THE LORD OF ELEMENTAL 偏見の男 作:幽霊少女
偏見の男3
「此度は我が娘モニカを救ってくださり感謝の言葉も――」
人が感謝の言葉を伝えるときは皆一様に同じ口上を述べようとする物だ。
銀河の中心地に住まう高度文明を築く人類も。辺境の星に住まう人類も。
それは下等種族とは言え、言葉を操り感情を持った“人類”である地球人も同様に。
彼、テイニクエット・ゼゼーナンは、己に対して深々と頭を下げながら感謝を伝えてくる男に
『人として当然の事をしたまでですよ』と愛想良く、且つ礼儀正しい振る舞いを見せた。
“下等なサル”と見下す地球人相手にだ。
無論これには理由があった。
地球の位相空間に存在せし地底世界ラ・ギアス。
その世界でも一,二を争う大国神聖ラングラン王国の第二王女モニカ・グラニア・ビルセイア。
情報を聞き出す為に助けた件の少女が偶然にも王族であったのは大きな収穫だ。
*
「あの~、テイニクェット様」
「何かね?」
「テイニクェット様は旅をなさって居られますれば、行き先はお決めであらせられますの?」
「いや……特には決めておらんよ。風の向くまま気の向くままな旅が好きなのでね」
行き先がないのは当然である。元々旅などしていないのだから。
といって正直に答えては設定が破綻してしまうし、それが元で警戒されるのも今後を考えるとあまり良い選択ではないだろう。
「それでは、直ぐに御出立なされるという訳ではございませんのね?」
「まあ、そうなる」
直ぐ移動してもマイナスはあれどプラスにはならない。何故なら自分は一人であり、身分を保障する者も居ないのだから。
位相がずれているとはいえ、此処が地球である以上高度な文明があるはず。
身分の保障もない正体不明の男が巨大機動兵器を乗り回しているとなれば、この世界の軍が飛んでくる。
如何にバラン=シュナイルが強力な力を持っていても、たった一機ではどうする事も出来ないだろう。
幸いな事にラ・ギアスと彼が知る地上とは国交もなければ互いの事情も分からない様子。
つまり、この世界の人間はバラン=シュナイルの存在を知らなければ、テイニクェット・ゼゼーナンという男の事も知らないのだ。
ならば、あとは怪しい人物ではないと保証する人間が一人居ればいい。
そして、その人物は目の前にいた。
「では、私の命をお助けくださいました御礼を是非ともさせてくださいまし」
(ほう? 子供ながらに良く礼儀を弁えているな)
別に礼など必要なかったが、目上の者に対ししっかりと礼節を持って接するこの少女のことは気に入っている。
教養の高さ、物怖じしない性格、立ち居振る舞い、言葉遣い、全ての面で知性の高さを窺わせており、高度な英才教育の下で育ってきたであろう事は疑う余地もない。
二人の話を無視して一人コックピット内部を調べ始めているモニカの姉は除いて……。
「返しを期待して助けたわけではないのだが好意を無にするのも失礼となる。それにせっかくのモニカの御言葉だ。有り難く頂戴するとしよう」
*
(淑女然とした立ち居振る舞いと衣服からみて地元の名士の娘かと当たりを付けていたが、よもやこの世界でも有数の大国の王女であるとは予想外であったわ)
ここに来るまでの道程で交わされた話を思い出しながら自らに頭を下げるモニカと似た風貌をした彼女の父
つまり、神聖ラングラン王国第287代国王アルザール・グラン・ビルセイアを前に彼は考えを巡らせていた。
この状況を最大限に活かす方法はないか。これを機に地球の技術を取り込む手立てを付けられないか。
伏魔殿ともいうべき政治の世界に身を置いてきた彼の頭脳が全力回転をし始めていたところに、突如としてブレーキが掛けられる。
視界の端、アルザールやモニカ・セニアが並ぶ少し後方に控えていた紫色の髪の少年を目に入れたが故だ。
(クリストフ・グラン・マクゾート……。いや…シュウ・シラカワか)
モニカとセニアの案内で王都へと降り立った時、一番最初に目に入ったその少年を観た瞬間に激情が駆け巡った。
自らが進め、後一歩で完成を見るはずであった地球文明抑止計画の根幹を破壊し、自身を殺した男が其処に居たのだ。
姿を捉えた瞬間くびり殺してやりそうになった自分を何とか抑える事が出来たのは彼の姿が見知った物と異なっていたからに他ならず
彼の知るそのままであったならば衆目の目も気にせず飛び掛かり、その息の根を止めようとしていたであろう。
(シュウ・シラカワは大人であったはずだが)
自身が知るシュウ・シラカワは大人である。はっきりとは覚えていないが20か21歳だと聴いていた。
それがモニカから従兄のクリストフ様ですと紹介された彼の姿は、どこをどう見ても十代前半の少年にしか見えないのだ。
しかし自身が憎み、そして殺された相手である人間を見間違えたりなどしないが故に同一人物である事は確信した。
(ではなぜあのような少年の姿になっている?)
