この素晴らしい世界にリリカルな魔導師を!   作:ゴマフアザラシ

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烈火の将vs雪精の王

「……はぁ」

 

ほぼ日課となっているゆんゆんとの稽古を終えた後、彼女が落ち込んだ様子でため息をついていた。

 

「どうしたんだ? 悩み事なら相談に乗るけど」

 

「……その、稽古をつけて貰ってはいますけど、自分が伸びてる気がしなくて。いつもハンデ付きでもまともに当てられないで、倒されてばっかりだから……」

 

どうやら悩みというのは稽古の成果が出いてないと感じている事らしい。俺からすれば、最初に比べたら体術だって動きが良くなって、そこそこ打ち合えるようにはなってるし、魔法だって運用方法が効率的になってると思っているが、当の本人はそうとは思っていないらしい。

 

「めぐみんと勝負した後は、どんだけ負けてもヘコまないのにな」

 

「……だって、めぐみんの勝負って魔法はあまり関係ありませんし、私ってもう伸びないのかな……」

 

暗い雰囲気で俯いてるゆんゆんではあったが、稽古つけてるのだってここ1〜2ヶ月からだし、少し焦りすぎな気がする。

 

「ゆんゆんって冒険者になってどの位だっけ?」

 

「えっ!? まだ一年経ってませんけど……」

 

それを聞いた俺は思わずゆんゆんの頬を引っ張りグニグニしながら、

 

「まだ駆け出しも良いところで、上級魔法なんてのを使えて、こないだまでソロで冒険者してたヤツの言う事じゃないな。昔の俺へのあてつけか?」

 

「ふうはう、ひゃふぇへふははい!」

 

おそらくゆんゆんは止めて欲しいと言っているらしいが、望みどおりにするつもりは無い。まだ話し合いを続けようと思っていたところ、ダクネスがこちらを向き、

 

「何をやっているのだ? そんな事をするとは珍しいな」

 

「ほらほらダクネス、ゆんゆんの顔が面白い! お前もやってみるか?」

 

ダクネスはまったくと言いながら呆れたような表情だった。多分やるつもりは無いんだろう。

 

「お前な……そろそろ勘弁してやったらどうだ? ゆんゆんだって何か言いたそうだし」

 

今度はカズマが俺に対してほっぺたグニグニを止めるように訴えてきた。

 

「まだ言い足りないから却下。これは相手に話させないで、自分の言いたい事だけを言える俺の奥義の一つだからな。とりあえず全部言うまで離さない」

 

「それのどこが奥義ですか……。ただほっぺたを引っ張ってるだけじゃないですか?」

 

めぐみんよ、確かにここはツッコむところだけど、お前だって何度かやられてるだろ。まあここは構わずにゆんゆんと話を続けよう。

 

「俺が昔に同じ事で悩んでた時は、”そんなの考えるのは十年早い”って言われたな。しかもゆんゆんはその時の俺より魔法使いとして腕はかなり上だし、贅沢な悩みだろ。昔の俺なら間違いなく嫉妬してたろうな」

 

「昔のユウさんですか……? ちょっと信じられませんけど……」

 

「俺が魔法に関わって一年未満であんな威力なんて出ないからな。そこはまあそれから鍛えていった。まったく、そんだけ才能があって落ち込むとか嫌味だろ」

 

とりあえず、ゆんゆんを解放した。引っ張られて少し赤くなっているほっぺたを擦っている。今度はアクアから、

 

「そういえば、ユウって子供の頃はどんなだったのかしら? どうやって鍛えられたの?」

 

「剣を教えてくれた人と同じ部署に付いてったというか……首根っこ捕まれて連れてかれたというか……今の部署と違って防衛任務主体のとこだけど。そういえばそこに所属するための試験もかなり難しくてさ。周りに色々助けてもらったもんだ」

 

