私に物心がついた時・・・周りは水。口には息を吸うためシュノーケルマスクが装着されて、衣服は着て無く真っ裸・・・・。
水の中にいた私は目を開けても水のせいで視界がぼやけるだけで何も見えない。 どうやら私は何かの中に入ってるらしい。
水の中から出たのは・・・覚えてない・・。どうしてだろう?
そして、水の中からでた私の目の前にいたのは1人の男だ・・。
身長は180を超え、髪は銀髪で端正な顔つきをしてる男だ。
その男はビショ濡れの私に対して白い布を渡してくれた。
「これで濡れた体を拭け。」
男は私にそう言う。私は男の言うとおりその白い布で濡れた体を拭く。
拭き終わって、次に渡されたのが白い薄い生地の履くものだった・・。
「これを履け。」
そう言われたので、私はその白い薄い生地の履き物を履いた。
そして次に渡されたのが、1枚の青白い薄い生地の服だった。
「これを着ろ。」
そう言われたので、私はその青白い薄い生地の服を来た。
そして服を着ると男は背中を向けて
「俺に付いて来い。」
と私に言う。私は言われるがままに男の背中を追って、漆黒が支配してるその空間には、無数に水槽が並んでる。
どうやら、私もこの水槽の中でずっと居たらしい。 男の背中を追ってると沢山の水槽の中には私と同い年の子供が漂ってる。口には呼吸用のマスクをしながら・・・・。
この子たちも私と同じで役目が来るまでその時を待ってるのだろうか?
そう考えながら私は男の背中を追い、その先には明るくてまぶしい入口が私の視界へと入って来たのだ。
明るくてまぶしい入口に入った私が見た光景は驚きばかりだった。
地平線に広がる緑の平原と、上は無限に続く青い空・・。
私は立ち止まり、その光景を口を開けながら眺めてた。
こんな素晴らしい世界に私は生まれたのかとつくづく思う。
「これが我々の暮す本当の世界の姿だ・・・。」
男は私にそう言うと再び歩き出した。
「ここで止まってる暇は無い。行くぞ。」
男は再び歩き出した。
私は男に言われるがままに背中を追う。
さっき私がいたのは丘の上だったらしく、坂道を下る男。私も男の背中を追うために坂道を下る。
柔らかい草がとても気持ちい。そして風が心地よく吹き流れ、私の髪が風に吹かれる。
丘を降りた私は男の背中を追う。
そして果てしない緑色の草原を歩き続ける。でも風が心地よく吹き流れてとても気持ちいい・・。
空は蒼く、白い雲が点々と散らばってる。
こんな蒼くてきれいな世界があったんだ・・・。水槽の中の子供たちも早くあの空間から出て、こんな綺麗な世界へ行ければ、どれだけ幸せな事だろうか?
そう思って歩いて、男の背中を追ってると、突如男は足を止める。
私も止まり、止まってる男の先に有るモノを見た。
男の先にあるのはとても高い崖で、私たちはその崖の頂上にいる。
そしてその高い位置から見えるものが、沢山の動いてる鉄の塊とたくさんの人たちが、何かしらの騒ぎを起こしてるのが分かった。
その光景を見て男は私にこう言った
「この世界を蝕む醜い蛆虫どもだ・・・・・。」
初めての小説ですので、なにかご意見や指摘あると幸いです。