超次元ゲイムネプテューヌ XENOVERSEmk2 作:ヤサイ人
女神の起床
四つの国で技術力が高い “プラネテューヌ”プラネタワーの教会にて、奪還したネプギアをコンパに任せ、ようやくこの異常な状況を話し合う事が出来る状態となったガーランドはアイエフに連れられた会議室でプラネテューヌの教祖イストワールと出会いお互いを事を話していた。
「ではあなたは、このゲイムギョウ界ではない異なる世界のから来たという事ですか?」
「ゲイムギョウ界というのは聞いた事がないからな、それに来たくてこの世界に来たわけじゃない」
「歴史を守るタイムパトローラーね、それにしてもサイヤ人なんて種族、聞いたことないわね。どんな種族なのよ?」
「知らない方がいい、ただ戦闘民族という事だけ教えてやる」
「戦闘民族、だからあんなに強かったのね」
戦闘民族という言葉にかすかに反応したイストワールは何か考えるかのように目を閉じた、
少しして考えがまとまったのか口を開いた。
「ガーランドさんでしたね、あらためてネプギアさんを助けていただいてありがとうございます。そして差し出がましいようですが、私たちにあなたのお力を貸してくれませんか?私達には、いいえ、このゲイムギョウ界にはあなたのような強い人が必要なんです」
「・・・寝床」
「はい?」
「俺は俺のいた世界に帰る方法を探さなきゃならない、だがその方法を探すためにも右も左もわからないこの世界に留まらなきゃならない。食い物は自分で何とかするから寝床だけ提供してくれないか?無論、力を貸すだけじゃなく仕事もするからさ」
「・・・ではこうしましょう、あなたを用心棒として雇わせていただきます、その間はこのプラネタワーの一室をあなたの部屋としてお貸しし、それと必要最低限の衣食住をお約束します」
「OKだ、話が早くて助かる。まだ色々話を聞きたい所だが、それはあの女神様とやらが起きてからにしよう」
「わかりました。ではアイエフさん、この部屋にガーランドさんを案内してあげてください」
「はい、じゃあついて来て」
アイエフに連れられガーランドは会議室を後にした、部屋に残ったイストワールの元にプラネテューヌの警備兵が入って来た。
「イストワール様、あの男、簡単に信用していいのですか?もしかしたら犯罪組織のスパイかもしれません」
「疑う気持ちはわかりますが、あの人はネプギアさんを助けてくれました。それに・・・あの人の目は確かな温かみを含めています。信じましょう、今の私達にはそれしかできません」
「ここは、私の部屋?私たしかギョウカイ墓場で・・・」
あれから数日後、自室に運ばれ眠り続けていたネプギアはようやく目を覚ました。ベッドから身を起しあたりを見渡しているとコンパが入って来た。
「ギアちゃん!よかったです、起きても大丈夫ですか?」
「コンパさん、心配掛けてごめんなさい」
目を覚ましたネプギアに気づきコンパが駆け寄り喜びの声を上げた、ネプギアは自分を心配してくれたコンパに笑みを返した。
「ギアちゃんが目を覚まして本当によかったです。これもあの人のおかげです」
「あの人って誰ですか?」
「ついて来てください、合わせてあげるです」
コンパに連れられてやって来たのはガーランドが借りている個室、ノックをして入るとスカウターの修理をしている難しい顔をしたガーランドの姿があった。
「ガーランドさん、ギアちゃんが起きたので連れてきたです」
「ん?そうか、あんたがこの国の女神の妹でいいのか?」
「は、はい。初めまして、私、ネプギアって言います、コンパさんから聞きました、、助けてくれてありがとうございました」
「気にするな、それよりお前・・・」
「な、何ですか?」
修理を中断し、近づいてきて長身を折ってまじまじと見てくるガーランドに驚くネプギア。小さく「はわわ」とつぶやきながら両手を前にし、顔を隠す何かを勘違いをしているコンパに気にせずガーランドはある事を思い出した。
「もしかして、お前が俺を呼んだのか?」
「え?呼んだ・・・ですか?」
「ああ、確か“お願い、誰か助けて”って声が聞こえた、あれはお前の声じゃないのか?」
「!!」
その言葉でネプギアは思い出した、シェアクリスタルが割れ、その欠片が答えるかのように集まりガーランドが現れたところで気を失った事を。
「あなたが、私に答えてくれたんですか?」
「悪いが俺は来たくてこの世界に来たわけじゃない、ただの予期せぬ事態だ。まぁ、帰る方法が見つかるまで用心棒としてここに住まわせてもらう事になったがな。それまではよろしく頼む、ネプギア」
「はい、よろしくお願いしますガーランドさん」
手を出し合い握手しお互いのあいさつをすませ、ネプギアが起きた事をイストワール達に伝えるため三人は会議室へと向かった。しかしこの時まだ誰も知らない、これからこのゲイムギョウ界の本来の歴史の流れと全く異なる壮絶なる戦いが始まることを。