昔、姐さんに自分のとこに来いって言われた時は気が付かなかったけど、今になってみると結構心配されてたんだろうなと思う。仕事しながらでも鍛えてくれたんだから、本当に感謝するしかない。

 

「今頃、何してるんだろうな。シグナム姐さんは」

 

 

 

 

 

 

 

数日後、噂をすればなんとやら……まさか本当にここに来るとは思わなかった。他のみんなと同じで事前に連絡が有ったものの、流石に直接顔を合わせるとなると緊張してしまう。

 

「ようこそ、お越しくださいました。ゆっくりしていってください」

 

「シャマル達からも近況は聞いていたが、元気そうで何よりだ。こちらこそよろしく頼む」

 

長い髪をポニーテールにし、凛とした表情の美女。こちらの世界の雰囲気に合わせたのか騎士甲冑姿で屋敷へと訪ねてきた。”剣の騎士”シグナム、剣の師であり少なくとも彼女以上の剣士を俺は知らない。

 

「ダクネスじゃない本物の女騎士だ……!」

 

「カ、カズマ、それでは私が偽者の女騎士のように聞えるのだが……」

 

「だって、攻撃当たらないし、ドMだし、偽者みたいなもんだろ」

 

「……クッ! まさかここで罵ってくるとは……客人の前だというのに……!」

 

カズマの言いたいことはなんとなく分かる。まあ俺も初めてダクネスを見たときは姐さんを思い浮べたもんだが。

 

「ところで悠、一つ聞きたいのだが……」

 

「な、なんでしょうか?」

 

姐さんが俺を見下ろして、視線を俺達の方へ向けている。

 

「なぜ、ひたすらザフィーラを撫でているんだ?」

 

「あ、いや、その、ザフィーラってモフモフしてて癒されるのでつい……」

 

「…………」

 

そう、今回屋敷を訪れたのはシグナム姐さんだけでなく、ザフィーラもだった。今は狼形態になっている。元々、寡黙な人物ではあるが今俺が体を撫でていても特に言葉を発することなく伏せている。ついでにちょむすけもザフィーラを気にいったらしく、背中に乗って丸まっている。冬だし、やっぱり暖かいんだろうか?

 

「もしかして、ザフィーラも使い魔ですか? さっきハヤテの関係者と言っていましたが」

 

屋敷に来た後、自己紹介の時にはやての家族であると説明はしたのだが、めぐみんはザフィーラがただの狼ではないと思ったようだ。

 

「使い魔とは言わないな。はやての使ってる魔法体系だと守護獣って呼ぶ。ザフィーラは”盾の守護獣”の二つ名を持ってるな」

 

「しゅ、守護獣!? な、なんてかっこいい響きですか!? ちょむすけ、負けてはいけません! あなたは今日から”漆黒の守護獣”を名乗るのです!!」

 

めぐみんの使い魔改め漆黒の守護獣になったちょむすけではあるが、当の本人はザフィーラの背中で丸まりながら、あくびをしていた。よく見ると顔がコックリコックリ上下している。多分眠いんだろうとは思うけど、これだと”怠惰な守護獣”だよ。でもそれってそもそも守護獣なんだろうか。

 

「ザフィーラあんな事言ってるけどいいのか?」

 

「…………」

 

俺の問いにザフィーラは無言であった。おそらく子供のする事だから構わないといったところだろう。ここで普通に話すとみんなを驚かせてしまうかも知れないので、無言でいるのかもしれない。

 

「ねえねえ、その剣ってもしかして相当な業物だったりするの? ちょっと見せて!」

 

「なんだ、アクアはレヴァンティンに興味があるのか? 珍しいな、剣に興味を示すなんて」

 

何故だかアクアがレヴァンティンが気になるらしい。

 

「さっき”レヴァンティン”って言ったわね? もしかしてこの剣って特典のパチモノ? ”レーヴァテイン”って剣なら知ってるわよ」

 

