まぁ僕貰いましたから...マジで。
というか今日はごちうさのリゼの誕生日ですね。
つまりはRR-ライズファルコンも誕生日ということ...
今回は結構ご都合主義みたいになっていますが許してください。
あと評価9ありがとうございます!
「そういえば...」
カァンカァンと金槌が鉄を打つ音と炎がバチバチと鳴るだけの空間、暇なので俺はルシアに話しかけていた。
「あのサクラに渡した剣って何処から出したんだ?手に持ってなかっただろ」
「あんたよく見てるね...まぁ教えても意味ないけど教えてやるよ」
「助かる」
剣を水で冷やし、座る向きを変えて俺の真正面になるように座る。こういうところは結構優しい。
「私の祖先は竜だ。剣を司る竜、剣竜グラディウス」
「まさかその力を?」
「だと思うんだけどね...」
そう言いルシアは手を前に出した。
青い光が手の中に集まり、ゆっくりとだが剣に似た形になり、最後には一本の剣となった。
完全にアレだ。アイアムザボーンオブマイソード的なあれだ。
「剣竜グラディウスは無から剣を作り出し、剣と共に歩んだ竜。そこにジョニィ・アルバートと呼ばれる人間が結婚したことで生まれたのが竜人」
「...ということはさっきサクラに渡した剣は」
「あぁ、私が作ったのではなく生み出したものだ」
「なるほどねぇ...」
竜と人が結婚して竜人が生まれるものなのか...?
というかエクスカリバーとアヴァロンを接合させるあの行為はどのように行ったのだろうか?
と様々な疑問が残るが当然分かるわけもない。
「さて、と...暇なんで体でも動かしてくるかな...」
「プーン」
「メルお前も行くか?」
「プーン!」
メルを頭の上に乗せ洞窟の外に向かう。
洞窟の壁際に眠るサクラに目をやると、以前変わらないまま目がヤンデレ状態だった。
「早く戻ってこいよ」
頭をポンポンと軽く叩き洞窟を後にする。
これに限っては俺にはどうしようもない。
これはサクラの問題なのだ。ここで負けるのならば所詮はその程度。この先生き残れない。酷いと自覚しておるが俺はそう思うのだ。
でもまぁ...
こいつがいなきゃ俺も暇だしな...。
はっ、これって...恋?(違うような気がする)
「どうした?その程度か?」
「ハァ...うっ...!」
56回目。
ただひたすらに真っ白な世界には2人だけが存在し、55体の肉塊が足元の水より下に浮かんでいた。
それらは全てサクラだった。
55人のサクラは骨を折られ、斬られ死んだ。
青く輝いていた水は何回目からか真っ赤な血の色になっていた。
56回目もその道を辿りそうになっていた。
肩から袈裟に斬られ傷口は内臓まで達し、右肘の骨は砕かれた。
精神世界なので痛みはないが、酷く麻痺しているような気分だ。
大量の血を失ったためか目の前がボンヤリと揺らぐ。
「まだ...です...!」
「そうか」
剣を構えたジョニィ。
その目にはただ殺意しかない。
55回も殺されたので分かる。
なくなりそうな意識を体に封じ込め、剣を支えに立ち上がるが全く力が入らない。
「見てられん。やり直せ」
剣が振られ、首が飛んだ。
60回目。
ジョニィの剣を振る速さは当然ながらも速く、重い。
サクラも負けないように振っているが余裕を持って弾き返される。
「何でこんな簡単に...!」
「分からないのか?」
ブンッ!と虚像を残しながら迫る斬撃を防げないと分かったサクラは、屈みこむことで凌ぐ。
「──そこだ!」
千載一遇のチャンス。
完全に勝利を確信した。
しかし油断は時に不幸を招く。
「──甘い」
踏み込んだ足が着地する寸前に足を払う。
柔道で″燕返し″と呼ばれるカウンター技だ。
よほどの達人でなければ成功しない技ではあるが、成功すると100%と言ってもいいほど相手はよろける。
もちろんサクラも体の体勢を崩してしまい狙いが外れ剣はジョニィの頬を少し裂くだけだった。
「まだまだァ!」
これを逃すわけには行かないというサクラの心が足を動かした。
崩れる足を横に踏み出すことでバランスを取り直し、そこからの袈裟斬り。
回避は不能な距離。しかし相手は精神世界とはいえどもジョニィである。魔法より武を知り得たジョニィにとってこの程度の攻撃など文字通り朝飯前なのだ。
「──フン」
剣ではなく、手を伸ばしサクラの腕を内から抑えつけ、そこから流れるように手首の関節を取り、一気に極める。
そのまま押し倒すように前に移動すると肘、肩の関節も極まり地面に倒された。
「何で...⁉︎」
「お前の剣は軽い。だからこんなにも簡単に倒される」
「・・・どういうことですか?」
「剣とは単純な力や強さで決まるものではない。想いの力がなければただのハリボテだ」
想い。剣に何を込めるか。
それがサクラにはない。
「──もし俺に勝ったとしてもそれがなければお前は偽物だ」
72回目。
サクラは何のために剣を振るうか分からなくなっていた。
(私は...何を目指しているんだろう...?)
