つい、出来心で、書いてしまいました。
なんというか、ドラえもんすきなんですよ。
それで、問題児にドラえもんぶっこんだらどうなるのかなぁ?と。
とにかく本編どうぞ!
「ド、ドラえもぉぉぉん!!」
うぅ.......ごめんね。のび太くん.......。
僕が不甲斐ないばっかりに.......。
それでも僕はお世話ロボットだ。君の無事を祈ってるよ。
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2時間前
「ドラえもん!冒険しようぜ!」
事の始まりはジャイアンのこの一言からだ。
「え?急にどうしたの?」
「最近冒険っぽい冒険をしてないだろ?」
確かに鉄人兵団戦からあまり外に出てないな。
ふと外を見ると人っ子一人いやしない。
暑い夏だからだろうか。
「そうだねぇ。じゃあ暑いから北側に行かない?」
「北かぁ。そうだな!じゃあ久しぶりに静ちゃん達も誘って行こうぜ!あと、出来杉も呼ばないか?あいつ毎回最初らへんにしかでないじゃんか」
最初らへん?どういうことだ?
「まあ、意味は分からないけど良いよ?」
「え~?出来杉を誘うの~?」
「たまにはいいだろ?」
ホント、こんなあからさまに嫌わなくても良いのに。
「さて、皆、準備は出来た?」
「うん(おう)(ええ)!」
「それじゃあ出発だ!」
そして、僕がドアをあける。
するとそこは流氷の上!.....................ではなく、北の北 極寒の大地だった。
「うわぁぁぁぁ!!涼しぃぃぃぃぃくなぁぁぁい!寒すぎるよ!ドラえもん!」
「う~ん。ドアの故障かな?」
「もう!ドラえもんは大事な時に役に立たないんだから」
「き、君達が急に行きたいって言ったんじゃないか!」
僕達はとりあえず進む事にした。
「しっかし、凄いな。このアベコベクリームっての。ポカポカするぜ!」
「それにしても此処は何処なんだい?」
「分からないけど..............気をつけてね?」
「あ!ドラえもん!前!前!」
前?
見てみると、前方から大きな塊が飛んできていた。
直径30メートルはある。
まあ、一つ位なら.......
「?」
僕は不思議に思い、角度を変えてみた。
すると、無数の塊が飛んでいるではないか!
それに、かなり遠い奴だと10倍はある。
僕は危険を感じ、指示をだす。
早く横にそれて!と。
ふぅ、皆ちゃんと避けれたらしい。
だが、僕以外の皆だ。
「ドラえもん!危ない!」
え?と、思い見てみると目の前に塊があった。
なんとかならないか、考えるが、あの速度だと道具も出せない。
ああ、終わった.....。考えてみると楽しい人生だった。いや、ロボット生かな?
のび太くん、僕が居なくても大丈夫かな.....。ああ、もっと一緒居たかったな.....。
さようなら。皆。元気.....で.....ね.....。
そんな思考と共に全身に強い衝撃を感じ、僕の意識は遠のいていった。
目を覚ましたのは、暗く、暗く、闇を思わせる部屋の中心のスポットライトの光が差す不思議な空間だった。
「って、あれ?僕は吹っ飛ばされて......」
現状確認の為に不気味な部屋の中心を見てみると、手紙があった。それも不自然に。
不思議に思い近づいてみると、その手紙には『ドラえもん殿』と書かれていた。
「ぅん?僕宛?怪しいな。でも......」
もしかしたら、今の状況が分かるかもしれない。その一心で手紙の封を切り、中に入っていた手紙を見た。
そこには、決して今の状況が分かるものが書かれている訳でもなく、こう書かれていた。
『悩み多し異才を持つ少年少女ら告げる。
その才能を試すことを望むのならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
我らの‘‘箱庭„„に来られたし』
*
......何だろう?そもそも僕は少年少女じゃ無くてロボットなんだけど。
家族を、友人を捨てる?そんなのいやだ!僕はのび太君を失いたくない!
それに箱庭って何の事だ?
僕が様々な思考を灯していると、急に手紙が光りだした。
な、何だ!?
そう思ったが既に遅く、光にやられた目を必死に開けると眼前には広大なセカイが広がっていた。
「あれ?何で僕は浮いてるんだ?」
自分が浮いていると思ったが最期、視界が下がっていった。
そこで理解する。自分は浮いているのではなく、落ちているのであると。
そこまで思考を整理して、ようやくある答えにたどり着いた。
大変だ!どうしよう!
この瞬間まで、気付けなかったのは彼が欠陥品だったのか、もしくは思考が鈍っていたのか、どちらなのかは定かではないが褒められたことではないだろう。
「あ!タケコプター!!」
今度はさっきと違い思考をフル回転させ、とっさにポケットからお馴染みの空を飛ぶ秘密道具をだした。
だが、安心したところで新たな問題を発見する。
なんと、自分だけではなく男女三人が共に落ちていたのだ。
危険だ!
そう考えた彼はまたも、何時もなら慌てて何も出来ないだろう思考を回転させ、ある結論にたどり着いた。
「そうだ!パワー手袋!」
タケコプターで飛びながらの三人救助というかなりの業を見せながら彼は地面に足を着いた。
「ふう。大丈夫?」
僕が溜め息をつきながら確認をとると、返ってきたのは、当然の反応だった。
「おい!今のは何だよ!空飛んでたけどどんな原理なんだ?面白そうだな!」
「とりあえず礼を言っておくわ。有り難う」
隣の子は、御嬢様口調の少女に乗っかって礼を言う。
「まず間違いないだろうけど、一応確認しておくぞ。もしかして、お前達にも変な手紙が?」
「そうだけど。まずはオマエって呼び方を訂正して。私は久遠飛鳥よ。以後気を付けて。それで、そこの猫を抱きかかえている貴女は?」
「.......春日部耀。以下同文」
「そう。よろしく春日部さん。後、野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃ったダメ人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ。十六夜君」
「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
「最後に、私達を助けてくれた、貴方は?」
「僕、ドラえもん。未来から来た猫型ロボットだよ」
「ロボット!?しかも未来からかよ」
かくして、僕達の自己紹介は終わった。