この素晴らしい世界にリリカルな魔導師を!   作:ゴマフアザラシ

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来訪……そして

 ベルディア討伐の次の日、俺とカズマはギルドに向かって歩いていた。その中で俺の顔色を見ながら心配そうにしていたカズマが。

 

「……おい、ユウ。お前大丈夫か?相当疲れてるだろ……?」

 

「めぐみんみたく一発で魔力切れってわけじゃないけど、結構使ったからな。疲れが出るのはしょうがない。というか、あんなのがこの街に来て、よくお互い生きてるもんだ……」

 

 カズマに答えたとおり、昨日の戦闘で魔力と体力の両方消耗した俺は、少しフラフラしながら歩いていた。カートリッジも殆ど使ったし、しばらく戦闘はしたくない。デバイスに負荷をかけるフルドライブを使わずに済んだのが、せめてもの救いだ。

 デバイスのメンテナンス環境がないこの世界では、破損した際の修繕は全てデバイスの自動修復機能を頼るしかないのだ。

 

「しっかし、昨日は助かった。カズマの機転がなきゃ危ない所だった……」

 

「……弱体化する前のベルディアと結構いい勝負してただろ、お前」

 

「それでもだ……。あのままだったら周りの被害を考慮しないでアイツを倒すしかなかった。結局、アクアのせいで街に被害はでたけど……」

 

カズマは、お前そんな切り札持ってたのかと驚いていたが、使わずに済んでよかったと思う。

 

 昨日の戦闘が相当堪えたらしいカズマだったが、駆け出しの街にあんなのが来たら同然だ。普通なら死者が出ていてもおかしくはなのだから。

 

「これからも今回みたいに、うまくいくとは限らないからな。危ないことはせず、のんびりいこうと思ってる。なんかいい商売でも始めてさ」

 

「絶対にそれがいい。自分から危険に突っ込んでいく必要はないしな。俺も迎えが来るまで生活費だけ稼いで、あんまり目立たずに暮らしたい」

 

 この辺に関しては、俺とカズマは気が合うらしく、どういう商売が儲かるとか割のいいクエストを請けるようにしようとか話しながら、ギルドに到着した。

 

 冒険者ギルドの入口のドアを開けると、魔王幹部を討ち取った記念に冒険者達が昼間から、宴会を開いている。入った途端、がははといった笑い声や、酔っ払った冒険者達の談笑が耳に入ってきていた。

 

「あっ! 二人とも遅かったじゃないの! もう既に、みんな出来上がってるわよ!」

 

「……アクア、酒くせえ……」

 

 こちらでの飲酒は年齢的に合法とはいえ、俺自身まだ酒を飲んだことが無いので、匂いでむせ返る感じがする。俺達に近づいてきたアクアの息ですら、そう感じ取れるほどに彼女は酔っ払っている。

 

「二人とも、お金受取ってきなさいよ! ギルド内の冒険者の殆どは魔王の幹部討伐の報奨金貰ったわよ」

 

 どうやら、昨日のベルディア戦に参加した冒険者全員に報奨金が出たらしい。

 報償の入った袋を俺たちに見せ、アクアが楽しそうにケラケラ笑っている。特にアクアはキャベツ狩りで一番報酬が少なかったので、ご機嫌となっている様だった。

 

「すまん、カズマ。俺の分も貰ってきてくれないか? もう動くのも怠い……」

 

 俺のお願いを聞いてくれたカズマがカウンターへ向かって行った。

 

「……大丈夫ですか? かなり疲れているみたいですが……」

 

「仕方あるまい。途中までとはいえ、後ろの冒険者たちに攻撃されない様に立ちはだかりながら、一人でベルディアを抑えていたのだ。疲れもでるだろう」

 

 めぐみん、ダクネスが心配そうな顔をしながら席についていた俺に近づき、雑談を始めている。

 