言葉を交わしたときの彼はゼゼーナンという人物をまったく知らないかの如き雰囲気を見せていた。
確かに少年期のシュウ・シラカワの事など知らない。彼と初めて会ったのは筆頭書記官の頃であり
その時ですら顔を覚えていない程に接点がなかったのだから幼少期や少年期の彼の事など知る由もないであろう。
同じ様に彼の側もテイニクエット・ゼゼーナンという人間を知らないのは当然の事として、何故こうなったのかが問題であった。
「…殿」
(これはどういう事だ? まさかシュウ・シラカワが若返ったとでも?)
「――ナン殿」
(いや、もしそうならば記憶はあるはずであり、あのように穏やかな挨拶を私と交わすはずがない。多少不穏な物を感じたがアレは個人が内に秘めた何かであって私に向けられた物では……)
「ゼゼーナン殿!」
「うおッ!?」
「どうかなされましたかな?」
「は…。いや、申し訳ない……。少し気分が優れぬようで……」
一国の王の前で礼を失していると普通は考える物だが、所詮下等種族と一段低く観ている為あまり気にしないゼゼーナンは
不審に思われないようにと当たり障りのない理由を述べ追求を躱した。
「ふむ。確かに事故で地上より迷い込まれたばかりかデモンゴーレムと戦われもしたのですから御気分が優れぬのも致し方ありませんな」
王としての威厳を取り払い人の良いというか、そこいらにいる市井のおじさんのような感じになったアルザールは誰かと似ていた。
(………セニアか)
モニカの双子の姉で、バラン=シュナイルの計器類を弄くり回していた蒼い髪の王女。
(あの娘にしてこの親有りだな)
国王だというのにフランクなアルザールと、凡そ王女らしくないセニアは紛う事なき親子である。
となれば、モニカは母の血や性格を色濃く受け継いだとでも言うのだろうか?
「テイニクェット様」
そのモニカが声を掛けてくる。
「如何なされましたモニカ王女」
彼女への言葉も敬語へと切り替える。一国の王女であると知った以上は今までと同じ接し方を続けるわけにも行くまい。
上からの言動で接し、ラングラン王やこの国での不信感を集めてしまうのは得策ではないとして。
そう考えての言葉遣いであったが、モニカはと言えば随分と悲しそうな表情になっている。
「……。その…、御気分が優れないようでしたら私がお部屋へ、ご案内しとう御座いますと思われます、ので…、」
相変わらずのおかしな文法だが話している内に慣れてきた。それはいい。それはいいのだが……何故その様な悲しい表情と消え入りそうな言葉に……?