なんかアクアは似た名前の剣を知っているらしい。レーヴァテインってどっかの神話の剣だっけ。

 

「あの御仁はどうしたのだ? レヴァンティンをパチモノなどど言っていたが」

 

「アクアって自分を女神だとか、特典がどうこうとかたまに言うんで気にしない方がいいですよ」

 

「……そうか、可哀想に……」

 

シグナム姐さんが悲しい目をしてアクアを見つめていた。おそらく痛い人だと思ったのだろう。俺はもう慣れたけど。

 

 

 

次の日、ゆんゆん体術の稽古をしている時、

 

「見てるだけじゃなくて、参加すればいいんじゃ……アイツの師匠なんだろ?」

 

「いや、私ではあの少女に教えるのは不向きだろう。おそらく中遠距離も踏まえた魔法運用も込みでの指導だ。私の戦い方とは根本的に違っているからな」

 

「そういうもんなのか? 俺じゃあ違いが良くわからないけどな」

 

「だが、ああしているのを見るとアレに稽古をつけていた時を思い出すな」

 

カズマと姐さんが屋敷の中から俺とゆんゆんを見て色々話しているらしい。外からでも、窓の近くに居る二人が見えていた。

 

「ユウの子供の時ですか……どんな子だったのですか?」

 

「一つの事を覚えるのに、時間が掛かってはいた。しかも本人の資質自体は中距離での戦闘の方が向いているというのに、自分ができる事は覚えたいと言ってきかなくてな。まあ、どんな技能でも覚えるまでは訓練を止めないので、今ではどの距離でも対応できるようになってしまったが」

 

めぐみんも興味を持ったらしい。

 

「ふーん、もしかしたらユウとめぐみんとダクネスって似たもの同士なのかもね。めぐみんは爆裂魔法、ダクネスは防御系以外のスキルを覚える気が無いって言ってたし、やってることは逆でも頑固な所なんてそっくりよ」

 

「そうかあ? 普通はユウみたいに色々覚えた方が応用が利いて良いだろ」

 

アクアとカズマがなにやら言いあっている所で、俺とゆんゆんが屋敷の中に戻った。

 

「ただいまー、ああ寒っ! ゆんゆん早く暖まろうぜ、風邪引いたらいけないからな」

 

俺とゆんゆんが暖炉の前で暖まろうとしたその時、

 

「すいません! サトウさん、居られますか!」

 

玄関の方から聞き覚えのある声が聞えてきたので、向かうとそこに居たのはセナだった。とりあえず、話を聞くために屋敷へ入ってもらった。

 

「実は、最近冬将軍による被害が相次いでいまして、魔王軍幹部を二人も討ち取ったサトウさんのパーティーに調査を依頼したいと思いまして……」

 

「冬将軍って雪精討伐しなきゃ出てこないはずだろ!? 被害が出たって事はソイツラが雪精に危害を加えたんじゃ……」

 

「それが、そういった報告は無いんです。彼らの話ではいきなり襲い掛かってきたと。幸い軽症で済みましたので、彼らの冒険者カードを確認しましたが雪精の討伐記録はありませんでした」

 

雪精に危害を加えてもいないのに冬将軍が襲い掛かってくるか……なんか嫌な感じだな。前に警察署で聞いた時は、まだ被害はなかったって聞いたけど、今度は被害者が出たか。

 

「じ、実は俺も一度冬将軍に殺されてしまった事があって……できれば遠慮したいんですが……」

 

カズマはやんわりとセナの依頼を断わろうとしていた。まあ、当然といえば当然だろう。

 

「ならば、私とザフィーラも同行しよう。無闇に被害を増やすわけにはいくまい」

 

「良いんですか? 同行していただけるのなら心強いですが……」

 

「構わん。それにお前なら例え一人でも行こうとするだろう? 私達が何もしなければそれこそ主からお叱りを受けそうだ」

 