「……そういう二人はタフだな。めぐみんだって魔力使い切ったし、ダクネスも結構ベルディアの攻撃喰らってたろ」

 

「私の場合は、一日一爆裂で魔力を使い切るのは慣れてますから」

 

「伊達に、防御系スキルばかり習得しているわけではない。しかしユウ、昨日言っていた余波だけで街に被害がでる魔法とやらをいつか私にだな……」

 

 ダクネスめ……、覚えてやがったか……。昨日は仕方なかったとはいえ、余計な事を言ってしまったな……。

 

「……それは聞き捨てなりませんね。今度、我が爆裂魔法とどちらが上か勝負しましょう!」

 

 めぐみん、お前まで乗ってくるのか……。そんなのをする気はないのだが。

 

「悪いが、それは無理。アレはある程度、自分の魔力を使った後じゃないと威力が出ないからな。爆裂魔法みたく好きな時に撃てるもんじゃない」

 

 めぐみんが、それは残念ですね、などと言っていると、カズマが報奨金を持って戻ってきた。なぜか受付のお姉さんを連れて……。

 

「……あの……ですね。実はカズマさんのパーティーには特別報酬が出ています」

 

 ……特別報酬!? なんで?

 

 カズマも同じ疑問を持ったようで驚いたようだが、その答えを示すように周りから声が上がっていた。

 

「おいおいMVP! お前らがいなきゃ、デュラハンなんて倒せなかったんだからな!」

 

 お姉さんがコホンと咳払いをし……。

 

「サトウカズマさんのパーティーには、魔王軍幹部ベルディアを見事討ち取った功績を称えて……。ここに、金三億エリスを与えます」

 

「「「「「三億!?」」」」」

 

それを聞いた周りの冒険者達から奢れコールが巻き起こる。

カズマは俺達を集め……、ヒソヒソと小声で。

 

「みんな、俺は大金が入った以上、のんびりと暮らして生きたいからな。冒険の回数は減ると思う」

 

「おい、待てっ! 強敵と戦えなくなるのは困るぞ!」

 

「私も困りますよ、魔王を倒して最強の魔法使いの称号を得るのです」

 

 ダクネス、めぐみんが話が違うとばかりにカズマに抗議しているが、

 

「俺はカズマに賛成。わざわざ危険事に首突っ込むつもりは無い。後は、静かに暮らして、迎えが来るのを待つ」

 

 俺の言葉を聞いた二人は、お前までそんな事を言うのか。などと必死になって、こちらにも抗議していたが……、

 

 そんな中、受付のお姉さんが凄まじく申し訳なさそうにカズマに一枚の紙を手渡した。まるで、この流れを断ち切ってしまう様な、そんな空気を作っていた。

 

「……その、アクアさんの召喚した大量の水により、街の入口付近に洪水被害が出ておりまして……。全額弁償とは言わないから、一部だけでも払ってくれ……と……」

 

……つまり、あれは請求書……か?

 

 カズマの手元の紙を見て、めぐみんが逃げ出した。アクアも続こうとするが、カズマに襟首を掴まれていた。俺も後退ろうとするが。しかし、それを見逃さなかった冒険者から出た言葉は。

 

「ユウ、お前……アクアがやってなかったら、自分が街に被害出してたって言ってたよな? つまり、どの道この請求書は俺らのところにきてたわけだ……。お前は……逃げたりしないよな……?」

 

 ……カズマ、……それを言われると、こっちは何も言えなくなるんだが……。アクアがやらなければ俺がやっていた……。正に紙一重だったわけか……。

 

「報酬三億……そして、弁償金額が三億四千万か。……明日は金になる強敵相手のクエストに行こう」

 

 ダクネスだけは、心底嬉しそうな顔で笑っていた。報酬額の高い危険なクエストに行けるのが余程嬉しいらしい。

 

 ……借金四千万、勘弁してくれ……。もしかして、あの時ベルディアの勧誘に乗っておくべきだったのか……。

 