「ちょっとニック!!」
今度はセニアだ。此方はなにやら怒っている。怒らせるような事など何もしていないというのに掴み掛かってきそうな勢いで噛みついてきた。
「モニカが可哀想でしょ!」
「なにを仰って居られるのですかセニア王女」
「だからそれよッ どうして急に他人行儀な敬語なんか使うのかって言ってるの!」
(他人行儀も何も今日知り合ったばかりの他人であろうが……。それになんだそのニックというのは?)
ティおじさんと呼び始めたかと思えば今度はニックなる呼称を使い始めている。
何でもティでは女の子の名前みたいで可哀想に思った。だからディックかニックに変えようとして、結果ニックにしたという。
勝手に人の名前で遊ぶな。少し気分を害したが何を言っても聞かないだろう事は、この短い付き合いで分ってしまった故何も言うまい。
「そんなことはどうでも良いからモニカに対してはっていうか、私達に対して敬語なんか使わなくて良いのよ」
「しかし王族の方々に対する――」
「だからそれが余計な気遣いなの! 私達や父さんがそんなの気にするように見える?」
見えない。見えないが王制国家の王族相手にタメ口を聞いたりするような教養のない人間ではないから抵抗感があるのだ。
相手が地球人とはいえ、その辺りは建前上相手を立てる事にしていたが、どうもそれが嫌だという。
「気さくに話し合えるのが一番ですからな。しかしセニア、パパと呼んで欲しい……」
更にはラングラン王アルザールまでもがセニアの意見を支持するではないか。
(仮にも世界有数の大国の王族ならば普通は気にすべきだと思うのだがな。まったく下等種族の常識は良くわからん)
思っても口に出さないのはアルザールはともかく、蒼髪の王女が五月蠅いからだ。
少し離れた場所で観ているクリストフも含み笑いをしていたが、セニアを制止しない辺り彼女の方が正しいとでも考えているのだろう。
観ればモニカも上目遣いで不安げにこちらを見ている。
(なるほど、モニカは私が敬語で話し掛けたことが不満なのか……)
「わかった。普通に話せば良いのだろう? 済まなかったなモニカ」
「テイニクェット様……」
自分の態度に気分を害されたならば素直に謝る。
プライドの高い彼らしくなかったが、円滑に物事を進めるためには時にこういった事も必要なのだ。
まして地球人ながら別枠扱いにしたモニカの意見は出来うる限り尊重してやりたいと。
「そうそうそれでいいの。今度モニカに他人行儀な態度を見せたら酷いからね」
何がどう酷いのかさっぱりであったが、とにかくセニアが妹を大切に想っているらしいことは分った。
*
(これは……!)
気分が優れないのならば取り敢えず今日の処は休んでくれと案内された部屋。
高い天井にシャンデリアが吊され、天蓋付きのキングサイズベッドが設置されていた。
ひと目で高級とわかる調度品の数々が飾られ、専用のシャワールームまで付いている。
古くからあるこの国独自の様式らしいが、なるほど歴史を感じさせる物だ。
(下等種族の文化も中々にあなどれんな)
地球は戦争と兵器に特化した野蛮人の文明だとばかり考えていたが、ラングラン王都の様子や他国の脅威に成らないようにしつつ
ラ・ギアス全体を考えた防衛力の整備という考え方に触れてみて、多少上方修正する事にした。
見方を変えれば地球文明の脅威度が高くなったとも認識できたが今の自分では何もできないし、考えても無意味であると思い知らされたばかりなので心底どうでもよかったのだ。
ふと目に入る大きな姿見。
その曇り無い鏡の中に映る自分の姿はまだ白髪のない四十代の頃の自分。
本来なら頭が真っ白な五十代の自分が、四十代の頃に若返っていたのだ。
タイムスリップ。肉体ごと時間を遡ったタイムリープやタイムトラベルという現象。
これを真っ先に思い浮かべ、そしてどうやら間違いなさそうだと気付かされた少年であるシュウ=シラカワの存在と鏡に映る自分自身。