どうやら考えを見透かされていたらしい。なんだかんだ言って付き合いも長いからな。こうして俺達のパーティーにシグナム姐さんとザフィーラを加えて前に冬将軍と交戦した雪山へ向かうと、

 

「なんだこりゃ!?」

 

雪山にいた雪精を見て思わず声を上げてしまった。前に見た雪精はふわふわした野球ボールくらいのモンスターだったのに、それよりも二周りくらい大きくなって、羽毛みたいにふわふわだった表面も氷柱のようにギザギザしている。

 

「ちょっと!? これどういうこと!? 雪精がこんなになるなんて聞いた事ないわ!」

 

今の雪精の姿を見たアクアも焦った様子で驚きの声を上げていた。それだけ異常事態って事だろう。しかしこの雪精、姿は凶暴になってはいるが自分から襲いかかってくる気配はない。とりあえず冬将軍を出現させるには数体倒したほうが良いので、攻撃をしようとした時、

 

「おい! もう出てきたぞ! まだ雪精討伐もしてないってのに!?」

 

カズマの言うとおり、雪精に危害を加えていないにも拘らず冬将軍が姿を現した。

 

「カズマ……といったな。あの敵の標的にならないようにジッとしていろ! 確かにアレはお前達では荷が重過ぎる。悠、ザフィーラ、その雪精とやらもアレに合せていつ襲い掛かってくるか分からん。その四人を守れ」

 

姐さんは、瞬時に冬将軍の力量を感じ取ってレヴァンティンを構える。対する冬将軍も自分の敵だと認識したのか真っ直ぐに向かっていった。

 

「ちょっと、あの人……冬将軍と剣でやり合ってるわよ!?」

 

「は、速過ぎて何がなんだか……」

 

アクアとめぐみんの言うとおり、今のところ両者互角に渡り合ってるが、一旦距離をとった冬将軍が、刀を上げるとその周りに氷の塊が浮いていた。

冬将軍なんてふざけた名前ではあるが、実態は冬の精霊である。氷を使った攻撃も可能なのだろう。

そして冬将軍が刀を振り下ろすと、シグナム姐さんに向かって氷塊が凄まじいスピードで向かって来ていた。

 

「レヴァンティン!」

 

カートリッジを消費し、レヴァンティンが刀身に炎を纏い燃え盛っている。

 

「陣風!」

 

レヴァンティンの斬撃から繰り出された衝撃波で飛んできた氷塊を全て打ち落としていた。

 

「あの炎……ユウの比ではないな……!? なんだあの威力は……!」

 

当然だ。姐さん自身の魔力変換資質『炎熱』と炎の魔剣レヴァンティンのコンビだ。変換資質を持ってない俺と比べたら、どうしたってこっちが見劣りする。

 

「今度は剣が鞭みたいになったわよ!?」

 

レヴァンティンが連結刃の形態『シュランゲフォルム』になっていた。しかしこれでも冬将軍相手では決め手に欠けるらしく、双方何度も鍔迫り合いをしていた。

 

……アレ? 姐さん……かすかに笑ってるような……。もしかして悪い癖が出てきちゃったかな……?

 

そうして連結刃のレヴァンティンで冬将軍を弾き飛ばしてから、柄と鞘合せて弓の形態へと変化させる。レヴァンティンのフルドライブ、『ボーゲンフォルム』……それから繰り出される一撃は剣の騎士最大の威力である。

 

……姐さん、目が三白眼になってて怖いです。

 

「翔けよ、隼ッ!」

 

「姐さん、ちょっと待った! 雪山でファルケン使っちゃダメええええ!!」

 

俺は叫び声を上げたがもう遅く、

 

『Sturm falken』

 

冬将軍に向かって音速を超える矢が放たれた。相手も寸でのところで避けたらしく、直撃には至らなかったものの、冬将軍の鎧はひび割れ動くのもやっとの状態になっていた。シュツルムファルケンの衝撃波で後方に弾き飛ばされたらしく、大分距離も開いていた。あと、俺の心配も杞憂に終って良かった。

