この素晴らしい世界にリリカルな魔導師を! 作:ゴマフアザラシ
めぐみんの実家に泊まった次の日の早朝。里の広場で稽古を行っている俺であった。魔王軍は昨日の襲撃時に喰らった爆裂魔法による被害で、体制が整うまで大人しくしているのかも知れない。汗をかいてしまったので、風呂を借りても良いかを、ゆいゆいさんに聞かないといけないなと思いながら、めぐみんの家へ行こうとしていると、
「おはようございます。里に来ても朝は早いのですね」
「よう、おはよう。昨日はよく眠れたか?」
ゆんゆんの家に一泊してパジャマ姿になっている、帰宅途中のめぐみんに出くわした。
「ええ……。ユウの肩揉みのおかげでぐっすりと。それに関しては感謝しますよ」
「そうか。奥義の一つ……『極楽マッサージ』が役に立ったようで何よりだ」
「たかが肩揉みに大層な名前を付けないで下さい!」
たかが……なんて言われてしまったので、少し言い返すことにした。
「伊達に整体施術の資格を持っているわけじゃない。たかが……なんてのは取り消して貰おうか。でなければ、取り消すまで毎晩マッサージし続ける……!」
「何でそんな資格持ってるのですか!? 多芸にも程がありますよ!?」
「……小さい頃から友達の親御さんの肩揉みとかよくやっててな。資格取ってみたらどうだって勧められたんだ。まあ、それなりに勉強もしたけど」
ちなみに時間が空いてる時は、ミッドの連中にも頼まれる事もある。訓練明けやデスクワークの節々で……。流石に年頃の女の子にマッサージするのは気恥ずかしい時もあるが。あと胸部は、はやての管轄です。俺がやったらセクハラで捕まります。
「そういえば……めぐみんちって朝でも風呂入れるか? 汗かいたから、体洗っとこうと思って」
「大丈夫だとは思いますが……。そういえば、この近くに浴場がありますから行ってみては?」
確かに、広い風呂で汗を洗い流すのも良いかもしれない。そう思い、一旦家に戻り着替えを持って浴場に向かう事にした。そして、その浴場に辿り着き、看板に書かれていた文字は、
「……『混浴温泉』っ!? ……だと!?」
なんてこった。まさかとは思うが、紅魔の里の浴場は混浴がデフォなのか……。日本でも江戸時代は混浴だったという話だが、ここでも似たような文化なのか!?
まあ、そうだとしても、この時間に風呂に来るなんて爺さん婆さん位だろうから、気にしても仕方ない。そう思いながら、入り口の
「……嘗めてんのか」
反射的に言葉が出てしまった。屋内は普通の銭湯のような雰囲気で、ちゃんと男女別に分かれている。初見の人は絶対に勘違いするだろう。バニルがいたら、”混浴だと思ったか? 残念。男女別でした!”などと言って高笑いするはずだ。
気を取り直して風呂に浸かる。早朝という事もあり男湯には誰一人おらず、貸し切り状態であった。体も暖まったので風呂から上がり、飲み物でも飲もうとしていたところ、ここに来ていたらしいお客さんが一人。その女の子は、コウモリの羽の様な髪飾りを付けていた。だた……、なぜか目の下に隈ができているし、どことなく疲れているような印象を受ける。俺が彼女を見ていたので、こちらの視線に気付いたらしい。あちらも俺の方を見て、
「この時間にお客さんとは珍しい……。おや……?」
珍しい者を見るような感じで言葉を続けた。
「外の人とは思わなかった。いつこの里に?」
「昨日、着いたばかりですよ。今は友人の家でお世話になってます」
「そうか。見たところ冒険者かな? ここには、いつまでいるんだい?」
「そこら辺はまだ決まってなくて……、ウチのリーダー次第かな」
といった感じで世間話をしていたのだが、目の前の少女は相当お疲れの様子だったので、
「ちょっと失礼」
と言いながら少女に近づき、背中に回って肩を掴む。
「……これは、かなりこってますね。長時間デスクワークした時なんかの状態だ」
「実は、このところ連日徹夜でね。昨日は昨日で、友人にとんでもない目に遭わされて……」
そんな話をしながら、少女の肩を揉み解していった。
「……ふぅ。……んっ! あっ……! そこをもっと強く……!」
「ここですか? この辺りが特に酷い」
「ああっ! そこ……! もっと……!!」
声だけ聞くと、なんかいかがわしい様に感じるかもしれないが、これは単なるマッサージである。これが漫画なら、声で勘違いした誰かが現れるところだろうが、今は早朝でお客さんは俺ら以外誰もいないので、そんな事は起こりようがない。しばらくして、マッサージを終え、
「いや、助かった。おかげで肩が軽くなったよ。これで色々と捗りそうだ」
「いえいえ。頑張るのも良いですけど、あまり無理なさらずに」
