やはり俺がフェンリル極東支部にいるのは間違っている。   作:水無月ゲンシュウ

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第六話 新型と旧型 

 今回は新型二人とリンドウさんとの任務、『グリーンン・サラブレッド』に行くことになった。シユウ二体の討伐である。

 

「お……今日は新型2人とお仕事だな、足を引っ張らないように気を付けるんでよろしく頼むわ」

 

 毎回思うが相変わらずいい加減だなこの人。ベテランであるが故の余裕、だが油断はしていないところが、この人が皆に信頼されている理由なんだろうと思う……このままこの人についていけば俺が求めているものにたどりつけるのかもしれない。

 

「旧型は旧型なりの仕事をしていただければいいと思います」

 

「おいおい、いい加減で適当な人かもしれないが一応上官なんだからその言い方はないだろ。それにこの人にせっせと働いてもらえば俺は頑張らなくて済むしな」

 

「……なんでこんな人が私と同じ新型なんでしょう。ドン引きです」

 

「……はっは、ま、せいぜい期待に沿えるよう頑張ってみるさ」

 

「キャア!!」

 

 リンドウさんがそう言いながらアリサの肩をたたくとアリサは悲鳴を上げその場から飛びのいた。

 

「……ずいぶんと嫌われたもんだなー」

 

「あ…す…すみません!なんでもありません、大丈夫です」

 

「フッ…冗談だ、んー……そうだなあ、よしアリサ混乱しちまったときはな、空を見るんだ。そんで動物に似た雲を見つけてみろ、落ち着くぞ。それまでここを動くなこれは命令だ。そのあとこっちに合流してくれ、いいな」

 

「な、何で私がそんなこと……」

 

「いいから探せ、な?よし先に行くぞ」

 

 そういってリンドウさんは行ってしまったので俺もそのあとを追いかける。

 

「一つ聞いていいっすか?」

 

「お、なんだ?」

 

「アイツに飛びのかれたとき……正直どんな気持ちでした?」

 

 これは俺も小さいときに経験がある。前を歩いてた少女がハンカチを落としたのでそれを拾って渡してあげたのだが、俺の顔を見たとたん悲鳴を上げて逃げて行った。あの時は一週間ほど寝込むくらい落ち込んだものだ。

 

「……正直心にささったな……まあどうもアイツもいろいろワケアリらしい。まあこんなご時世、皆いろいろな悲劇を背負ってるっちゃあ、背負ってるんだが……同じ新型のよしみだ、あの子の力になってやれいいな?」

 

「……まあいいっすけど、俺多分アイツに嫌われてますよ?」

 

「うん?そうか?見た感じあいつが自分から声かけんのはお前さんくらいだぞ?」

 

 動物を見つけたアリサと合流後、戦闘に入る。基本的にリンドウさんが前衛、アリサが後衛をするので俺は遊撃を担当した。積極的に捕食を狙い、アラガミバレットをアリサに3対1の割合で渡した。あいにくショートブレードはシユウに対して相性がよくないので、前衛にはあまり出なかった。

 

 特に何の問題もなく、強いてあげるとすればあいつからの誤射が8発あったことぐらいで戦闘が終わり、アリサが俺に近づいてきた。もしかしてさっきの誤射を誤りに来たのか?

 

「比企谷さん、なぜ私に多くバレットを多く渡すんですか?」

 

 ……どうやら違うようだ。しかも若干不満そうに聞いてくるのがまたなんともいえない。

 

「あーそれはだなリンドウさんに3つ渡したところで上がる能力は大して変わらん。それに対してお前はバレットを発射できんだろ?それだけだ」

 

「そうですか……あとちゃんと前衛に出てください。突然いなくなってるとこっちもフォーメーションを変えなくて迷惑なんです!」

 

「いや前衛はリンドウさんだけで足りるだろ……」

 

「それとこれでは話が違います!」

 

「いやどう違うんだよ……」

 

 新たな新型は、俺が想像しているよりもはるかにめんどくさいようだ……




今回は戦闘描写に挑戦してみましたが・・・慣れないことはしないほうがいいですね。大部分がカットになりました。感想お待ちしております。
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