超次元ゲイムネプテューヌ XENOVERSEmk2 作:ヤサイ人
イストワールからゲイムキャラの居場所を聞いた女神一行は、ゲイムキャラを探すため巨大な木々が生えるバーチャフォレストの最深部へと到着した。
「ここに、ゲイムキャラが・・・」
「この世界は地球と似て自然豊かだな。しかしどこから探すか」
「そればかりは片っ端から探すしかないでしょうね」
「早く見つかるといいですけど」
探索を開始し歩み始めようとした時、目の前に現れた黄色いチューリップ型モンスター数体が突然謎の光の包まれた。光が消えそこには黄色ではなく黒く染まったモンスターが現れた。
「モンスターが・・・!?」
「やっぱりね・・・」
「知っているのか?アイエフ」
「モンスターはね、犯罪神の信仰の力に影響を受けやすいのよ。で、強く影響を受けてしまったモンスターはあんな風に凶暴化するの」
「私達はあれを“汚染”って呼んでるです」
突如起こった事にアイエフとコンパが詳しく説明した。そんな中、汚染されたモンスターがこちらに気づいたのか襲いかかって来た。
「汚染前と汚染後じゃ、強さも段違いよ。油断しないで!」
アイエフの注意と共に女神一行と汚染モンスター達は戦闘を開始した。忠告通り汚染モンスターは通常のモンスターよりも高い戦闘能力を有し素早い動きとパワーを発揮したが女神一行は攻撃をやり過ごし反撃した。
「一閃!」
「えいです!」
「やぁ!」
「多林連撃!」
ネプギア達三人の連携攻撃で一匹づつ確実に倒していき、ガーランドも持ち前のパワーによる空中連撃で仕留めていく。しかし、戦いの騒動に気づいたモンスターが新た汚染モンスターの汚染に感染され新たにその数を増やしていく様子を見てアイエフが焦りだした。
「く、やばいわね」
「何を慌ててるんだ?」
「そりゃそうよ!確かこの区域には・・・!?」
アイエフが何かを見つけ口元が急に止まり、その目線の先を見るとそこには巨大な狼型のモンスターが牙をむいていた。
「まずい、フェンリルに見つかった!」
「え!危険種!?」
「でけぇ!何だありゃ!?」
「モンスターには危険種と呼ばれる非常に強力なモンスターがいるのよ、逃げるわよ!今の私達じゃ勝てないわ!」
「きゃん!」
今は勝てないと判断し逃げようとしたコンパが転んでしまい、フェンリルはそれに気付き跳びかかり前足がコンパの体を押さえつけた。
「わ、私は食べてもおいしくないです~」
「コンパさん!」
「コンパ!?」
「待てアイエフ!お前じゃ無理だ!俺が行く!」
コンパを助けようと踵を返そうとするアイエフの代わりにガーランドが向かうが、フェンリルは今にもコンパの上半身を一噛みで食いちぎりそうな大口を開けた。
「駄目だ!間に合わない!」
「ひっ!」
「コンパーーーー!」
コンパは今にも喰いつこうとしているフェンリルの迫りくる恐怖に目を閉じた。ネプギアも言葉が出ず両手で目を隠しアイエフの悲鳴が響き、フェンリルの上顎が振り降ろされたその時。
「界王拳!!!!」
突如ガーランドが赤いオーラを纏い、急激なスピードで近づき強烈な両拳を叩きこみ、フェンリルをコンパから引き剥がした。
「「「!?」」」
「消えろ!かめはめ波!!」
三人が突然の出来事に驚きと待っている間に、殴り飛ばしたフェンリルに界王拳の力がこもったかめはめ波を撃ち込みとどめを刺し界王拳を解いた。
「大丈夫か?」
「コンパ!無事でよかった」
「こ、怖かったです~」
コンパは自分が助かったという認識から目に涙を貯めアイエフに抱きつきアイエフも抱き返した、二人の様子を見ていたガーランドにネプギアが口を開いた。
「ガーランドさん、今の何ですか?何だか急に強くなったように見えましたけど」
「あれか?界王拳と言ってな。体中の全ての気をコントロールして瞬間的に増幅させるんだ。これを使えば力、スピード、破壊力、防御力が全部何倍にもなる今の俺の切り札だ」
「あんなに強いのにまだ強くなれるですか!?」
「じゃあ最初から使いなさいよ」
「悪いがそうはいかない、この技は体力をごっそりもっていく諸刃の剣だ。今の俺じゃパワーを上げすぎたら俺の体がぶっ壊れてしまうんだ」
「本当に奥の手って事なんですね」
「さあ、やっとモンスターがいなくなったし、改めて探索を開始しましょう」
危険種モンスターを退け、女神一行はゲイムキャラを探しに奥へと歩きだした。
「強い、あのパワー・・・まさかあのガキ・・・サイヤ人!」
女神化を開放してフェンリルに挑んで初ゲームオーバーになったのは俺だけでいい