Lv.0の魔道士   作:蓮根畑

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2、3話ぐらいジョゼ(ゲーティア)戦しようと思ったけど早く進めたいので一話でぶっ飛ばします。


33 人の力

 

 

 

 

「「火竜の──」」

 

肺に酸素を大量に取り込み、火の魔力を収束させる。

相手はゲーティア。油断も隙がない故にいつも以上の本気で戦う。

 

 

「「──咆哮ッッ!!」」

 

 

俺とナツの口から同時に周囲を焼き尽くす炎が放たれた。

二つの炎は一つに重なり規模と威力を倍になっている。

更に俺は腕を前方に伸ばし風魔法を発動させた。

 

「──真空の翔破(メル・フォース)!!」

 

前を疾る炎に強風を後ろから叩きつけることで更に炎が舞い上がった。

元の四倍はあろうかという炎の群勢。

それを前にしてもゲーティアは動かない。

 

「──擬似魔装 ヴィネア」

 

 

ジョゼが空中に手を掲げると周りの水蒸気が収束し、巨大な水の塊になった。

更にジョゼが手を前にすると水が細長くなり、先端が針のように鋭く、そして回転していた。まるで水のドリル。

 

「──水神の風槍(ヴァイネル・サーソス)

 

ドッ、と激流の槍が炎に直撃した。

ナツほどの魔道士ならば水程度蒸発するのだが、ジョゼの放った水の槍は容赦なく炎を消化させた。

それどころか炎を貫き離れた俺たちも水の槍に巻き込んだ。

 

「ふざけた能力だな...!」

「まだまだこれからだろ!」

「分かってる...!」

 

ナツの手に炎が灯る。

俺は拳を強化し、ラビットステップを足だけに発動させた。

 

 

「──来るがいい。悪魔に保持者よ」

 

 

こいつ原作始まったばっかなのにそんな物語の核心をいうか⁉︎

というか俺のこともバレてる!

やっぱりゲーティアを魔装してるせいで分かるのか...

 

「けど...んなもんどっちでもいい!」

 

地を蹴り、一瞬でジョゼの間合いに入り込む。

ナツも数瞬遅れで俺の横に並んだ。

 

 

「おぉ...!」

 

拳と脚を使い分け逃げる隙もないほど早く叩きつけるが片腕で全て捌かれる。ナツも俺と同様全て捌かれていた。

魔装した事で所有者に圧倒的な力をあたえるせいで体術の力も上がっている。

 

「火竜の鉤爪!!」

「擬似魔装 ダンダリオン

七星描く虚像の星(ダンテアルタイス)

 

 

ジョゼの体の前に星座のような魔法陣が現れ、ナツの足は吸い込まれるように魔法陣に入った。

次いで俺の目の前に星座のような魔法陣が現れそこから炎を灯した足が現れた。

 

「うぉ⁉︎あっぶねぇ!」

「何だこれ⁉︎」

「ダンダリオン...空間移動のジンだ」

 

こうも何個も使われたら厄介だ。

こういう奴相手にはまず動きを止めなければならない。

 

 

「アイスメイク──槍騎兵(ランス)!」

 

奇襲ともいえる氷の槍がジョゼを突き刺しそのまま伸び、地面に突き刺した。

俺たちも横を見るとグレイが地を流しながらも魔法を使っているのが見えた。

 

「偶には奴に立つじゃねぇかグレイ」

「はっ、俺はいつも役に立ってんだよ...それに比べてお前はやられてばっかりじゃねぇか」

「んだとゴラァ⁉︎」

「やるのかアァ!?」

「こんな時に喧嘩すんな馬鹿!」

 

いつも通り過ぎて頭痛がする。

二人が胸ぐらを掴み会った瞬間グレイの作った氷が大破し、中からジョゼが起き上がった。

 

「奇襲とは言え私に攻撃を与えるとは...褒めてやろう」

 

グレイの氷なんてまるで食らってなかったかのように無傷。

 

「はっ、テメェなんかの褒め言葉なんかいらねぇよ。それに俺一人じゃねぇからな?」

「何?」

 

銀の光がチカッと輝いた。

ジョゼが後ろを確認したと同時に天輪の鎧を来たエルザがすぐそこまで来ており剣を振り上げていた。

 

「天輪──繚乱の剣(ブルーメンブラッド)!」

 

大砲じみた勢いで無数の剣が射出され、土埃を舞いあげた。

 

「そんなものは効かん」

 

ジョゼの周りには木で作られた龍が剣を体で受け止め、唸っていた。

植物と空中の微生物を操るジン、ザガンの能力だ。

 

「そんなものここにいる全員で打ち砕いてやろう」

「散々壊されたからな...ツケの領収書はちゃんと払ってもらうぜ」

 

エルザとナツとグレイと俺の4人。

それでも勝てる気がしないが、おそらくジョゼの魔装が消えるのもあと数分だろう。

それでも倒せなかったら一様奥の手が残ってある。

 