 

 ベルディアとの戦いから数日後。

 

 いつもどおり、ギルドに集まった俺たちは、借金返済すべく掲示板でクエストを選んでいた。そんな中、他の冒険者達からの噂話が聞こえてきていた。それは――

 

「おい、知ってるか? アクセルの近くで暴れまわってたグリフォン討伐したっていうアークウィザードのコンビの事……」

 

「俺は、ソードマスターとアークウィザードのコンビって聞いたけどな……。何でも一方は身の丈以上の馬鹿でかい剣を振り回してるって話だぜ」

 

「もう一人は三角形の魔法陣で、物凄い威力で広範囲の魔法を撃ったとか……」

 

 身の丈以上の剣に三角形の魔法陣……!?

 

 三角形の魔法陣はベルカ式の筈だ……。けど近接主体のベルカ式で、広域魔法を撃てるヤツっていったら……。それに身の丈以上の剣は……、ザンバーか!

 

 その想像をした俺はすぐ、その噂話をしている冒険者達の元に行き。

 

「すまない。その話、詳しく聞かせてくれないか?」

 

「俺たちもこれ以上のことは……。後は、二人とも女ってくらいで……」

 

「……ああ、十分だ。ありがとう」

 

 噂話をしていた冒険者達に礼を言い、カズマたちの所へ戻った。

 

「どうした? 何かあったのか……」

 

「もしかしたら、知り合いが近くに来てるかも知れない。すまないが、今日俺はクエストは抜けて、あいつらを探しに行きたい」

 

 カズマからの問いに答えると、

 

「だったら、私達も手伝うが……。その方々の特徴は?」

 

「……いいのか? できれば早く借金返済したんだろ? みんなはクエストに行った方が……」

 

「水くさいこと言うなって! あの借金作ったのはアクアだし、一日くらいならどうにかなるしな」

 

 確かに、手分けして探した方が効率はいい。ここはみんなの言葉に甘えるとしよう。

 

「あいつらの特徴は……」

 

そう言いかけたとき、ギルドの扉が開き、聞き覚えのある声が聞えた。

 

「いたいた。おーい! 悠くーん!」

 

「悠……、良かった」

 

その声の方向を振り向くと、ゆったりとした関西弁にショートカットが特徴の八神はやてと、安心したような表情を浮かべ、長い金髪が特徴のフェイト・T・ハラオウンがこちらに歩いてきた。こちらの世界で目立たないようにするためか、二人ともバリアジャケット姿でデバイスを持っている。

 

「はやて、フェイト、すまない。手間をかけてしまったみたいだな。というか何ではやてまで来たんだ?」

 

執務官(フェイトちゃん)の要請で捜索に参加したんや。こんな時は、私のスキルが役に立つからなー」

 

 なるほど、はやてのレアスキル《蒐集行使》か。確かに夜天の書や蒼天の書の中になら、捜索・追跡の魔法があってもおかしくないからな。攻撃魔法だけじゃ特別捜査官なんて勤まらないし。ということは……。

 

「もちろん私もいるですよ」

 

「ああ、リインもありがとうな」

 

 はやての後ろから身長30cm位の少女が顔を出した。人格型ユニゾンデバイス、リインフォースⅡ。デバイスとはいっても、八神家や俺にとっては妹のような存在だ。

和気あいあいと話をする俺たち四人に、カズマがおずおずと声を掛けてきた。初対面の人間なので、それなりに緊張しているようだ。

 

「ユウ、この人たちは……?」

 

「前に話してた俺の同僚。どうやら迎えに来てくれたみたいだ」

 

 それを聞いたカズマが、隅に俺を呼び寄せヒソヒソと内緒話を。

 

「おい、なんだあの美人は! お前あんな人達と一緒に仕事してるのか? 俺にも紹介しろ!」

 

