俺は檜山風斗。高専に通っている(自称)普通の学生だ。ついさっきまでクソ面倒くさい後期中間テストがあったがそれも終わった。ん?テストの点数?そんなの大丈夫に決まっているわけないじゃないか! ヤバい!また赤点取ったから母さんに説教されるよ、怠いなぁ...まぁ、テストが返って来るまでは自由だ。そう思っていると、
「おーい、風斗。はやくゴッドイーター(2)やろうぜ」
のんきに呼びやがって。こいつは高本和人。保育園からずっと一緒であり、幼馴染というやつである。
「風斗さ~ん、早くしないと置いて行っちゃいますよ?」
こっちの真面目そうで、高専でも珍しい薄緑色の髪をもつ女の子は東風谷早苗という。正直、なぜ高専に来たのかよく分からなかったので理由を聞いてみると、
「風斗さんはガ○ダム知ってますか?ああ、知ってるならいいんです。そのガン○ムをどうしても造りたくてここに来たんです。やっぱりですねぇ、ガ○ダムは・・・(長かったので省略)」
彼女は神社に住んでいて、自分のことを「現人神」だと言っていた。そして何よりも重要なのが、早苗は誰もが認めるほどの美少女なのである。たまにドヤ顔をしてくるが、可愛いのでいつも許しちゃうのである。しょうがないよね。可愛いは正義だからな。
ちなみに住んでいる神社、守矢神社には2人の神様がいると言っていた。本当なのか?
「ごめん、ごめん。で、何のクエスト行くんだ?」
「「マガツキュウビ」」
「Oh...よりによってあいつか...怠すぎんだろ」
「まぁ、この3人だったら余裕ですけどね(ドヤァ)」
と、早苗がいつものようにドヤ顔をしてきた。
「いやそうなんだけどね...あいつHPの上限削って来るから面倒くさいよ」
「石出される前に高火力バレット(メテオとかペンタ)とグレネードを叩きこめば大丈夫っしょ」
「まぁいいか。とりあえず準備して行こーぜ」
~~クエスト終了後~~
「ふぅ、危なかった。あそこで和人がリンクエイドしてくれなかったらリスポーンしてたよ」
「いいって。お、もうこんな時間か」
教室の時計を見ると針は、5時10分を指しており教室にはこの3人以外は帰ったり、部活に行ったりして誰もいなかった。
「今日はもう帰るか」
「そう(だな)(ですね)」
こんな日々が続くと思っていた。しかし、現実は非情である。
俺たちが通っている高専はたくさんの木があり、かなり視界が悪い。しかもその日は運悪く、雨が降っていた。
それぞれが持っていた折り畳み傘をさして歩き出した。
「早く帰んないと大きいのが来ちゃうな~」
そう言った和人だが、俺は何か嫌な予感がした。
その予感は現実のものとなった。
しばらく歩いていて分かったが、今日はやけに大型トラックや工事用の大型車両が多い。確か数日前に土砂崩れが起きたってニュースで放送されてたな。そう思っていた次の瞬間、雨でハンドルを取られたトラックがこっちに突っ込んできた。それはドライバーさんが奮闘してくれたおかげで何とかなった。が、安心したのが間違いだった。
トラックの積荷がこちらに弧を描くように飛んできた。その時は3人とも呆然として見ていたが、真っ先に和人が動き、次に俺が動いた。早苗は大丈夫かと見ると、足がすくんで動けなかった。
「早苗ッ!」
自分のことを気にすることなく急いで戻り、早苗を突き飛ばした。
「風斗さんっ!」
最後に見た早苗は泣きじゃくりながらも俺のほうを見ていて、
「あぁ、これでいいんだ」
そう思った所で俺の意識は無くなった。