……と思っていたのだが、

 

「『エクスプロージョン』ッ!!」

 

めぐみんが冬将軍に向って爆裂魔法を放ち、その跡地には敵の姿は無く爆裂魔法の爪跡であるクレーターだけが残されていた。

 

「さっきのシグナムの攻撃を見てつい対抗したくなってしまいました。そしておいしいところを持っていく紅魔族の本能にも逆らえず爆裂魔法を……」

 

などと、めぐみんが倒れながら呟いていた。シュツルムファルケンと爆裂魔法の衝撃波ってもう結構やばいんじゃ……。

 

ドドドドド!

 

雪山上方から何かが猛スピードで降りてくる音である。うん当然だよね、雪山で衝撃波なんて出したら雪崩が起こって当たり前だよね。

 

「みんな、雪崩だ! ザフィーラ二人抱えて! 後の二人は俺が抱えて飛ぶから早く逃げるぞ!」

 

そうして、俺達は命からがら屋敷へと戻ってきていた。ともかくセナからの依頼は無事とは言えないが終了した。めぐみんの冒険者カードにも冬将軍の討伐記録が記載されている。

精霊というのは倒したところで復活してしまうそうだが、それには時間が必要らしく、とりあえず今年の冬の間に被害が出ることは無いそうだ。

姐さんがアクアの治療を受けてから居間に戻ってきて直ぐに俺を呼び、

 

「悠、あの冬将軍……なんというか、何かに怯えている様に感じた。もしかしたら、凶暴化の原因は他にあるのかもしれんな」

 

冬将軍が怯えている? あれだけの力を持ってるヤツが!?

 

「そこまで緊張するな、気のせいかもしれん」

 

姐さんは俺を不安にさせてしまった事を悪いと思ったのか、直ぐに言いなおしていた。だが次の一言は、

 

「……それでだ、さっき治療中にアクア殿から聞いたのだが、お前……冬将軍とやりあった時に一撃で沈んだそうだな?」

 

こ、これはヤバイ流れかもしれない。何とか誤魔化さないと……。

 

「そ、その、あの時はカズマがやられて頭に血が上ってて……」

 

「まったく、しばらく稽古をつけていないうちに弛んでいたらしいな。今のお前ならあの相手でも遅れは取らないというのに。これから一戦交えて気を引きしめて貰おうか」

 

「ね、姐さん……お、お怪我は!? そ、それにお疲れでは……?」

 

「さっきアクア殿に治療して頂いて全快だが? 大したものだ、シャマル以外であれほどの治癒術士は見たことが無い」

 

治療を行なったアクアを見ると、褒められて嬉しかったのかドヤ顔になっていた。

アクア、恨むぞ! 余計な事しやがって!!

 

「さて、行こうか。ヴィータとの戦技披露会を見た際に、今のお前とも戦ってみたいと思っていたところだ」

 

姐さんに引きずられて行く最中にカズマと目が合ったが、

 

(すまん、俺じゃその人は止められない。死なない程度に頑張ってくれ)

 

なんて、カズマの心の声が聞えた気がした。

 

一時間後、双方ボロボロになった俺達をまたしてもアクアが治療していた。俺は気絶していたので、その辺りは良く覚えていない。

ただみんなの話ではシグナム姐さんは満足したような顔をしていたらしい。その時のセリフは、

 

「なかなか心躍る戦いだった。まさか、いつの間にか氷結変換まで習得していたとは。次に戦う時も楽しみだ」

 

……だったらしい。それを聞いたメンバー全員がドン引きしていたそうだ。




めぐみんが冬将軍討伐していますが、今回は相手にダメージがあったので爆裂一発で倒してます。
あと書籍ではバニルを倒したのはめぐみんなので、そこで入るはずの経験値を冬将軍で補う形になっています。
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