「あいつの能力を一番知ってるのは俺だ...こう言っちゃ何だが指揮させてくれないか?」

「ジョニィあいつの能力知ってるのか?」

「あぁ、流石に全部じゃないけどな。それでもこの中だったらおそらく俺が一番知ってる」

「ならば任せた。──行くぞ!」

 

グレイを除いた三人でジョゼに特攻を仕掛ける。

挟み込むようにナツとエルザが左右を、俺は背後を取り各自攻撃に移行する。

ジョゼが手を左右に開けると星座のような魔法陣が再び現れた。

 

「それに攻撃を当てるな!仲間に当たるぞ!」

「分かった!」

 

俺は空中に飛び上がり強化された脚で踵落としをしたが地中から生えた岩の壁が邪魔をし命中しなかった。

 

「アガレスも使うのかよ...!」

 

ジョゼが空中にいる俺の脚を掴み、ぶん投げた。クルクルと空中で回転するが何とか体制を戻す。しかし追撃をかけようとするジョゼが突進を開始した。

 

「ジョニィ!脚を出せ!」

 

エルザの声が耳に響き後ろを見ると巨人の鎧を着て何かを投げる構えをしているエルザと、その後ろに拳を構えるナツが見えた。

 

「なるほどな...!」

 

脚をエルザの方へと向け、折りたたむ。

ジョゼは10メートル程前。

 

 

エルザの手に俺の脚が当たった瞬間、後方へと行く俺の体は静止し、体にすごい重力がかかった。

 

「ぶっ飛べえぇ!!」

 

ナツの拳が俺を投げとばそうとしているエルザの肘を後押しする事で、異常な速さで俺は前に飛んだ。

写輪眼を発動してなかったら今頃壁に激突していただろう。

そしてこの一瞬だけはジョゼよりも速い──!

 

 

「──オラァ!!」

 

 

グジュ!と不快な音を立て俺の黒い刀が魔装したジョゼの肩を突き刺した。

そのまま真っ直ぐに飛びついでい言わんばかりに顔面をぶん殴った。

 

「貴様アァァ!!」

「はっ!やっぱり使いこなせてないな!」

 

魔装と呼ばれる能力は前に説明した通り金属に宿った魔神の力を一時的に体に纏う能力なのだが、引き出す力はおそらく元の魔神の半分以下だと俺は思う。

更に加えて魔装は1日2日で覚えれるわけではない。使えたとしても初期能力として搭載されているものに限られているだろう。それこそ火や水を出すぐらい。

何故こいつが魔装を使えるのかは分からない。しかしこれだけの人数の魔道士がいるのなら倒すことは不可能ではない。

 

「擬似魔装フェ──」

「フェニクスで癒すつもりか?

そんな隙与えるわけねぇだろ」

 

ゲーティアの背後には已にグレイが潜んでいた。

 

「アイスメイク──氷魔剣(アイスブリンガー)!」

 

空中に浮遊していた氷の剣がグレイを命令を受けて、縦横無尽に飛び交いジョゼの体に突き刺さった。

 

「そういうわけだ...大層立派な魔法らしいが発動出来なきゃ意味はねぇな」

 

隙を与えず、弱点をカバーしながら攻撃を与える。

現段階ではこれが精一杯だが着々とダメージは蓄積されているはずだ。

 

「このクソガキがぁぁ...!」

 

顔に怒りを表したジョゼは手を上空に向けた。

そして光が収束し、一つの光帯となる。

 

「極大魔法──」

 

もうみんな魔力は残ってない。

グレイもジュビア戦の時にかなり魔力を持っていかれたようで流石に地に足をつけている。

 

「流石に俺も限界だ──けどなジョゼ。お前は何か忘れてないか?」

「何?」

 

俺は思わずニヤリと笑みを浮かべた。

全て計画通り。

 

「お前が怒って極大魔法を使うことは簡単に予想出来た。なら後は簡単だ。その隙を狙えばいい」

「貴様何を言って──⁉︎」

 

 

 

 

「──出番だぞ、サクラ」

 

 

 

ジョゼの背後にサクラが瞬間移動じみた速さで現れる。

ジョゼが覚醒する前にサクラに聞いたのだ。

アガートラムの神域と呼ばれるものには全ての技が収納されており、ありとあらゆるものに対して有効な技が発動出来る。

ならあるはずだ。

 

──対神の一撃が

 

 

「貴様アアァァァァ!」

「悪いな、これも戦略なんで」

 

 

 

 

 

「──奥義 神殺」

 

 

銀閃がジョゼを斬りはらい、空に浮かぶ八芒星が金の光を放ちながら空に消えた。

 

 





FGO...幕末のバーサーカーだとかBBちゃんなる者が来るとかやり過ぎだろ...どんだけ課金させたいんだ?
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