神物語~聖夜の闇匣~   作:かいきあえ

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真冬の聖夜に何もわからずに拉致された昴達5人は
遂に館の主の正体を知る。そして卦堂は赤崎の秘密を知り、驚きつつも彼女を受け入れた。そして凛は全員の前で昴に対し怒りをあらわにするのであった。

登場人物紹介
☆水野 凛(みずの りん)
見た目は小学生のような感じだが年齢は不明。頭脳明晰でまるでコ〇ンのような設定だが彼は事件や探偵とは無関係だ。甘いものが好きでみたらし団子にハマってる。口が悪いのは昴に対してだけであって他の人には敬語を使ったりと礼儀正しい子である。

☆赤崎 成美(あかさき なるみ)
身長は158cm、体重はヒミツ♡赤髪のロングヘアーでかなり可愛い。スタイルがよく胸もかなりでかい。サイズ(カップ)は設定しないので皆さんの想像に任せる。千里眼を持ち、自分が関与することであれば他人の不幸も視ることが可能。ただし、基本自分の未来が優先されるため全員の危険予測までは出来ない。卦堂にだけは心を開いている。千里眼でナニを視たんでしょうね。


第4話

第4話「特殊」

 

凛は語気を強めて己の怒りを発したが、もちろん理解しがたい内容である。確かに昴は人と接するのは苦手だが困ってる人を助けられない性格だ。でも、その優しさが今の災いを生む?ここの主がそこまで奇々怪々な人物なのか、昴は考えを巡らせながら黙り込んでしまった。

 

輪廻「まぁまぁ、凛くん。少し落ち着こうよ。君達に何があったのかは知らないけど、優しさが災いを生むって言われても僕らも理解し難いし、君の意見には賛成しづらいよ。」

 

凛「賛成なんて・・・同情なんていりませんよ。僕もコイツを除いては何も知りませんから。」

 

卦堂「だとしても、言い方が意味深すぎるぞ。言葉をあまり知らない子供をあまり責めることは出来ないが・・・」

 

赤崎は静かに凛をじっと見つめている。だがその視線はいつもの赤崎とは違うような気がした。もちろん、その事に気がついたのは凛だけだが。

 

卦堂「とにかく、俺らに話せるヒミツがあるんなら話してくれないか?俺らが捕まった原因が分かるかもしれない。もちろん差し支えなければだが。」

 

凛は少し俯いた。昴を今まで睨んでいた時のような覇気は消えたが、昴に対する目だけは変わらぬままであった。その時、黙り込んでいた昴が口を開いた。

 

昴「俺は・・・お前が轢かれそうだった所を助けた。ありがた迷惑って言葉も聞くけどどうも腑に落ちない。こういうのを非難される理由も全く分からない・・・。」

 

凛「おい・・・てめぇホントに何も覚えてないのか?クロイス。」

 

周りのみんなは黒井昴の名前を呼びやすくしたものなのかと解釈したが、昴だけは何か頭を過ぎ去るような痛みを感じた。

なんだ・・・この頭痛。名前を呼ばれただけなのに変な違和感と、凛に言われた【覚えてない】の言葉が昴の頭を混乱させ、その場に倒れてしまった。

 

輪廻「おい!!昴君、大丈夫かい?」

 

卦堂「凛、お前は一体・・・」

 

赤崎「大丈夫よ、ショックで気を失っただけみたい。少し横にしてあげたらいいと思うわ。」

 

赤崎の冷静な対応が輪廻や卦堂の緊張を解いた。そして言われた通り昴をその場に寝かせる。

 

赤崎「さて、聞かせてくれる凛君?あなた達のこと。」

 

凛「本当は誰にも言いたくなかったけど、仕方ない・・・ですよね。分かりました、話します。少し長くなりますけど、とりあえず最後まで聞いてください。」

 

凛は誰にも気付かれないような部屋にみんなを移動させ、少し俯いたまま話し始めた。

 

凛「端的に言います。まず、僕と昴はここの人間じゃないです。僕は天界の妖精リン。そしてこいつ、昴は天界の神クロイス。僕らは2人でこの下界に来ました。本来なら僕は要らないんですけど。まぁ・・・少し訳ありです。こいつ、クロイスは天界でもかなり優秀で下界に来る際に記憶を失うようなヘマはしないはずなんですよ。本来は・・・」

 

昴「俺が・・・神?」

 

昴は自分で何があったのか理解出来ないような様子で、凛の話に入ってきた。

 

輪廻「そうみたいだね、何も覚えてないっぽいけど。」

 

卦堂「そうだとしても、俺らに何か起こるわけでもないだろ?それがこの原因を呼び込んだなら話は別だが。」

 

凛「まぁ、確かにそれだけなら何も起こらないです。詳しいことが分からないと何も言えませんが、僕の予想では僕ら1人1人に特殊な能力的なものがあってそれで集められたんじゃないかと思います。僕は妖精、そしてこいつは神ですし。」

 

特殊な能力、その言葉を聞いたみんなが己の過去を振りかえる。確かにこの現代に妖精や神がいるって事実だけでも頭が追いつかない。しかし、自分も人とは違う。始めに少しおどけたのは赤崎だった。卦堂がその様子に気付き彼女を自分の背後に隠す。だが、卦堂にも心当たりはあった。過去に起こった不思議なこと、そしてそれは輪廻も同じだった。自分がスポーツ選手としてやれてるのはいいが他の人には真似出来ない事が自分には出来る。2人にとって疑問でもあったが強みでもあった。それ故に疑問は心の奥深くに消えていたのだろう。

 

凛「とりあえず・・・先に進みましょうか。止めてしまった僕が言うのも変ですけど・・・これ以上話しこんで時間を潰してもいけませんし。脱出しない事には何も出来ませんしね。」

 

赤崎「そうね、ここの主人はまだ健在だわ。多分2階にいると思う、ここからは気を引き締めて行きましょ。」

 

昴「みんなに何かあっても、みんなはみんなですよ。こうして会えたことも変わりません。おかしくなったらみんなで止めればいいだけですし。」

 

輪廻「おいおい、簡単に言ってくれるね。でもそうだね。みんな頑張ろうか。」

 

卦堂「こんな所で立ち止まっても、何もねぇしな。」

 

昴達が特殊な人間であることが確認出来た5人。だが、特殊であろうとも自分は自分。なにも変わらないことを改めて心に秘めた。

昴達は結束をかため、危険であるという2階へと進むのであった。

 

次回へ続く・・・




どうも、作者のあえです( 'ω')
予定ではもう少し話を進めるつもりだったんですけど
少し足踏み状態になりましたね(^ω^;)
次回辺りから話の展開が変わっていくと思うのでよろしくお願いします(^ω^)
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