そうして、少女と別れて『混浴温泉』という名のただの銭湯を後にした。俺を見送った後の少女は、
「……あっ!? 名乗るのを忘れていた……」
と呟いていたらしい。まっすぐにめぐみんの実家に戻ると、ダクネスは起床していたが、アクアとカズマはまだ起きていないようだ。すると、ダクネスが俺を見て。
「ああ、おはよう。日課の訓練か? 精が出るな」
「おはようございます。朝食はもう少しでできますから……」
ゆいゆいさんは朝食の用意をしてくれていたらしい。流石に何もしないのは申し訳ないので、手伝う事にした。俺はともかく、アクアとひょいざぶろーさんは、昨日買ってきた酒を二人で空にしていたので、普通のご飯よりもお粥が良いだろうと思い、調理していると、そこに現れたのはこめっこだった。
「兄ちゃん、おはよう! それってお粥!? いつもと違うよ!?」
「おはよう。ちょっと味見してみるか?」
それに対し、こめっこは目を輝かせながら力いっぱい頷いたので、スプーン
「ちゃんとお米の味がするお粥だ!? いつもと全然違うよ!」
ヤバい、こめっこの普段の食生活を聞いてると切なくなってくる。つい、
「こめっこちゃん、今日は何が食べたい? お兄さんの作れる物なら何でも作るよ」
と言ってしまった。仕方ないじゃないか……。この子、不憫すぎる。そうしているうちに、カズマ達も起きて来て、全員で朝食を取ってから、今日はどうするかといった話になった。ちなみにめぐみんのご両親は、仕事に出かけてしまっている。会話の中で、女性陣がカズマの事をカスマとかクズマとかゲスマなどと言っていたが、昨日の夜の件に関しては自業自得なので仕方ないと思う。しかし、カズマが俺に対して助けを求めるような視線をしていたので、ため息をつきながら、
「……はあ。あのな、手を出すなら出すで、もっとこう……堂々と開き直った方が良い。例えば……、俺はロリコンじゃない! 責任は取るつもりだったし、手を出したのがたまたまロリっ娘に見える人だっただ……、ゲフッ……!?」
全てを言い切る前に、めぐみんの正拳突きが俺の腹にクリーンヒットした。この正拳突き、どこかの格闘家と見紛う程の綺麗なものであった。
「……な、なかなかの突きじゃないか。いつの間にそんな……」
「誰かさんの心配性のおかげで、ゆんゆんほどではないにしろ、体は鍛えていますから。それよりも私に手を出すと、ロリコン疑惑になる件……その辺りを、ちゃんと話し合おうじゃないか……!」
指をバキバキ鳴らしながら、威圧感を纏っためぐみんが俺に近づいて来る。
「……待て! 話し合う前にもう手が出てるだろ! これ以上やるなら正当防衛で迎撃を……」
と、めぐみんを必死に止めようとしていた時、
「すいませーん! 誰かいませんかー?」
聞き覚えのある声と共に、玄関の扉が開く音が聞こえた。めぐみんとそちらへ向かうと、
「ゆんゆんと……そっちは……!?」
「ここに旅の整体師さんがいたとは……! さっきは世話になったね」
銭湯で出会った少女が、ゆんゆんと一緒にここへ来ていた。あちらも驚いていたようだったが、なぜか俺を旅の整体師さんなんて呼んでいる。
「ゆんゆんとあるえではないですか。どうしました? こんな朝早くから」
あるえってのはアレか。あの小説書いた人だよな。一体何の用だ? あるえと呼ばれた少女は俺達の方を向き、
「我が名はあるえ。アークウィザードにして上級魔法を操る者……、紅魔族英雄伝の著者にして、やがて作家となる者……!」
どうやら、間違いないらしい。あるえは続けて、
「めぐみんの家にゆんゆんの師匠がいると聞いてね。こうして訪ねて来たというわけだよ」
俺に用事があるらしいので二人を中に入れて、カズマ達とも会わせて色々と話をしていた。
「あの時のユウったら、真剣な顔で”俺とゆんゆん以外は全滅する……!”なんて言ってたのよ! その後の慌てっぷりったら……!」
アクアがあの時の話をしだして、笑うのを必死に堪えていた。こっちは思い出したくないってのに。
「……アクア、それ以上言うなら、今夜の酒はひょいざぶろーさんの分しか買ってこない」
「そ、そんな……!? お願い! 私が悪かったから! もう言わないからあ!!」
アクアをなんとか止めて、あるえの方を向いているとカズマが、
「……デカいな」
「ああ、銭湯で会った時は、めぐみんやゆんゆんと同い年だとは思わなかった」
俺とカズマの双方、同じ感想を持ってしまった。めぐみんはともかく、あるえはゆんゆん以上に胸が豊かであり、視線が自然にそっちに行ってしまう。
そういえば……二人の肩を揉んだ時のこり方は……。
などと、顎に手を当て考えていると、
「……ユウ、今何を考えているか当ててあげましょうか? 知っての通り、紅魔族は知能がとても高いのです」
