やはり俺がフェンリル極東支部にいるのは間違っている。   作:水無月ゲンシュウ

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第十三話 違和感

 サクヤは自室でリンドウとの思い出を邂逅していた………

 

「おーいサクヤ…いるか?」

 

「もうさんざん言い飽きたけど…せめてノックぐらいしてから入ってきてよ!」

 

「あー、わりぃわりぃ」

 

「どうせ私の分の配給ビール目当てなんでしょ?いっつもすぐ飲んじゃうから…」

 

「ハハッ、いいじゃんか、どうせお前飲まないんだしさ。何ならアレと交換するか?新型のジャイアントトウモロコシと!」

 

「いやよー!」

 

 ふとその会話で思い出す。配給ビール……サクヤは冷蔵庫を開け配給ビールを手に取る。

 

「何これ…」

 

(配給ビール、とっといてくれよ…)

 

 ふとリンドウの言葉を思い出しターミナルで落ちたディスクを調べる。

 

「腕輪認証がかかっている…リンドウの…?そもそもあの日は…イレギュラーが不自然なまでに多かった…指令情報との食い違い…アリサの様子もおかしくって…あ…あの日のミッション履歴が消されている?どういうことなの、リンドウ…」

 

 一方そのころ八幡はというと…

 

 いやーなんで俺が報告書を書いて、その上サクヤさんにアリサの容態伝えなくちゃいけないんでしょうかね……休みてぇ…

 

 …今日も人類のためにゴッドイーターをしていた。けがもしていたが、背中に集中していたのは気にしないであげてほしい。

 

「サクヤさん、すいませんお伝えしたい子があるんですが…返事がない…仕方ない、失礼します…」

 

「はっ!」

 

「…スンマセンあとでまた来ます」

 

「イヤなんで帰ろうとしてるの!?」

 

「いやなんかお取込み中だったようなので…」

 

「誤解を招くような言い方しないの!」

 

 八幡はサクヤにアリサの容態について話した。

 

「…そう、アリサが…教えてくれてありがとう。それにしても、触れるだけで気持ちが通じ合うなんて、新型どうしの能力なのかしらね…おねがい、しばらくは彼女の傍にいてあげて」

 

「うす」

 

 部屋を後にすると新しい任務が入れられていた。

 

「クアトリガですね!この辺りでは珍しいアラガミですね!」

 

 …あのー竹田さん?なんで新人の俺にそんなにやたら珍しいアラガミの任務を当てるんですか?あれですか?この前、大森さん焚きつけたのが気に食わなかったんですか?

 

「どうかしました?」

 

「…いえ」

 

「あ、アリサさんのお見舞い、行ってから出撃してくださいね」

 

「え…なんでですか?」

 

「わかりましたか?」

 

「…ハイ」

 

 そういうわけなのでアリサのお見舞いに来た。

 

「あ…サクヤさん……こ、こんなところに、何しに来たんですか?」

 

「大丈夫、あなたを責めにきたわけじゃないわ」

 

「だったら…」

 

「話を、聞かせてほしいのよ。その…あの日あの瞬間あなたに起こったことを。本当は、あなたがしたことはまだ納得できない。でも、だからこそ、そこにある違和感が何なのか知りたいの…昔の話は聞いたわ…辛いお願いをしているのは、承知の上よ…」

 

 なにか言いたげな目線で、アリサがこちらを見てきた。いや悪いとは思ったけどさ、やっぱ権力には逆らえませんでした…

 

「…私が定期的にメンタルケアを受けているのはご存知ですか?」

 

「ええ、知っているわ」

 

「両親を殺されてからの数年間、私は精神不安定な状態で病院生活をしていました…でもある日、フェンリルから『新型』適応候補者として選ばれたと連絡が入って…それで、それまでの病院から無理やりフェンリルの附属病院に移送されたんです」

 

「そうだったの…」

 

「いえ、いいんです。新しい先生は良くしてくれたし、これで両親の敵が討てるって思ったから…それからは、症状を薬で抑えながら、敵のこと…戦い方のことを、勉強しました。フェンリルにいた新しい先生は、とってもやさしかったんです。この極東支部にも一緒に赴任して来てくれて…」

 

「その先生は、今もアナグラにいるってことね」

 

「…はい、皆さんも知ってるオオグルマ先生ですよ?」

 

「……そう、ごめんなさい、続けて?」

 

「メンタルケアを続けながら、先生が教えてくれた両親の仇のアラガミをずっと探していました…極東支部エリアにそいつが出没するっていう情報をもらって、絶対に探し出してやるって思いながら赴任して…やっと見つけたと思ったのに…何故かわからないけど!あの瞬間、私の頭の中で『リンドウさん』がその仇になってて!!気が付いたら彼に銃を……!」

 

「無理をさせてごめんね。ありがとうアリサ…また来るわ」

 

「…私…どうしたら…」

 

 俺はまた彼女の頭を撫でた。小町を撫でていた時のように…

 

 肝心の戦闘シーンはって?馬鹿言うなとてもじゃないがあんな恥ずかしいところ、見せられるわけないだろ。

 

 ~回想~

 

「あれが…クアトリガ…かっけぇ!うひょぉぉぉおおおお!!」

 

「「「………」」」

 

「本物のミサイル飛ばすのか!すげー!」

 

 …柄にもなくついはしゃぎすぎてしまった。恥ずかしい…

 

 この日は比企谷八幡の黒歴史に新たな一ページを刻んだ日となった……

 

 

 




戦闘描写がうまく書けない……最大の見せ場なのに…
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