「別に構わなけど、あいつらを外見だけで判断すると痛い目見るぞ。なんせ二人とも俺より強い。下手にセクハラなんかすると、大変な目にあうからな。多分、半殺しじゃすまねーぞ」

 

「……マ、マジか……!?」

 

「マジだ」

 

 俺の発言にカズマが驚愕していた。それもそうだろう。いきなり上級職に就けた俺より強いなんて言われれば仕方ないと思う。

とりあえず、二人の方を向き、

 

「それで、フェイト。あれからどうなった? あのロストロギアは?」

 

「えっと、封印自体はうまくいったみたい。……けど、私があそこに行った時には……」

 

 俺はいなかったと。まあ、封印できたってことは被害は無かったって事か。それなら良かった。

 詳しく話を聞こうとした時に、はやてが俺をじっと見ていた。何故かフェイトは顔を赤くして俯いてしまうし、リインに至っては突き刺さるような視線だった。

 

「その前に、ちょう教えて欲しいことがあるんや。えっとな、この辺りで悠君が、小さい女の子を自分好みに育てて付き合ってるとか、お姉さんにバインドかけて大人の遊びしてるとかちゅう噂があるんやけど、どういうことや?」

 

「私たちは悠がそんなことする人じゃないって分かってるけど、あんまりにも噂が立ってて……」

 

 ……おい待て。なんか噂が変な方向いってないか……!?

 

「……誤解だ二人とも。それは全てそこのカズマから着せられた濡れ衣だ」

 

「ちょっと待て! めぐみんの時はアイツの話に乗っただけだし、ダクネスの時はバインドかけたのはお前だろ!」

 

「あれはお前が最初に教えてれば、あんな事になってねえよ!」

 

 俺とカズマが口喧嘩を始めたのを見ていたはやてから……。

 

「やましい事が無いんやったら、ちゃんと話してくれたらええ。それとそっちの君も、ヌルヌルな事してるとか、パンツ脱がすとか色々噂になってるから、話聞かせてくれへん?」

 

 そうして、俺たち二人は、はやてに引っ張られテーブルに着席させられた。

 

「……凄いな。カズマはともかく、ユウまでやり込められるとは……」

 

「あの小さい人は妖精でしょうか? 私、始めて見ました……。それと二人とも服装も杖もかっこいいのです!」

 

「……私、あんな感じの若い女の子送り込んだことないんだけど、どうなってるの?」

 

ダクネス、めぐみん、アクアがこちらの様子を伺ってる内に一通り説明は終わり。

 

「なるほどなぁ。悠君も色々大変やったなぁ。(いじ)られ体質も相変わらずや。それと、カズマ君もあんまりやんちゃはアカンよ。そうそうないけど、悠君も本気で怒らせると怖いからなー。」

 

 はやてはやわらかい口調とは裏腹に、逆らえない何かがあるんだよな……。

 つーか、あっちで俺を弄ってたのは主にお前だろ!

 

 はやてへの弁明を終えた俺たちは、お互い自己紹介を済ませ雑談していた。

 特にめぐみんは、バルディッシュとリインに興味津々のようで、この杖も喋るのかとか、リインは何の妖精のなのかとか質問をしていた。そんなやり取りが30分ほど続いた後で。

 

「今まで世話になったな。俺はもう帰るから、みんな元気でな」

 

 カズマ達に別れを言っていると、遠慮がちな関西弁が耳に入ってきていた。

 

「えっとな、ちょう私の話聞いて欲しいんやけど……」

 

 ……このタイミングで水をさされるのは、嫌な予感がする。

 

 そんな事を考えていると、はやてが封筒を差し出した。中に入っていたのは一枚の紙。その内容は。

 

「……八神一尉、これ……なんですか……?」

 

 思わず、階級で呼んでしまったが、目の前のショートカットな関西弁少女は、階級が一番上。よって説明責任がある。

 受取った紙は辞令。要約するとここに留まって、この世界の事を色々調べろと書いていた。

 