(昔読んだくだらんSF小説に似たような話が出ていたが、まさかこうして自分自身が体験しよう事になるとはな)
それも何の因果か共和連合にではなく、地球の位相世界であるラ・ギアスに転移という悪い意味でのオマケ付きだ。
(だがこれで先を考える意味を半ば喪失してしまった事がはっきりした)
タイムスリップに付き物な話として、過去の自分が居るか居ないかというのがある。
尤も、本星にもう一人の自分が居ようと、此処に居る自分こそがこの世界で唯一の自分であろうと、最早自分に帰るべき場所がないのは理解させられたが。
この世界の自分が居るのならば其奴がかつて持っていた地位や名誉を頂き、自分の立場を確立しているだろう。
自分が唯一の自分であったとしても本星から消えた以上、軍内部では行方不明MIAという扱いにされ、結局居場所はなくなっている筈。
“時空の迷い人”
現在の自身を表すには最も相応しい言葉だった。
(だがそれなら自分の居場所を確保し、立ち位置を作り上げていけばいい)
本心では全宇宙の支配を目論んでいたが故に共和連合への忠誠心など毛ほども持ち合わせていない。
本国での居場所が失われたのならば自身で自身の立ち位置を確立すればいいのだ。
今の自分には宇宙支配など絵に描いた餅でしか無く、実現不可能な夢として霧散してしまった。
人は生きる事で精一杯という状況に追い込まれれば分不相応な考えを棄てざるを得なくなる。
当に今、テイニクエット・ゼゼーナンという男は裸一貫になってしまい、これを自覚せざるを得ない身と成ってしまったのだ。
(死を免れたのは良いが、何もかも失ってしまうことになるとは……)
手持ちの戦力がメンテも出来ないバラン=シュナイル一機では宇宙征服など土台不可能。
彼は、これが分からないような馬鹿ではなかった。
その日の夜。ゼゼーナンは宛がわれた部屋に設置されている豪奢な天蓋付きベッドに身体を横たえていた。
寝るにはまだ早い時間であったが色々と整理すべき事が多すぎる為、リラックスした状態で考えるのが一番だとベッドに寝転がっているのだ。
但し、彼一人ではなくもう一人と二人で。
その、自身と枕を一つにして仰向けに寝転がるもう一人とは、膝裏まで届く長い栗色の髪を大きな三つ編みにして纏めているこの国の姫モニカである。
彼女は気分が悪いというゼゼーナンを心配して自分が世話をすると言い出し、譲らなかったのだ。
父アルザールも命の恩人を看護したいと申し出るモニカにあっさりと許可を出し、セニアはセニアで頑張ってと妙な応援をする始末。
(楽天的と言おうか警戒心がなさ過ぎると言おうか。たかだか岩石人形一匹片付けて助けたくらいで偉く信用された物だ)
助けたとき以来なにかと引っ付いてくる彼女であったが、別に鬱陶しい訳では無いので好きにさせていた。
好かれて悪い気はしないと、少し身を起こしてモニカの髪を撫でてやりながら考える。
思えば自身を慕っていた部下にも極力目をかけ、便宜を図ってきた物だ。
ゼブ、ロフ、セティ等の軍幹部達とは折り合いが悪かったが、親衛隊の者達や一般兵とはそれなりに上手くいっている者も居た。
優しい一面も持っているなどと部下に評価されていた事を知った時は、素直に嬉しかった物だ。
偶然の産物でこんな事になってしまったが、其処で出逢ったこの娘に、こうして好意的な目を向けられるのはけして悪くない。
まさか一緒に寝るとまで言い出すとは思わなかったがそれだけ信用されているのだろう。
「テイニクェット様はこれよりどうなさいますの?」
「何も考えていない……というのが正直なところだ。理由は聞かないで貰いたいが故郷には戻れぬ事情があるのでな」
「ですが御家族は……」
「生憎と天涯孤独な身の上だ。帰りを待つ家族なども居らんよ」
「では、また旅にお出かけあそばされますの?」
