ある日………………
私、古明地こいしは紅魔館で行われる宴会に、お姉ちゃんと一緒に参加していた。
「お姉ちゃん、地上の料理はおいしいねー。」
「ん?ああ、こいしね。普通に声をかけて頂戴。心臓に悪いわ。」
「普通に声をかけたつもりだよ。」
「いきなり耳元でささやくのは、普通に話しかけるとは言わないわよ。」
「そっか、次から気を付けるね。」
「そうして頂戴。」
そうして、お姉ちゃんと一緒におしゃべりをしながら料理を食べていると、フランとレミリアが見えた。
「お姉ちゃんー、ちょっとレミフラに声をかけに行かない?」
「レミフラ?……………あぁ、なるほど。そうね、行ってみましょうか。」
「じゃあ、フランのところに行ってくるね。」
「わかったわ。私はレミリアに会ってくるね。」
「おーい、フラン。」
「あ!こいしだ!」
「久しぶりかな?元気してた?」
「ええ、元気が余って、暇で仕方無かったよ。もっと遊びに来てくれてもいいのに…」
「ごめんねー。最近お姉ちゃんの仕事の手伝いで忙しくてなかなかこれなかったんだ。」
「そっかー…」
「まぁ、これからは私も暇になって遊びに行けると思うし、そのときはよろしくね。フランも暇ならレミリアの仕事でも手伝ったら?」
「ふふっ、嬉しいわ。いつでも来ていいよ、こいし。…そうね、今度お姉さまの手伝いでもしてみようかしら?」
「うん、それがいいと思うよ。」
「そっか。そういえばこいしって暇なときに何してる?」
「…うーん。フランやぬえのところに遊びに行ったり、絵を描いたりしてるかな。」
「ぬえ?」
「ああ、ぬえっていうのは私の友達ね。」
「え?こいしって私以外に友達いたの!?」
「…失礼極まりない質問だね。まぁ最近、ぬえは寺での修行に励んでいるからあまり遊べていないけど。てか、フランは普段何して過ごしてるのさ?」
「んー、本を読んだり、お姉さまと話したり、こいしと遊んだりって感じかな?」
「……フランって私以外で友達いる?もしかしてぼっち?」
「うぅ…………」
「う?」
「うわああぁああぁん!!!」
「ちょ!フラン!?」
「うああぁぁぁああぁあんん!!!!!」
フラン泣いちゃった。
たぶん、私の「友達いる?」っていう発言のせいだろう。なるほど、次から気をつけよう(冷静)。
「あああああぁっぁああ!!!!!」
ダッ!
「ちょ!フラン待って!!」
「うわあぁぁぁぁ!!!!!!」
フランは走ってどっかにいってしまった。
多分、自分の部屋に行ったのだろう。
…………周りの視線が痛い。
「………追うか。」
「そうね、あんたは追わなきゃいけないね。」
「…お姉ちゃん。」
「まったく、泣き虫なんだから。フランのこと頼んだわよ。」
「…レミリア。…ふーっ。行ってきます。」
私はフランの部屋に向かっていった。
「おーい、フラーン。いるー?」
私はフランの部屋の前に来ています。
目標=フランに謝る&フランを悲しませない
「………こいし。今は一人にして頂戴。」
やっぱりフランは部屋にいました。
「そーいう訳にも行かないんだよね。フランが悲しんだ原因は私にある。だから私がフランの悲しみを取り除かないといけないんだ。」
「………そう。」
「………入っていい?」
「………やだ。」
……………困ったな。扉越しに話をするわけにもいかないし、このまま帰るわけにもいかないし。
…とりあえず必要なことだけいってみるか。
「ごめんね、フラン。あんな酷い事言って。あんなこと言われたら誰だって悲しむよ、私が無神経だった、ごめん。…確かにフランは私しか友達がいないみたい。…でも、私は死ぬまでフランの友達だから!こんな私だけど、私はフランとずっと友達でいたい!だから、悲しまないで……私はフランを悲しませたくないよ……………
……フランの悲しみを私が埋められるように頑張るから!フランが幸せになるように頑張るから!……………
私のことを嫌いにならないで………………………」
言いたいことは言った。
伝えたいことは伝えた。
余計なことまで伝えた。
フランを悲しませて、私のことを嫌いにならないでなんて自分勝手もいいとこだ。…それでも私は、フランと友達でいたいから……
「……じゃあね、フラン。私の言葉はこれで全部だよ。…………明日、また来る。」
ザッ
そうして私はフランの部屋の前から離れていこうとしたその時……。
「………まって、こいし。」
「…フラン?」
「…来て。」
「………入るよ。」
「…うん。」
ガチャ
フランの部屋に入った。
前に来た時とほぼ何も変わらない部屋。唯一変わったのは、フランの表情。
「ごめんね、こいし。」
「ううん、謝るのは私の方。ごめんね、フラン。」
「私もあんな風に逃げ出してごめん。あんなことされたら迷惑かけるよね。」
「私が原因でこうなったんだから気にしないで、フラン。………こんなにフランを悲しませちゃったけど、私と友達でいてくれる?」
「もちろん!だってこいしは私のたい…せつな………あっっうう………」
「フラン?」
「うわああぁん!!こいしぃ……ずっと私…の…ひっぐ、友達でい…てね!」
「フランっ!…ぅうああぁあ!!私たちずっ…と友達だからね!!!」
「こいしっ……うあぁぁああぁああん!!!」
私とフランは泣きながら、抱きしめあった。
フランは私の大切な大切な友達だ。
この先、どんなことがあってもフランとの仲は切れない気がした。それはとっても幸せなことだ。
ちなみに、泣きつかれて寝てしまった私達を、お姉ちゃんとレミリアがベットに寝かしつけてくれたらしい。
泣きつかれて寝るなんて、子供だな。まぁ、子供も悪くないかも。
お姉ちゃん、私は今、幸せです!!
文章がかなり短い