青ダヌキも異世界から来るそうですよ?   作:青猫ハマト

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 さあさあ、始まりました。2話目です。
 いやぁ、感想が2つ届いていましたが、やはりいいものですね。
 2016年も後少し、頑張ります!


2人がかりでも問題児は止められないそうですよ?+人物紹介1

 人物紹介1

 

 ドラえもん

 

 皆さんお馴染みの青いタヌゲフンゲフン猫型ロボット。

 箱庭にとばされる以前はお世話ロボットとして、ダメダメな野比のび太を更正するために未来から送りこまれた。

 最初のほうこそ嫌がってはいたが時間が経つにつれ友情が深まり今では大大大親友となっている。

 箱庭では、黒ウサギポジションのようなもので、三人のお世話に手詰まりつつも、日本での暮らしを元に頑張っている。

 

 ギフトネーム 『四次元ポケット』

 

 

 ???ドラえもん

 

 ???『二章解禁』

 

 

 

 逆廻十六夜

 

 箱庭に送りこまれた中では一番の問題児。

 自分では快楽主義と言っているが、負けず嫌いな一面もある。

 ドラえもんや黒ウサギには多大な苦労をかけている。

 

 ギフトネーム 『正体不明』

 

 

 

 久遠飛鳥

 

 箱庭に来る前は、久遠家の財閥のお嬢様。

 それが比例してなのか、箱庭でも傲慢な態度で過ごしている。

 自分が言ったことに逆らうことが出来ないギフトを持っており、箱庭に送りこまれた三人の問題児のひとり。

 

 ギフトネーム 『威光』

 

 

 

 春日部耀

 

 箱庭に来る前は友達である動物達と暮らしていた。

 これだけ見ると只の悲しい奴だが、これにはギフトが関係しており、様々な動物達と話をする事が可能。

 例えそれが伝説の生き物だったとしても。

 

 ギフトネーム 『生命の目録』 『ノーフォーマー』

 

 

本編↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自己紹介が終了し、意気揚々としている彼らを物陰から見つめている者がいた。

 その名も黒ウサギ。彼女は彼らを呼び出した箱庭の住人だ。

 

 (うわぁ......何か問題児ばっかりみたいですねぇ......)

 

 召喚しておいて、アレじゃないかと思うがこの姿を見れば誰もが思うだろう。

 

 ある一人の少年は今にも暴走するのが目に見えている。

 ある一人の少女は傲慢そうに顔を背け、不満げになっている。

 その横にいるおとなしそうな少女はまるで無関心を装うようにジッとしている。

 そして、一体のロボットはその3人を宥めようと必死になっている。

 

 どこからどう見ても問題児を抑えようとしている先生が奮闘しているような様子だった。

 

 黒ウサギは思う。

 彼らが協力する姿は、客観的に想像出来そうにない。

 

 黒ウサギは陰鬱そうに重く溜め息を吐くのだった。

 

 

 

          *

 

 

 

 

 十六夜は苛立たしげに言う。

 

 「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねぇんだよ。この状況、招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねぇのか?」

 

 「そうね。なんの説明もないままでは動きようがないもの」

 

 「いや、この状況に対して落ち着いてるのもどうかと思うよ?」

 

 場が落ち着いていることにドラえもんがツッコミを入れるが、自分も落ち着いている事を忘れているようだ。

 まあ、今までも様々な窮地に立たされてきた為なのかは知らないが、慣れというのは恐ろしいものだ。

 

 また、黒ウサギ的にももっとパニックなってくれれば飛び出しやすいのだが、この状態では出るタイミングが計れない。

 最も彼女は隠れているつもりだが、周りはそうではなかったようだ。

 

「ーーーーー仕方がねえな。こうなったらそこに隠れている奴にでも話を聞くか?」

 

 物陰に隠れていた黒ウサギは心臓を掴まれたように飛び跳ねた。彼しか気付いていないという淡い期待を込めて。

 

 「なんだ、貴方も気付いていたの?」

 

 そんな期待はすぐに砕かれた。

 黒ウサギはプライドという何かを失ってしまったかのように頭を下げて落ち込んだ。

 

 「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ?そっちの猫を抱いてる奴と、未来のロボット様も気付いてたんだろ?」

 

 「風上に立たれたら嫌でも分かる」

 

 「思いっきり見えてたよね?アレって隠れてたの?」

 

 ここで、いくら冒険をしていようとドラえもんが鋭い察知能力を身に付けていない事を知ったら彼女のメンタルはどうなってしまうのだろうか。

 

 「へえ?面白いなお前ら」

 

 軽薄そうに笑う十六夜だが、目は笑っていない。まるで、飢えた狼を思わせるその気迫は理不尽な招集を受けた腹いせだろう。

 そんな目を向けられた黒ウサギは観念したかのように出てきた。

 

 「や、やだなあ皆様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?ええ、ええ、古来より孤独な狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」

 

 せめてもの慈悲を乞おうと、黒ウサギは勇気を出して言葉を発したが

 

 「断る」

 

 「却下」

 

 「お断りします」

 

 先程同様、期待は打ち砕かれる。

 

 「まあ、まあ、待ちなよ。とりあえず話を聞いた方がいいよ」

 

 問題児の中に紛れた常識人がフォローをしたことで、黒ウサギは感動を覚える。

 

 「いいからだまっとけ」

 

 だが、ここまで来てデシャブという言葉があるようにまたもや期待は打ち砕かれる。

 ドラえもんは、ジャイアンを思い出してしまったらしい。

 自分の本能に逆らってはいけないと訴えられ、怯んでしまった。

 

 

 この後、黒ウサギがどのようになってしまったかは、言うまでもないことかもしれない。

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