神物語~聖夜の闇匣~   作:かいきあえ

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真冬の夜、しんしんと降り積もる雪の中
突如暗闇の空間に閉じ込められた昴達5人
何故閉じ込められたのかも分からぬまま
部屋の捜索に向かうのであった…。

登場人物紹介
★黒井 昴(くろい すばる)
俳優業をこなす20歳の好青年、だが実際はコミュ障であまり人と触れ合うのは好まない。赤髪に赤目と赤尽くしの見た目だが、髪は前髪あたりにメッシュのような黒い部分があり、右目もたまに痒がっている。医者によると花粉症のようなアレルギーらしいが・・・

★黒井 雪女(くろい ゆきめ)
昴の妹で家事炊事等をこなすイマドキのJK。正義感が強く、控えめながらも悪事は見逃せない性格。だがしかし、昴に対しては違うようで結構な頻度で昴を走らせている。でも実は結構心配性、これらの行動は彼女なりの愛情の裏返しか?


第2話

第2話「兆し」

 

昴「ともかく、手分けしてここを捜索してみよう。このまま、ここでのんびりしてても何も変わらない。」

 

輪廻「そうだね。さてと・・・捜索するにしてもメンバーをどう分けるかとかは考えてるのかい?」

 

昴「いや・・・まだみんなの事も把握しきれてないのもあって、ここは公平にくじ引きにしようかと・・・」

 

凛「へっ、結局大人つっても考えることはガキか。」

 

赤崎「こら凛くん、考えはどうあれ君の先輩なんだから。もうちょっと使う言葉を気を付けなさい。」

 

凛「・・・はい。」

 

・・・やけに素直だな。やはりガキはお姉さんに弱いものなのだろうか?

何はともあれ、昴・輪廻・凛グループと卦堂・赤崎グループに分かれた。

凛については昴と顔見知りだからという理由でこっちになった。

 

凛「まぁ・・・くじ引きじゃしょうがないわな。さっさと終わらせようぜ。」

 

ホントにちょろいなこのエロガキ・・・。と満面の笑みでその場を流しつつグループでの行動が始まった。

グループで分かれて行動と言っても実際には、ここの館はあまり広いわけでもなく、閉じ込められた部屋は地下1階だったのだが、分かれて行動し始めたのは1階に着いてからだった。地下は昴達が閉じ込められていた部屋以外に目立つものもなかったのだが、1階は見た感じ全部で4部屋で昴達は2部屋ずつ分担して捜索することとなった。

さて、まずは昴グループ、光源は輪廻が持っていたライターで周りを照らしつつ捜索を始めていた。

 

輪廻「みんな、今から部屋から聞こえる音を探るから静かにね。」

 

輪廻は昴達に注意を促しつつ扉に耳を当てようとした。・・・が彼も世界を飛び回るスポーツ選手、日頃の疲れが出たのだろう。耳を当てるつもりがそのままおでこをぶつけてしまい、その勢いで扉も開けてしまった。

運良く部屋の中は空であり、恐らく倉庫だと思うが特に目立つものもなかった。

 

凛「何やってんだよ・・・この人。」

 

輪廻「ごめんね、こんなつもりじゃなかったんだけど・・・」

 

昴「ともかく、部屋には何もなさそうだな。」

 

3人はそのまま部屋を去り、隣の部屋を探り始めた。

輪廻も扉から部屋の聞き耳をし、先程の部屋のような誰もいない空間である事を察した。

ゆっくりと扉を開いていく。その部屋はどうやら先程とは違い、机や椅子がいくつか並べられている客間のような部屋だった。

奥に暖炉らしきものもある。もちろん火など付いてるわけもない。あくまで微かな光の中3人は捜索している。

 

輪廻「うーん・・・これはここの館の主の名前かな?」

 

輪廻が見つけた肖像画の下に名前と思われるプレートを見つけた。

しかし、日本語でなければ英語でもなさそうだ。

 

昴「ダメだ、読めそうにねぇ。ここはパスかもな。」

 

凛「俺らのグループは収穫無し・・・か。」

 

輪廻「まぁこんなこともあるよね。あっちと合流してみようか。」

 

凛が言った通り収穫は無かった。時間制限がないとはいえ、ここから脱出したいのに情報が無いというのは、昴や輪廻を確実にじわじわと焦らせていった。

視点は変わって卦堂赤坂ペア。光源は赤坂が持っていたマッチを使って道を照らしていた。赤坂が何か鍵を握ってる、不確かながらも謎めいた女性である事に変わりはない。卦堂は慎重に赤坂と話していた。

 

卦堂「あ、赤崎さん。」

 

赤崎「なぁに?卦堂君だっけ?そんなに堅くならなくてもいいのよ?そうねぇ、せっかくペアになったんだしお互いに情報交換でもしよっか?」

 

赤崎は卦堂に対しにこやかに微笑んだ。卦堂もぎこちない感じではあったが笑顔を返しつつ本題を聞いてみた。

 

卦堂「赤崎さんは、何をしている人・・・なんですか?僕ら全員が集まってる間では危険な仕事じゃないとしか教えてくれなかったですけど・・・」

 

なんだこの初々しいカップルみたいなのは・・・さっさと爆発してくれませんかねぇ?という作者の嫉妬は置いといて、赤崎はすぐさまいつもの涼しい顔で言うのであった。

 

赤崎「ホントいきなりね。うーん・・・でも卦堂君だしいいかな?私はね、実はこの館を知ってるの。」

 

卦堂「えっ・・・」

 

赤崎「半年前、私はここの館の従業員だったの。」

 

卦堂と赤崎の間を冷たい風が吹き抜けていった。

 

次回へ続く・・・




年末年始で色々と忙しく、今の今まで投稿出来ず申し訳ないです(^ω^;)
今後も不定期ではありますが、ゆっくりと投稿していきます。
エンディング的なものはもう考え付いてるので、必ず完結させます。
なので首を長くしてお待ち下さいね(^ω^;)
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