超次元ゲイムネプテューヌ XENOVERSEmk2 作:ヤサイ人
バーチャフォレストで達成した依頼を報告する為、女神一行はプラネテューヌのギルドへ戻った。
「送信と、これでクエストは終わりよ。二人ともちゃんと覚えた?」
「はい、ギルドで依頼を受けて、それをこなして、最後にまた報告すればいいんですね」
「俺も覚えたぞ。まだクエストするのか?」
「今は他に依頼がないし、しかたない教会に戻りましょう」
今できる事がなくなってしまいプラネタワーへと戻ることにした、会議室に入るとイストワールがゲイムキャラの情報の山に頭を悩ませていたが、クエストの成功を伝えると少しホッとした表情を浮かべた。
「それは良かった、こちらもゲイムキャラの居場所までもう一息といったところです」
「明日には新しいクエストが配信されると思います、早くネプギアに本調子に戻ってもらわないとね」
ネプギアは申し訳なさそうに頭を下げるが、皆から気にしてないと言われ少し笑顔を見せた。
「皆すまん、イストワールに話がある。二人にしてくれないか?」
ガーランドの申し出に少し戸惑いを見せたが、三人共了解してくれ会議室を出ていきガーランドとイストワールのみとなった。
「何でしょうか?」
「ネプギアは・・・いや、女神というのは変身できる種族なのか?」
「はい、守護女神である各国の四女神、そして女神候補生は変身することができます」
「だが、クエストの時ネプギアはその変身を怖がった。何か心当たりはあるか?」
「・・・おそらく三年前の事がトラウマになっているのでしょう。自分の姉含む女神達を助ける事が出来なかった事、自分の力が通用しなかった事、それがネプギアさんの心に大きな傷を残した」
「なるほど、それともう一つ、ゲイムギョウ界に俺の世界のモンスターが現れた」
「あなたの世界の!本当ですか!?」
「間違いない。弱い奴らだったからよかったが、もし未確認モンスターが現れたら俺に知らせてくれ。奴らの系統だったらこの世界の奴じゃ犠牲者が増える」
「分かりました、皆さんにもお知らせしておきます」
「話はそれだけだ、ありがとよ」
「いいえ、それではまた明日クエストの方をお願いします」
話し終えたガーランドは会議室を後にした。
「ふぅ、それにしても何故栽培マン達がこの世界にいる?わからん」
あれから数時間後、夜となりガーランドはもう少しでこの一日が終わろうとしているのを自室でスカウターの修理で待っていると扉を叩く音が聞こえてきた。入るように言うと入って来たのはネプギアだった。
「何か用か?」
「えっと、クエストの時に助けてもらってちゃんとお礼を言ってなかったなと思って」
「ピンチの時に助けるのは用心棒として当たり前だろ、気にするな」
「はい・・・あの、ガーランドさんはどうして戦っているんですか?」
「あ?どうしてって?」
「あんなモンスターがいるんだからあなたの世界はゲイムギョウ界より危険なんですよね、それなのにどうして戦えるんですか?」
その問いかけにガーランドは、修理の手を止め鼻で笑いすぐに答えを出した。
「簡単な事だ、サイヤ人は戦闘を好む種族だからだ。強い奴と戦うのは血が騒ぐし、逃げるよりは戦って死んだ方がましと考えるのが当たり前だ」
「それだけ・・・ですか?」
「俺にとってはそれだけだ。ほかの種族はそうでもないかも知れないがな」
「・・・あはは」
少し面食らったネプギアだが、答えを聞いて笑みをこぼした。
「何故笑う?」
「いえ、ただ少しだけ、あなたの秘密に触れたような気がしたんです」
「秘密ね、そういうネプギアはどうなんだ?」
「わ、私ですか!?」
「俺の世界にも神様はいるが、戦う事はしないからな。何故ネプギアは戦うのか聞いてもいいだろ?お前も聞いてきたんだしな」
ネプギアは少し考え、自分の戦う理由を答えた。
「私はお姉ちゃんを・・・お姉ちゃん達を助けたい。そして、犯罪組織からゲイムギョウ界を守りたいんです。プラネテューヌの女神として」
その問いに答えるネプギアの瞳には強い意志があった、答えを聞いたガーランドは笑いながらネプギアの頭を叩くように撫でた。
「じゃあ早く女神化とやらが出来るようにしないとな、女神化できない女神なんて笑いものだぞ」
「うう、そうですけど笑う事ないじゃないですか」
その後二人は互いに笑い合い、話し終えたネプギアは自分の部屋へ戻りガーランドは明日に備えて眠る事にしベッドへ倒れ込んだ。
次の日、女神一行はギルドで新たに出されたクエストを受け再びバーチャフォレストでモンスターと戦っていた。途中カイワレマンやキュウコンマンと新たなゼノ世界のモンスターが現れたが、最初の栽培マン達よりも弱い事もあり、クエストをこなして強くなったネプギア達の敵ではなかった。
「これでさっきまで受けた依頼は達成だな。これからどうする?」
「今は他に依頼がないですよ?」
どうしようという空気の中、ネプギアの方からピピピと音が鳴り響いた。
「何の音だ?」
「これです、Nギアって言っていーすんさんが持たせてくれた万能デバイスで通信機能があります」
取り出したNギアのスイッチを押すとイストワールの声が聞こえてきた。
『みなさん、今よろしいですか?』
「はい、今クエストをやり終えたところなんです」
『それは丁度よかった。たった今、ゲイムキャラの居場所が分かったんです!』
「本当ですか?どこにいるですか?」
『バーチャフォレストの最奥です。そこで眠りについているとの事です』
「やっと初めの一歩って所ね」
「この森の奥か、しかし・・・(何だかすげー気を感じる?)」
最深部から感じられる気にガーランドは何やら嫌な胸騒ぎを抱きながら、女神一行はバーチャフォレストの奥へと進んだ。ゲイムギョウ界の最後の希望ゲイムキャラを見つけるために。
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