RAVEのジークハルトの墓の前で死ぬところはカッコよすぎると作者は思います。
「ぬぬぬぬぬぅぅー!!」
「プーン!」
午前10時30分。
俺は芝生の上で寝転がりながらサクラの修行を見ていた。
メルはサクラの応援をしているのか隣でピョンピョン跳ねている。
サクラの修行1は水風船を使った修行である。
螺旋丸に必要なものとして第一に回転が必要なのだ。黄金回転ではない。一定の方向に回転するのではなく乱回転の力が必要なのだ。
修行方法はいたってシンプルであり手を使わず水風船を破裂させよ、と言うものである。
「ぬぬ...はぁ、難しいですね!」
「当たり前だ。A級クラスの魔法だぞ?多分」
この回転の修行。俺がこの修行を終えるのに約5ヶ月かかった。
やり方は分かっていても難しいものは難しいのだ。それにこの修行を開始したのは当時5才。魔力が少なかったため出来なかったこともある。
「ヒントはないんですか?」
「これだから現代の若者は...すぐ答えを欲しがる」
「いや、アルさんも私と1歳差じゃないですか...」
言われてみれば。
まぁ俺もNARUTO読んだから出来たのもあるしな...見てなかったら多分なんも出来なかった。
「ま、まぁ魔導とは自ら切磋琢磨していくものであって他人から「教えてください」あっ、はい」
仕方ないので立ち上がり水風船を手に乗せる。
「いいか、お前がやっているのは...」
水風船の中に魔力を込めると水風船が横に伸びる。
「こうなんだ。でもこれじゃダメなんだ」
「なるほど...」
「ではどうやってやるかと言うと...まぁ自分で考えろ」
「えぇ⁉︎そこまで来て教えてくれないんですか⁉︎」
「答えを教えちゃ意味がないからな。考えろよ、若者」
HAHAHAと笑う。
サクラは俺の服を掴んでグラグラさせて来たがそんなものはきかん。
ガヤガヤと談笑している時であった。
ザッザッとこの場にない足音が聞こえた。
振り返ると緋色の髪。
S級魔道士のエルザが、そこにいた。
「あっエルザさん。昨日ぶりです」
「あぁ。修行中に邪魔してすまんな」
「いえいえ、この人からちょっと聴き出してる途中だったんで」
「あれ?なんか俺悪者扱いされてない?というかサクラ...お前エルザと会っていたのか」
意外と言えば意外である。
いやギルドが同じだから会う確率は高いけれども...
「はい!と言っても昨日初めて会ったのですが...」
〜〜
昨日の15時...
「ミラさーん!フェアリーケーキお願いしまーす!」
「ふふ、分かったわ」
修行も終わり先に帰った師匠であるジョニィを見送った後、サクラはメルを連れてギルドに訪れていた。
フェアリーケーキ。それは週一で出される少しレアなケーキである。
普通のショートケーキであるのだがその上にギルドマークを型どったチョコが乗ってあるのだ。
ちょっとばかりのプレミア感的な何かが味わえる。
「よかったわね。これが最後だったのよ」
「やったー!沖t「ミラ!フェアリーケーキはあるだろうか⁉︎」」
絶対に「○田さん大勝利ー!」と言わせない呪いでもあるのだろうか。
そんな事はさておき、S級魔道士のエルザが緊迫した表情でミラに聞いた。
よほど慌てていたのか額にはうっすらと汗。
「売り切れよ」
「」
ガーン!という効果音がこれほど似合う女がいるだろうか?いや、いるわけがない。
エルザは近くにあった椅子に座り、ゆっくりと目を閉じた。
(負けた...真っ白にな...)
明○のジョーのように白くなったエルザは動かなくなった...。
見兼ねたサクラがエルザの顔とケーキを交互に見比べ、ケーキをエルザの前に差し出した。
「あの...よかったらどうぞ?」
「...いいのか?」
色素のないエルザだがサクラがこくりと肯定を表すと一瞬のうちに色素を取り戻し、サクラとエルザの奇妙な友情が芽生えたのであった!
