アニメのように時間軸をあわせて進行したいと思います。
キース調査兵団団長率いる調査兵団は、遠征を終え壁の中に帰還しようと馬を走らせていた。
今回の遠征でも成果はなく、多くの兵士達を犠牲にしたことをキースは悔やんでいた。
馬を走らせること、数十分。調査兵団の皆の視界に壁が見えてきた。
そこまで来ると皆、安堵の声を漏らす。
しかし更に馬を走らせると、それは見えてきた。
巨人が複数。5m級が2体に3、4m級が1体だ。
エルヴィン(以下エル)「前方に巨人複数確認!!」
キース「攻撃班戦闘準備!!きっとこれが最後だ!力を振り絞れ!!」
そう声を張り上げ味方の士気をあげる。
更に馬を走らせれば妙なものがキースの目に映った。
キース「あれは……巨人? それにしては小さい2mにも満たない…1m級か?」
エル「団長!! あれは、あれは人間です!!」
そう、それは今にも巨人に食われようとしている人間の子供だった。
キース「攻撃班立体機動に移れ!! あの子供を助けるんだ!」
幸いにもそこには木々が存在し、立体機動には打ってつけの場所だった。
攻撃班は立体機動を巧みに駆使し5m級2体を葬る。
残り3m級が1体という所でその巨人は子供に噛み付こうと身を乗り出す。
キース「攻撃班急げ!! 何をしている!!」
キースがそう急かすも攻撃班は間に合わない。
巨人は子供の小さな上半身を丸呑みにする。
誰もが間に合わないそう確信した。
「やめてよ……」
誰ともわからぬそんな小さな声がした。気がした、に近いかもしれない。
次の瞬間には誰がそれを言ったのか分かった。
子供を食らった巨人の顎が張り裂ける。
「痛いのは…嫌いなの」
巨人の唾液塗れの、男女判断付かぬ髪の長いその子供はそれを皮切りに倒れる。
すぐに攻撃班が3m級のうなじを削ぎ落とし、子供の身柄を確保する。
キース達も現場に駆けつけ、子供を食らおうとした3m級の亡骸を見る。
口が裂け、顎が外れ、裂傷はうなじにまで届きそうだ。
エル「まさか…これをこの子供が腕力だけで!?」
キース「そのまさかだろう……こんなことは大人でもできはしないがな…」
エル「この事は報告するおつもりで……?」
キース「いや…このことについては私が一旦預かろう。
総員! 馬に乗れ!! シガンシナ区へ帰還する!!」
*
エレン「調査兵団が帰ってきた!! 正面の門が開くぞ。行くぞミカサ。英雄の凱旋だ!!」
エレンたちは走り出し、調査兵団の通過する通りに来た。木箱に乗りあがり、英雄達を見る。
皆一様に怪我をし、顔色も悪い。そこでエレンは荷馬車に乗るものを見た。
エレン「子供…?」
毛布に包まり、顔を隠すようにしていたが、確かにそれはエレンと同じ年頃の子供だった。
エレン「ミカサ……今子供が居なかったか?」
ミカサ「調査兵団に子供がいるわけない。きっと気のせい」
エレン「いや…今確かに」
もう一度視線をやるが荷馬車は通り過ぎみれなくなっていた。
ミカサ「気のせいだよ。もう行こうエレン」
*
目を覚ませば、見知らぬ天井と暖かなベットが体を包む空間だった。
体を起こせば窓の外から町を眺める男性の姿が目に入る。
彼はボクに気づき、優しく微笑みかけた。
キース「おはよう。よく眠れたか? ここは私の家だ」
コクン
キース「そうか…それはよかった。壁を破られたときは騒がしかったんだがな…3日も立てばある程度の落ち着きを取り戻した」
3日……ボクはそんなに寝ていたのか。
キース「今は非常事態だが色々と君に聞かなければならないことがある」
コクン
キース「君はどうして壁の外にいたんだ?」
フルフル
キース「分からないのか…」
コクン
キース「君は男女どっちなんだ? どちらとも判断しづらい見た目をしている」
フルフル
キース「分からないのか? まぁいい。君の名前はあるのか? 分かるか?」
一瞬頭がズキリと痛む。
覚えている、ボクはボクの名前を。ボクのそう呼んでた人がいることを。
「……リン。リン・アグネスタ」
ボクがしゃべると彼は驚いた顔をする。喋れるとは思わなかったのだろうか。
キース「リン…リンか。そう言えばまだ私の名前を言っていなかったな。キース・シャーディスだ」
「キース…」
キース「そうだ、なんなら父親の代わりとも思ってくれていい。
話は変わるが、リン。」
「?」
キース「訓練兵にならないか?」
これにて主人公は訓練兵になります。
詳しい描写はありませんでしたが、主人公の眠ってる間にキースはエルヴィン達と相談し、訓練兵になった彼(彼女?)を観察するという設定です。
性別があやふやなのはあとで面白いことができそうだからですねw
さてでは次回予告です。
*
学校に入学した主人公と104期メンバーたち!!
エレンとミカサを筆頭としたラブコメディが…今ここに始まる!!
主人公は男なのか女なのか!? それとも男の娘なのか!?
次回明らかに!!
※嘘です。