Lv.0の魔道士   作:蓮根畑

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遅くなってすいません。
FGOしてました。もう、ね。泣けました。
絶対あの話は全米が涙しましたね。

そういえばマーリンとかいう野郎がピックアップに来てるらしいですが誰ですか?今回のピックアップガチャってベオウルフなのに何だマーリンって...

40連の結果ゴミばっかりだった男の結末。




3 無の極み

 

 

 

 

「凄いわね。ナツと張り合ってるわ」

 

「魔人」 の異名を持つミラジェーンはぽつりと呟いた。

ついさっきギルドに入ったジョニィ・アルバートはミラジェーンの目からみたらお世辞でも多いとは言えない魔力量だった。

おそらく妖精の尻尾ではほぼ最低に近い魔力。

それだと言うのに魔力の塊に近いナツに負けずに攻め続けている。

 

「ジョニィ・アルバート...どっかで聞いたことが...」

 

横に座っていたルーシィが言葉を出しながら何か考え事をしていたのに気付き、審判を放棄しルーシィに質問した。

 

「ジョニィの事何処かで聞いたことあるの?」

「あるような、ないような...でも何かで見たことがあったような...」

 

うーん、と頭を悩ませ続ける。

 

「週刊ソーサラー・・・でも、モデルなんかじゃなかったはず...」

「問題を起こしたわけでもなさそうね。でもあの実力があればマグノリアの格闘大会優勝出来そうね...」

「マグノリア...格闘大会...あぁ!分かった!」

 

それはつい先月の話だ。

各地を回っていたルーシィは月刊ソーサラーを買うために本屋に寄った時にそれを見つけた。

それは決して万人が読むわけではないが、週刊ソーサラーの横にまるで、ジョニィと知り合う運命だったかのように置かれていた。

 

「先月フィオーレ王国全域で行われた格闘大会の優勝者...」

 

ルーシィが表紙に書かれていた二つ名をふと思い出した。

 

「<無の極み>ジョニィ・アルバート...」

 

ちなみにジョニィが優勝した年に開催されたこの大会の選手は、総勢18万人だったとか。

 

 

 

 

 

 

──写輪眼

 

それは俺が特典として貰った異能の一つ。

某忍者漫画の主人公のライバル...名前をバラすとサスケだが、そのサスケの一族である「うちは一族」という血を引き継いだものにしか開眼しない特殊な目だ。

赤の瞳の中に3つの黒の勾玉模様が浮かび上がっている。

その目は体術・忍術・体術の全てを見通す能力を持ち、この目で睨んだ相手を幻術にかけたり、相手の技をコピーすることも可能だ。

 

 

 

とは言えども俺の魔力では5分も持たない。

幻術はお情け程度でかけれるが普通に解かれる。

しかも俺の写輪眼は完成していない。

まだ二つしか勾玉模様が出てないのだ。

しかしそれでも見えるものは見える。

普段の10倍増しくらいに視力が良くなっている。

 

「火竜の──」

 

──喉に魔力感知

 

おそらくブレス。

動きを先読みし、俺の腕はナツよりも早く動く。今の俺は早撃ちで有名なビリー・ザ・キッドに匹敵する...はず。

左手の薬指と親指の先端同士をくっつけ、右手は中指と親指の先端同士をくっつける。

これは指の形によって指定された魔法をつかう簡易魔法術と呼ばれるものだ。

左手の形は風の弾丸を作り出し、右手は水の弾丸。

 

4:6の割合で作り出された弾丸を重ね合わせる。

風と水が混ざり合い、相乗効果を得させる。

確かナルトでもやってた気がするな。

 

「───咆哮!!」

 

ナツの口からさっきの倍くらいある量の火を吹き出す。

それと同時に俺も風と水が混ざり合った弾丸を放った。

竜巻状となった俺の水はナツの火を防ぎ、水蒸気をまき散らした。

白い煙に俺は包まれた中周りを見わたす。

ナツは鼻がいい。だからきっと水蒸気で姿が見えなくても──

 

「火竜の鉤爪!」

 

攻撃してくる──!

背後からの攻撃であったがあらかじめ写輪眼で見つけていたので簡単に対処出来る。

足に炎を纏った状態で振り落とされる一撃を見抜き、半身になり回避する。

しかしカウンターの一撃を叩き込もうとした瞬間、ナツは空中でもう一度回転した!