「そのつもりではあるのだが……。さて、どうしたものか」
全て本当のことだ。自身にとっての帰る場所は既に無く、元の時代世界にも家族など居ない。
有るのは自らが率いていた対地球圏強硬派の軍と組織だけだが、それもあの戦いで崩壊してしまった。
(あの戦いといえば、聞いておかねばならんことがあったな)
「ところでモニカ。あのクリストフという君の従兄についてだが、彼は研究者か何かだったりしないかね? 例えば私の乗っていたようなロボットの開発に携わっているとか」
シュウ・シラカワ。
自身が知り得る地上の状況や事柄を探るには、彼の今現在がどうなっているのかを知る必要がある。
そこからある程度の時期予測が出来るからだ。
「クリストフ様であらせられますか?」
モニカは此方を振り向き首をかしげている。
「いいえ。クリストフ様が魔装機開発のようなお仕事に携わっておいでであそばせますことはお聞きしたことは無いと思われますわ」
「そうか」
モニカはどうしてそんな事を聞くのかとでも言いたげであったが所詮10前後の子供。
セニアがバラン=シュナイルに興味を示していたように、彼もそうなのではないかと思っただけだと誤魔化せば簡単に丸め込む事が出来た。
(しかしそうなると時期はまだ南極関連の条約以前か)
無論知ったところで地上に、本星に帰る場所がない以上詮無きことではあるのだが、この先もし地上で行動するようなことがあれば
必要最低限でも状況を把握しておくにこしたことはない。
残念ながら地球文明抑止計画の第一歩以前の情報では殆ど役立ちそうもなかったが。
「そういえばセニアがテイニクェット様のお乗り物を調べてみたいと仰ってましたが」
冗談ではない。あれは何もかもを失った自分に残された唯一の持ち物だ。
あんな子供や下等種族にバラされでもしたら……。
(いや、待てよ。地球圏の兵器はどれもが目を見張る性能を誇っていた。ましてグランゾンを設計したシュウ・シラカワの従妹であれば)
「モニカ。セニアは機械に詳しいと言っていたが、設計やメンテナンスが可能なほどの腕を持っているのか?」
馬鹿な質問をしていると思う。セニアのことも聡明であると見たが10歳程度の子供にそんな技術があるわけがないというに。
ましてグランゾンなどで試されたブラックホールエンジンに通じる重力波エンジンを搭載した最新鋭の機体である。
解析など不可能だと考える方が普通だ。しかし……。
「はい。魔装機計画で予定されている魔装機の設計にセニアが携わっておいでと存じ上げましたわ」
聞いてみる物だ。地球製機動兵器の設計に関わっているのならば懸念していたメンテの問題をクリアできるやも知れない。
流石に解体されての分析など許容できないが、それ以外で調べさせて機体構造を把握させることが出来たなら整備や改良を頼めるようにもなるだろう。
「明日話し合ってみよう。なによりもあの様な機体に乗っていたこともある程度説明して置かねばならんからな」
何度も何度もモニカの髪を撫でていると、彼女は気持ちが良くなってきたのか自ら身体を寄せてきた。
(地球人だろうと子供だけは変わらんな)
子供というのは可愛い物だ。純真無垢で大人の世界の汚さとは無縁の場所に住んでいる。
偏見の塊のような男でも偏見の目を向けない者は居た。
それは自らを慕う部下であったり、モニカやセニアのように好意的、友好的に接してくる相手。
そういった相手には此方も好意で接することが出来る。
「ん……テイニクェット…さま……」
「なんだ?」
「気持ちが宜しくて……なんだか……ねむ…く……」
「眠くなったなら遠慮せずに眠ればいい。君が眠るまでの間、こうして髪を撫でていてやろう」
ゼゼーナンはモニカの髪を撫で続けて彼女の眠気を誘う。
この娘を寝かしつけてから寝るとしようか。そんな他愛もないことを考えながら。
終わりです。