真剣でドラえもんと恋しなさい!   作:塚佐セイ祐_yn

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5/31 ドラえもんをポンコツ狸と呼んで怒らないのはおかしいとの意見をいただいたので若干修正します。


第5話

「てめら動くんじゃねぇ!動いたらこいつの頭を吹っ飛ばすぞ!」

 

 銃声と共に小さい女の子に銃を構えながら、男達4人組が会場に入ってきた。

 

「大人しくしていれば何もしない、我々は政府に対して要求があるだけだ」

 

 その後も連中はなにやらいろいろ喚いている、俺はドラえもんに耳打ちをした。

 

「おれが奴等の機を引いているから、その隙に取り換えっこふろしきで何かと女の子を交換出来る?」

 

「出来るけど、のぶくんも十分気をつけてね」

 

「あぁ任せてくれよ」

 

 そして俺は男達に近づく。

 

「なぁ、もう帰っていいか?飽きちまったよ」

 

 会場中の視線が俺に集まる。

 

「餓鬼が!今の状況分かっていんのか!?」

 

「状況って言うのはその花瓶に銃を向けているって事?」

 

 そう、俺が話しかけている隙にドラえもんの取り換えっこふろしきで女の子と花瓶が入れ替わった。

 

「のぶくん成功だよ!」

 

 後ろを見ると、ドラえもんが女の子を抱えていた。

 

「てめぇら!何してる!?あんなポンコツ狸に化かされやがって!」

 

「ボクはポンコツでも!狸でもない!」

 

 野郎ぉ、俺の大事な仲間を罵倒しやがったな!ムカついた、真剣で潰すか。

 

 

 

 

視点 川神百代

 

 男が仲間に怒鳴った瞬間に会場の温度が下がったのと妙な圧力を感じた。

 

「おいてめぇ…、ポンコツ狸ってのはドラえもんのこと言ってんのか?」

 

「ふむ、あの歳でこれだけの覇気を出せるとは、あやつが自慢するだけはあるのう、じゃが少しばかり短気じゃの」

 

「じじい、あいつのこと知っているのか?」

 

「知っているのはあの子の祖父じゃよ、真田幸隆、名前ぐらいは聞いたことあるじゃろ?」

 

 その名は聞いたことがあった、じじいや九鬼のヒュームと戦える数少ない強者。何度も戦ってみたいと思っていたがじじいは良しとしなかった。

 

「で、その覇気って言うのは何だじじ?」

 

「覇気とは真田家の十八番じゃ、それ自体は鍛錬すれば誰にも扱えるらしいんじゃが、その中でも先天的に才能がなければ使えないのが、いま少しだけ感じている覇王色の覇気じゃ。この覇王色の覇気は覇気の使えないものや使える格下を威圧によって一瞬で気絶させることが出来るんじゃ、さらにこれを鍛えることによって任意の相手のみを威圧することも出来るらしいのう」

 

「じじいは覇気を使えるのか?」

 

「まぁ幸隆とは何度か戦ったことがあるからの、それなりには使えるが、わしらは覇王色の覇気は扱えんかった、あやつの息子らも扱えんらしいからの扱える条件があるんじゃろ」

 

 くっくっく、同年代で私と戦えるのは揚羽さんか乙女さんだけだと思っていたが、面白そうなやつがいたな。

 

 

 

 

視点 真田信繁

 

「餓鬼がなめるなよ!死ね!」

 

 連中の一人が俺に銃を発砲するが、覇気を使える俺には意味がなく、俺は気で強化した手刀で弾く。

 

「無駄だ…、あんた等じゃぁさ天地がひっくり返っても俺には勝てないよ」

 

 俺はとどめに未元物質を出そうと演算した瞬間。

 

「やめい!!」

 

 声の方向を見ると、爺さんとよれよれのYシャツに無精髭、へらへらした顔だが底知れない何かを持っていそうな男が入り口に立っていた。

 

「信繁…、いくら友達を馬鹿にされたからといってそれを出すのはやりすぎじゃ…」

 

 どうやら爺さんには俺が何をしようとしたのかお見通しだったようだ。

 

「悪かったよ爺さん…、それにしてもどうして爺さんがここにいるのさ?」

 

 

「それはこやつが教えてくれたんでの、ちょいと心配なんでひとっ走りここまで来たんじゃよ」

 

 ひとっ走りって…、川神からここまで車で1時間はかかるんだけど…、こいつらが来てから30分経たないぐらいだよ、爺さんどんだけぇ!?

 

「話の腰を折って悪いんですがね、私はあいつらの処理をしても良いですかねぇ?」

 

「おっと悪かったの、そいつらの処理は任せたぞ」

 

「黙って聞いていりゃぁ、手前ら俺らをなめすぎなんだよ!!」

 

 男達が爺さんらに銃を向けたその時、爺さんの後ろにいた男が消えた。

 

―バタン!

 

 次に気付くと男は連中の前に立つが、連中は倒れて悶えていた。

 

「はいはい、話は後で聞くんで黙っててね」

 

 俺には男が何をしたのか見えなかった。しかし見えていた人もいた、爺さんと川神鉄心、ヒューム・ヘルシングの三人だ。

 

「ふむ、流石は埋葬課じゃ手際がいいの」

 

 そう言ったのは川神鉄心だった。

 

「ふんっ!蛇と呼ばれるだけの腕はあるようだな」

 

 さらに不良執事(ヒューム)そう言ったが、俺を含めて三人以外には何が起きたのか分からない。さらに次の瞬間には連中の周りにはスーツの男達がいた。

 

「それでは真田翁、私らはこれで引き上げますわ、こいつらは公安に引渡しときますんで」

 

 そしてまたその瞬間に消える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったく、お前はもう少し精神修行を積んだほうが良いかのぉ」

 

 その後まもなくパーティーは終了し、帰路につく途中で爺さんに説教をされた。

 

「フハハハハゥ!、我、参上!」

 

 なんかうるさいのが来たと思ったら、九鬼英雄だった。

 

「真田信繁と言ったな!友を侮辱されてそれを許さず、友の名誉を守ろうとしたさま、素晴らしかったぞ!」

 

 九鬼英雄、その姿や言葉には幼いながらにもカリスマ性を感じた。すると説教していた爺さんが笑い出した。

 

「かっかっか!九鬼の子倅の言うとおりじゃの、お前さんの名は何じゃ?」

 

「これは、かの真田幸隆殿にそう言って貰えるとはうれしい限りです、我の名は九鬼英雄と申します」

 

 そんなこんなで俺は九鬼家とも親交を持つことになり、この出会いにより英雄の未来が少し変わることになることは、このときの俺には分からなかった。




 どうも作者の塚佐セイ祐です、最新話について意見をいただきました、ここまで勢いで書いてきたので、どのような話にするのかを深く考えていなかったこともあり、今回の意見でもう少し流れを考え直したいと思います。

 なるべく早めに更新したいと思いますので、引き続き真剣でドラえもんに恋しなさい!をよろしくお願いします。
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