攻撃を受けながら考える。
片腕が切り落とされたが思考は消えないままだ。いや、元より60回目から彼女は戦うことはやめている。
ただ自動防御に徹しているだけなのだ。
しかしそんなものはジョニィには通用しない。普段ならしないが弓を射るように大きく腕を引き、飛び出した矢の如く腕を前方に突き出す。防御するも剣を砕かれ、自らの身も砕かれた。
88回目。
答えは見えない。
暗闇の中を歩いているようだった。
「...何で、私は」
「...過去を振り返れ。剣を握ったきっかけは何だった?」
「剣を握ったきっかけ...?」
ジョニィは剣を下ろしていた。
諭すように言う言葉はサクラの中で反響する。
「何かを守りたい、誰よりも強くありたい。そんなものでいいんだ」
「アルさんはあるんですか...?」
純粋な疑問だった。
あんな気怠気でいつも本気を出してないような師匠にもあるのか、と。
「俺はお前が作り出した幻。答えは分からんがきっとあるだろうさ。じゃなきゃあんな目は出来ない」
「・・・」
「さぁ、お前の番だ。お前は何を望む?」
思い出すのは月下に黒く輝く刀を持った景色。
100人を相手にし無傷で1人立っているのはとてもかっこよくには見えない男だ。
上下にジャージ、ボケーっとした目。
片隅で縛られていたサクラに赤く光る双眸を合わせた。
″大丈夫か?サクラ?″
魅せられていた。
その剣に、強さに、速さに。
ただ生きるためだけに追求されたその剣に酷く目が虜になっていたのだ。
「はあぁぁ!!」
「──っ!!」
剣を振るう。
ジョニィの剣とサクラの剣がぶつかり合った瞬間、爆発じみた衝撃が起こった。
ジョニィは驚いた顔をしていたが、すぐに分かったのか笑みを浮かべた。
「見つかったか?」
「はい。私は──」
あの姿を見るだけでは想いは止まらない。
ならば横に立てる存在になろう。
「──あの人の横で並べる存在になりたい」
「そうか。だがそこ前に俺を倒さなければならない。殺す気で来い」
「言われなくても...88回分のお返しです」
99回目...
「うっ...!」
「惜しかったな...が、俺の勝ちだ」
互いに譲らない戦いだった。
その証はお互いの傷に現れ出ている。
今まで傷を負わなかったジョニィだが至る所に傷口がある。
サクラも傷があり数を見ればジョニィよりも多い。
「まだ...まだ...!」
立ち上がるサクラ。
剣を平晴眼に構える。
手足は斬られてないが出血が酷い。
故にこの一撃に全てをかける。
「行くぞ、サクラ・アガートラム。この一撃手向けとして受け取れ」
「そのセリフそのまま言い返してやりますよ」
空気が震えた。
ジョニィが最速の一撃で迫る。
今のサクラにそれを迎撃する手段はない。
ならば今を超えろ。
その心に反応するように、サクラの手首から肘にかけてまで桜色の模様が現れた。
それの同時に心の中で何かの声が響く。
──アガートラムの神域を一部解放します。
「───桜花七閃、一ノ型」
莫大な知識が頭の中に入ってくる。
まるで元から知っていたかのような奇妙な体験だった。
剣士、リンネ・アガートラムが生み出した相手の攻撃を活かすことで、2倍3倍にして相手に返す究極のカウンター。
逆刃で相手の剣をいなすと同時に、相手の威力を自身の刃に乗せ、更に自身の速さで上乗せされた回避不能の技。
「───天空桜」
下から上へと跳ねあげられた刃はジョニィの体に直撃し、風に煽られ空に舞い上がった桜のように打ち上げられた。
すごーい!君は剣でぶちのめしていくのが得意なフレンズなんだね☆
けものフレンズ見たことないけど確かこんな感じだったような気がする。
NEW SKILL!
桜花七閃一ノ型-天空桜...リンネ・アガートラムが使った一撃必殺のカウンター。相手の攻撃をいなし、攻撃をいなすと同時に相手の力を利用し強烈な一撃を下から上に叩き込むことで相手は風で舞い上げられた桜のように吹っ飛ぶことが名前の由来。
この作品のオリジナル技であり、七閃とかいって「7つ技があるのか!」と思わせておきながら桜花七閃の技が出てくるのは多分これだけである。
リンネ・アガートラム...詳細不明
ご都合主義ですみません...早く幽鬼の支配者編のところに行きたいのです。