回想終わり
〜〜
「というわけです」
子供か!と盛大にツッコミたい気持ちがあったがそこがエルザの女の子さというのは原作で知っている。
グッと喉でこらえて何食わぬ顔して話を戻した。
「そ、それでエルザは何をしに?」
「ナツとルーシィがS級クエストに行ってだな...」
「あぁ...やっちゃったんですね」
俺の知らない間でガルナ島編が始まっていたのか...という事は今頃グレイも拉致られている...。
「あのエルザさん。S級クエストって何ですか?」
「二階にあるS級魔道士専用のクエストでな...一階に置いてあるクエストより遥かに難しいクエストだ」
「モン○ンの下位、上級、G級みたいなもんだ」
「○ンハンって何ですか...?」
おっとこの世界にはなかったんだった。
つい口から出てしまった。
「とまぁあの馬鹿がやってくれたんでな...連れ帰るのを手伝って欲しかったんだが...」
「「だが?」」
エルザの目がふと斜め下に動いた。
その視線の先を見てみるとサクラの腰にかかっている一本の木刀。
「サクラ、お前は自分の剣を持っているのか?」
「え?今のところはこれですけど」
銀○の銀さんのような木刀。
俺がそこら辺の店で買って来た木刀である。
260Jだった。
エルザはふーむと顔を悩ませる。
てっきり俺たちをガルナ島に連れて行くのかと思ったが違うようだ。
「ジョニィ、二つ私からの依頼を頼んでくれないか?」
「まぁ凄い怪物倒しに行けとかいうのなら無理ですけど、簡単なやつでしたら」
「そうか。ならまず一つ目は──」
エルザの真横にゲートオブバビロンみたいな穴が空き、そこから剣と鎧が滝のように溢れ出た。
その数ざっと100を超えている。
「この鎧と剣を修理に行ってもらいたい。お金は出すから安心しろ」
「これ全部使ったんですか...」
炎帝の鎧やら、海王の鎧、はたまた知らない鎧や剣。
「S級クエストで少々傷ついてだな。それにジョニィ、お前との戦いで金剛の鎧が危うく壊れかけたんだぞ?」
「うっ」
それ言われちゃ何も言えねぇぜ!
「そして二つ目だが...サクラ、剣を作ってこい」
「ふぇ?私ですか?」
「そうだ。剣というのは早いうちに握らなければ慣れないからな」
一理あるな...俺も神様から貰った刀に慣れるまで時間かかったし。
「そうだ。修理しに行くのはいいんですけど何処に行けばいいんですか?」
「マグノリアを西に出て真っ直ぐにあるパークストリートと呼ばれる地域にあるハートクロイツという店だ。パンクストリートは武器の街でな...そこでサクラの剣も打ってもらうがいい」
「パンクストリート...なるほど、そう来たか」
「?」
サクラは?マークを浮かべて俺を見たが何を思ったかは恐らく分からなかっただろう。
パンクストリート。
それはRAVE2巻から3巻までかけて書かれていた物語に出てくる街だ。
プルーやエドラスエルザが使っていた魔槍テン・コマンドメンツが登場したことからフェアリーテイルとRAVEの関係は浅くはないのだろう。
と言ってもダークブリングと呼ばれる強力な力を与える代わりに破壊衝動に襲われる石はないのだが...。
さて、ここでパンクストリートの話をしよう。
パンクストリートにはムジカと呼ばれる有名な鍛冶屋がいる。
どうせサクラの剣を作るならムジカにしようというのが俺の計画である。のだがRAVEの方だと爺さんだったからなぁ...作ってくれるかが心配である。
「ま、行ってからだな」
エルザの鎧を一時的に俺の換装の空間にいれ、エルザから貰った金も財布の中にしまってある。
「アルさーん!準備出来ましたよー!」
「おう、今行く」
いつも通り元気なサクラに返事を返し、面倒ながらもパンクストリートへと行く汽車に乗るのだった。
ちなみにフェアリーテイルの2代目のマスターを倒しに行く時、ハッピー、シャルル、リリーは別行動を取るのですがリリーがデッカくなる剣を俺のものにすると行ったページの左下に「ムジカの剣高かったのに」と敵が言っていたりする。
そういえば謎のヒロインXオルタがFGOに追加されるらしいのですが運営は何を考えてるんだ...石がねぇんだよ。くれ!