極黒のブリュンヒルデ another story 作:ぽん太
初めまして、初投稿になります。
表現も至らない点がたたあると思うのですが、
楽しんでくれたら幸いです。
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少年は、荒廃した建物の中で、ドラシルに語り掛ける。
「やっぱり、俺には無理だ。お前を殺せない。」
すると、ヴァルキュリアのドラシルは自身のハーネストに戻り、
再生を始めた。
「なんで、私を殺さない。」
ヴァルキュリアは低い声で問うた。
「お前は、ヴィンガルフにも見捨てられ、九にも利用されただけだ。
俺は、お前も被害者だと思っている。過去の経緯は分からない。けど、
魔女を救いたい。どんな魔女でもだ。お前の罪は、俺が一緒に背負ってやる。
だから、誓ってくれ。俺に従うと。」
殺伐とした空気の中、静寂を破る聲が聞こえた。
「こんな優しい人が、いたなんて、、、。」
「どうなんだ。藤崎 真子。」
「従う。従う。うれしい。良太好き。大好き。」
そういいながら、真子は近寄り抱き着いてきた。
先ほどの殺気からは考えられないほどの笑顔、村上は
驚きを隠せなかった。
「じゃあ、藤崎。黒羽を探してくれないか。」
「良太、真子って呼んで。」
「わかった。真子。頼むクロネコをみつけてくれ。」
「良太うれしい。名前で呼んでくれた。」
そういうと彼女は笑顔で答えて、空をかけた。
「なんて顔してんだよ。クロネコにそっくりじゃないか、、、。」
彼は独りつぶやき、真子を追いかけた。
◇◇◇◇
「クロネコ---。」「クロネコーー。どこにいるんだーー。」
ガン、、大きな物音が聞こえ、村上はそそくさと音源に向かった。
「クロネコ!」
村上は、建物の隙間に挟まっているクロネコを見つけ、引き上げた。
「クロネコ、しっかりしろ!。目を覚ましてくれ。」
すると、クロネコは目を開けた。
「大丈夫か?」
「大丈夫。」
「はぁー。良かったーー。」
「すみません。あなたは誰ですか。」
「えっ!、、、」
このとき、最悪の予感が彼の頭によぎった。
「嘘だろ。何とか言ってくれクロネコ。俺の名前は? 初めて会った場所は?
誕生日は?、、、、」
そう言いながら、泣きじゃくる。村上を見た黒羽は不思議に
「大丈夫ですか。」
彼女の声も聞こえない程、彼は号泣していた。
空虚な空にただ一人の少年の泣き声が響いた。
◇◇◇◇
「ミーン。ミン。ミン。ミーン。」
「今日は、やけに暑いな。最高気温39度だっけ。」
村上はいつものように、天文台の階段を登って行った。
「誰もいない天文台、、、ちょっと前まではこれが普通だったのにな、、、。」
真子の事件から約1か月がたった。そして多くの人が死に、この天文台から魔法使いたちはいなくなった。
未だに真子の正体は知られておらず、事件は爆弾の大規模誘発ということになっている。
「おかしなもんだ。ここに魔法使いたちがいたのは、ほんの1か月の間だけで、、、
それまでは、ずっとこうして一人で天体観測していたのに、、、。
なのに、、。どうして今はこんなに空虚なんだ、、、、。」
「さて、、、十分待ったことだし魔法使いたちを迎に行くとするか。」
◇◇◇◇◇
街一つが一瞬で無くなったこの事件は重大なニュースとして各地で放送された。
今では、別の事件にトップを譲っている。こうして、人の記憶から風化していくのだろう。
そして今魔法使いたちは、、、。
「おかえり。村上ーー。どうやった⁉」
「ああ。なにも問題ないと思う。」
「おかえりなさい。村上君。」初菜は優しく微笑んだ。
「おかえり、村上。」佳奈は相変わらず不愛想だった。
「おかえりなさい。良太。」真子は抱き付いてきた。
「おかえりなさい、、、、。」やはり黒羽の記憶は戻らなかった。
「みんなに言っておきたいことがある。用心してあれから一か月間様子を見たが、
天文台には誰も来なかったし監視されている様子もなかった。だから天文台に
魔法使いたちがいたことは九のところで情報が止まっていたと考えていい。
つまり、もう外出してもいいだろう。」
「それと小五郎、かくまってくれてありがとう。」
「気にするな、恩は返してもらっているからな。」
いまでこそ、笑顔でいるが、カズミも一度死にかけている。それを初菜が再生の魔法で
蘇生させたらしい。そして、溶けた初菜を背負ってカズミが逃げてきた。
真子においては、戦い後から、村上に懐いている。
「これから、どうなっていくか内心ふあんだらけだな、、、」
村上は独りつぶやいた。
楽しんでいただけたでしょうか。
原作をお読みの方は分かりやすかったと思っています。
思い付きで書いているので、定期連載というわけには行けませんが、
頑張っていこうと思います。