「ここな、悠君が跳ばされて偶然見つかった世界なんよ。一応本局としては、ここの事も色々調べておきたいってスタンスみたいでな」

 

「そういうのは普通、調査隊組むんじゃないのか?」

 

「本局も人手不足でなぁ。そんな余裕無いらしいんよ。それで白羽の矢が立ったのが……」

 

 俺って訳か……。というかこれって……。

 

「……ちびだぬき。本当は結構前から俺の居場所は見当ついてて、お膳立て揃えてからここに来たな?」

 

「浅間准尉はスタンドアロンで動ける魔導師で適任やし、これでも色々便宜は図ってもらえるように頑張ったんよ。支給品とかは難しいけど、その分お給料に上乗せして貰えるようにしておいたから。それと、私は”たぬき”ちゃう。”お姉ちゃん”って呼ばれた方が嬉しいなあ。私達二人共、グレアムおじさんにお世話になった仲やろ?」

 

 否定するのそこかよ!? ってか……、換金とかどうなってるんだろう? そういえば、リンディさんが海鳴に引っ越してきた時に、普通に買い物とかしてたよな……。管理局恐るべし……。

 

 そこまで説明を受けたところで、はやての方を上目遣いで見ながら。

 

「じゃあ……、お姉ちゃん? 上級キャリアの権限でどうにかならない? できれば帰りたいところだけど……」

 

「それは無理や。もう上の方でも決定事項になっとるし。それとデバイスの修理が難しそうやったら、連絡寄越して。すぐに対応するって技術部も言うとったよ」

 

 にこやかに受け答えをしていたはやてさんだった。

 

 ……でも、これって実質上左遷のような気がするんだが……。

 

「……わかった。色々納得はいかないけどわかった。俺は、とりあえず一人で動くが……」

 

 そう言いかけた時、はやてが真剣な表情で。

 

「借金がかなりあるって話やけど、そちらの方たちと一緒にいた方がええんとちゃう?」

 

 何でその事まで知ってるんだ、ちびだぬき。お前らどれだけ調べまわってた……!!?

 

「ですよねー! 仕事も大事だけど、借金なすりつけて消えるなんて人間のやることじゃないですよねー!」

 

 カズマ、何言いやがる。さっきアクアのせいでできた借金って言ってただろ!

 

(なるほどなー。こうやって引き止めてたんか。悠君もあれで人がええからな)

 

(……大丈夫かな? 結構大変そうだけど……)

 

(ちゃんと仕事はする人やし、大丈夫やと思うけど……)

 

 はやてとフェイトが念話でそんな事を話しているとは知らず、周りのメンバーたちは……。

 

「話はよくわからなかったが、ともかくパーティーには残るのだな。改めてよろしく頼む。今度、私をモンスターの群れのド真ん中で拘束してだな……」

 

「ユウ、残るのでしたら、引き続き爆裂魔法の指導をお願いします。それとユウも爆裂魔法を覚えて共に爆裂道をですね……」

 

「この際だから、アクシズ教に入信して、この私を崇めなさい! あなたは気配がアクシズ教徒っぽいのよね」

 

 みんな好き勝手言っている……。ようやく帰れると思ったらこれか……。仕事だから仕方ない……か……、ハァ……。

 

「まあ……、そんなに落ち込まないで。お互い連絡は取り合えるから、困ったら相談して欲しいな」

 

「……ん。文句言ってもしょうがない……か。こっちはこっちで頑張るから、そっちもケガとか無いように」

 

「そうだね。あと、なのはも心配してたから、ちゃんと連絡してあげてね?」

 

 フェイトが俺の手を握りながら、励ましてくれていた。言われた通り、後でなのはにも生存報告はしておくとする。

 自分の運の悪さを再認識しつつ、用件が済んだ管理局組の二人は帰路につき、俺一人残された。

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