この館の元従業員という赤崎の千里眼もあり館の全貌や
館の主、破道の存在を知る
そして以前昴は神であったことも突然凛の口から暴露されたのであった。
しかし彼らの秘密を受け入れ結束を新たに固めた5人は破道が待つ2階へ足を踏み入れるのであった。
第5話「対峙」
館の2階にたどり着いた昴達は改めて、目的を確認する。
昴「ここに破道がいるのか・・・」
赤崎「ええ、そうよ。あの親父が何考えてるかは分からないけど、私達みたいな特殊な人間集めて変なことしようとしてるのは確かだからね。」
そう、ここにいる人たちは全員特殊な能力を持ってる。昴のように人外だから集められたというのもいるが。破道の企みを潰せばこの館からも出れる。皆がそう思いを強める中、静かに殺気を漂わせる男が1人。
凛「卦堂さん?さっきからどうしたんです?」
卦堂「ん?あぁ・・・ちょっと緊張してるだけだ。」
輪廻「そっか、確かにここに親玉がいるみたいだね。扉の奥から微かだけど声がする。」
昴「だが、扉は頑丈で鍵もかかってる。赤崎さん、ここの鍵は?」
赤崎「残念だけど2階の部屋の鍵は全て破道が管理してる。この部屋に入るにしても、あいつがここから出てくる隙を狙うしか・・・」
輪廻「そっか・・・なら話は早いね。みんな、少し下がってて。」
そういうと輪廻は扉に対し集中力を高める。そしてその刹那輪廻の足が扉に触れたかと思うと、扉は物凄い音と共に吹き飛んだ。そんな神業をいきなり見せられて呆然と立ち尽くすしかなかった4人であった。
??「おやおや、随分と荒々しい。ノックも無しにこの部屋に入るとは・・・。まずは、あなた達に礼儀から教える必要がありそうですねぇ。」
昴「あんたが破道だな?」
破道「ふむ、いかにも。おや?赤崎さんもいらしたんですか、なるほど。こんなにも早くここまで来れたのにも合点がいく。」
赤崎「私はもう会いたくなかったわよ。」
破道「くっくっく・・・それは私には関係ない事だ。どうやら全員お揃いのようだ。私の理論が正しかったと証明される時が今・・・」
言葉と共に振り向いた破道を見て一同は驚愕した。その形相はまるでこの世のものとは思えないほどに歪で、身体はまだ人間の様ではあるが片目は完全に人の目ではなかった。片腕も動物の腕や足と言うには程遠い、まるで触腕のようにうねうねとうごめいていた。破道は不敵な笑みを浮かべながらこちらを見つめている。
赤崎「破道・・・あなたはもう・・・」
凛「こいつももう人外だな。俺らとはまた違った類のだが。人種が違うのではない、人間を捨てたんだ破道は。」
破道「捨てた?いや、違うな。生まれ変わったんだ私は。そして創造するんだ。下界から召喚されし者達によってな!!」
そう叫ぶと破道は手元の本を開き、ぼそぼそとつぶやき始めた。
卦堂「やつを止めろ!!何か始めようとしてるぞ!!」
卦堂達はすぐさま破道の元へ駆けつけるが
卦堂の叫びも虚しく、既に破道は詠唱をやめ静かに本を閉じる。
破道「さぁ・・・ここから私の世界が始まるのだ!!いでよ、ロキ!!」
破道は天に向かってロキの名を叫ぶ。輪廻や卦堂はいつでも戦闘が出来るように構えている。が、次の声は彼らの後ろから聞こえてきた。
??「随分と長い間寝かしてくれたじゃないの。」
そう、ロキを召喚されたのは黒髪に染まった、片目が黄色になっている昴だった。
次回へ続く・・・
どうも、あえです
本当はもう少し早めに投稿予定だったんだけど
リアルで色々ありましてね(^ω^;)
相変わらずの不定期投稿となりそうですがこれからもよろしくです
次回からまた急展開が起こりそうですねぇ