 

「──二連撃!」

 

咄嗟に腕でガードしたがドッ!と腕から鈍い音がした。

凄い蹴りだ。師範代のイカれた蹴りを何発かくらったことがあるがそれに凌駕する。

というか熱い。やっぱり炎はずるいよ。

 

「くっ...!」

 

ナツの勢いで少し後退する。

目と鼻の先にはナツの拳。

 

「──写輪眼!」

 

ナツの目の前の光景が変わった。

そこにいたはずのジョニィが瞬間移動じみた速さで移動しナツの背後に回っていた。

 

「いつの間に⁉︎だけど──」

 

ナツの拳からボッ!と勢いよく炎が放たれ、空中で体制を変えた。

そして向き合った状態で勢いよくブレスを──

 

 

「──夢は終わりだ」

 

 

ナツの視界からジョニィが消えた。

 

「なっ──」

「そして気付いた時はもう遅い!」

 

 

ナツは死に体。

胴がガラ空きだ。

身体強化、右腕。

ラビットステップ発動。

 

足を地面に叩きつけ力を込め、体に走った衝撃を右腕に一点集中。

拳を捻りながら叩き込む。

 

「──セイッ!」

 

ドンッッ!!

大砲じみた音が俺の拳から放たれ、ナツを大空へと弾き飛ばした。

重力に従いナツは地面に落ち、俺は魔力切れで地面に倒れこんだ。

 

「はは...指一本も動かねぇ...」

 

うぉぉぉ、と歓声が響く中強烈な眠気が襲いかかったのでゆっくりと目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ191号室ね。家賃は月5万!払えなかったら即退去だから」

「怖っ!まぁ払えばいいんですよね。払えば...」

 

ニコニコとした笑顔の割にすっごい怖いこという家主さんに家の場所を教えてもらい、さっそく家の中に入る。

結局あの戦いの後ナツから再戦を申し込まれたり、<無の極み>とかいう変なあだ名みたいなの言われ大変だった。というかナツ元気ありすぎだろ。俺の魔力はもう0よ!

 

「重い...!」

 

クソみたいに重い荷物を引きずりながら階段を上がる。

191号室で1階にあると思わせてまさかの3階である。

そして偶然なのか191。イクゥ!なのだ。野獣先輩...久しぶりに野獣先輩を思い出したな。

やっとのことで3階まで上がり、鍵を開けてようやく家の中に入り込む。

今日は疲れたから整理整頓は明日にしよう。

さて、我が愛しのベットにフライ──

 

「よっ」

「邪魔してるぜ」

「何でやっ⁉︎」

 

当たり前みたいに座っているナツとグレイ。

誰よりも早くベットに潜るつもりだったのに何であいつらが占拠してるのさ。

 

「ルーシィの家はもう行って来たから順番的にジョニィの家になった」

「ところで俺腹空いてんだけど何かねぇか?」

「順番って⁉︎というか人の家無断に入っておいてただ飯要求かよ⁉︎というかまずどうやって入った!」

「いいじゃねぇかそんなこと」

「よくねぇよ⁉︎お前ら絶対これからも俺の家無断に入ってくるだろ!」

「「当たり前だ!」」

 

「そんな時だけ声を揃えるなアァァ!!」

 

こうして波乱万丈の一日を終えた。

二人の胃袋を満たすために持って来た金は空となって...

 

 

 

 

空となったサイフを見つめながら俺はギルドの椅子に座っていた。

 

「こりゃまずい...」

 

やつらが飢えた獣みたいな速さで買って来た飯を胃袋の中に叩き込み、俺は全然食えなかった。だと言うのに俺のサイフは空である。

損しかしてねェ!

 

と言うわけなので来て2日目だが早速クエストに行こうと思うのだ。

取り敢えず昨日の損を無くすぐらいの簡単なクエストでいい。

出来ればアルバイトみたいにチラシ配るとか...まぁないだろうが。

アラシグマ討伐、伝説の薬草採取、黄金の卵の捕獲...etc...

何だこれは...ほとんどモンハンでありそうなクエストじゃないか...

 

「む...」

 

クエストの紙をどかして見つけたのはとある街に度々現れる珍獣の捕獲、または討伐のクエスト。

お手頃な値段で丁度いいし、なんと向こうの街についたら宿泊用の宿と飯が付いてくるだと...?

中々いいじゃあないかぁ...(ジョジョ風に)

 

「これだな。よし、早速荷物まとめて行くとするか!」

 

一人ギルドの看板にてグッと拳を握り締める俺であった。

目指せ!無くした金と来月分の家賃!




オリジナル魔法

ラビットステップ...魔力を風の属性に変化させ、足に集めることで風の爆発を生み出す。主人公であるジョニィが使うと全速力の3倍は出る。

簡易魔法術...指の形で指定された魔法を撃ったり、壁にしたら出来る。分かりやすく例えるなら映画「BORUTO」にてボルトが使っていた機械。

無の極みと呼ばれる訳はまたいつかと言うことで...
次回はオリジナル回で行きたいと思います。
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