「ああ、そうだ。可変型モビルスーツRGZ-95リゼルだ。俺の機体と同じ系統の機体だ。まだ3機だけだがもう4機が配備予定だ」
ユウヤ「半年も経たない内に一体、何機の新型ができるんだ?」
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黒鉄「何機だろうな。まあ、予告としては心神の改良型が出る予定だ」
伊藤「それ俺も初耳なんですが」
黒鉄「そうだっけ」
伊藤「一旦、その話しは置いといて。ユウヤ、お前の配属先についてなんだが、まだ未定だ。決まり次第、黒鉄から連絡が来るだろう。多分、ブラボー大隊だと思うがな」
ユウヤ「わかった。1つ質問があるんだが名前的には大隊になっているんだが既に大隊の規模を超えているだろう。いつまで大隊にしてるんだ?」
伊藤「そこはもうあれだ。今更、部隊を分けると面倒くさいからこのままでいいんだ」
ユウヤ「そういうことか」
黒鉄「スクランブルの場合だけ、別でそこは2機分隊だがな。ユウヤ後で話しがあるからデルタ大隊第1部隊格納庫に来てくれ」