「めぐみん……。一つの事柄には、長所と短所が存在するんだ。めぐみんのも悪い事ばかりじゃない……。おいやめろ! また正拳突きするつもりなら、取り押さえるからな!」
俺に攻撃を加えようとするめぐみんを制止し、あるえに向き直る。
「ところで……俺に用って、何だ?」
「実は、ゆんゆんからユウさんは変わった魔法を使うと聞いてね。小説のネタにできないかと思って、話を聞きに来たんだよ」
なるほど。納得はしたけど、また変な内容書かれても困るしなあ。ならここは。
「別に、俺の魔法をネタにしなくったって、身近なものをうまく使えばいいと思う」
「……例えば?」
真剣な表情のあるえに応えるように、言葉を続ける。
「爆裂魔法の真実……とか」
それに対して、いの一番に反応したのは、やはり……、
「爆裂魔法の真実とは、聞き捨てなりませんね。聞かせてもらいましょうか!」
めぐみんも興味津々といった感じで、俺に話をするように促していた。あるえもめぐみんが爆裂魔法を使っているのが意外だったようだが、そこまで気にしていないらしい。それよりも俺に早く話してくれ、といった雰囲気をしている。
「この里の人達は、爆裂魔法をネタ魔法なんて呼んでるけど、とんでもない話だ」
全員がゴクッと喉を鳴らし、俺の話に聞き入っている。唯一の例外はこめっこで、俺が作った簡単なお菓子を頬張っていた。
「そもそもアレを爆裂魔法なんて呼んでるのが間違いなんだ。正確には、”消滅魔法”や”殲滅魔法”って言う方が正しい」
「ちょっと待ってください。何を根拠に……!?」
反論してきたのは、めぐみんであった。当然と言えば当然だ。自身が使い手なんだから一番気になる筈だからな。
「俺は爆発魔法や炸裂魔法は知らないが、爆裂魔法は霊体やバニル位の悪魔だって倒せるんだろ? 俺の見立てじゃ、あの爆発はどんな者でも消滅させる程の魔力が引き起こす余波に過ぎない」
「じゃあ何か!? あの爆発が、ただのおまけだってのか!?」
カズマも目を見開いて驚いていた。
「……ああそうだ。ところでみんなは……爆裂魔法って、どこかおかしいと思った事は無いか?」
「おかしいって……頭のおかしい娘って呼ばれてるのが使ってる魔法ってくらいで……」
カズマが特に考えなしに口にしていたが、めぐみんが鋭い視線を向けていた。
「めぐみん……。とりあえず、カズマに何かするのは後にしてくれ。俺がおかしいって言ってるのは、そういう事じゃない」
「だったら何ですか?」
ゆんゆんも徐々に気になって来たのだろう。真剣な表情で話に参加しだしていた。
「上級魔法と比べると……設計思想とでも言うのかな。オーバーキルな威力、規格外な魔力使用量、そして習得するための膨大なスキルポイント。どれをとっても、普通じゃない」
「それは当り前です! 爆裂魔法は最強魔法。そこまでだからこそ、最強と呼ばれるのです!」
めぐみんの言う通り、それに関しては異論は無い。問題は……。
「そこで、疑問として浮かび上がるのが、あまり使い所がない筈の爆裂魔法は誰が何のために作ったか……って事だ」
それに対して一同。考え事をして静まり返った後、
「やっぱり、上級魔法でも敵わない相手を倒すためじゃ……」
カズマの推論も一つの解ではあるだろう。使い手はかなり選んでしまうが。
「最強魔法って格好良いじゃない! きっとロマンを追い求める人が作ったんだわ!!」
それは無いと思うぞ、アクア。
「一撃必殺を極めようとした人が、創造した破壊魔法では?」
めぐみんのも、要はアクアと同じで、ある種のロマンのためか……。
「……そうだな。爆裂魔法で、生と死の間のギリギリのプレイを楽しむためでは……!」
悪いがそれは絶対に無いぞ、ダクネス。
「確かに改めて言われると、おかしいですね。私は学校に通ってた頃から、爆裂魔法はネタ魔法ってしか教わっていませんから……」
ゆんゆんは答えを思いつかないらしく、首を捻っていた。
「じゃあ俺の推論だけど、多分……気分が悪くなると思うから覚悟しておいてくれ」
そう言うと、全員が俺をジッと見て無言になっていた。
「爆裂魔法は……おそらく使用者が死ぬ前提で作られている魔法だ」
「「「「なっ!!?」」」」
その場にいた全員が驚愕の声を上げていた。ちなみにこめっこは腹いっぱい食べて眠くなったらしく、スゥスゥと寝息を立てて眠っている。
「本来なら、魔力が足りなきゃ発動できないだろうが、昔は何らかの方法で、そこを生命力で補って無理矢理にでも発動させていたとしたらどうだ?」
「た、確かに……それなら可能かもしれませんが……、しかしスキルポイントは?」
少しショックを受けている様に見えるめぐみんであった。
「スキルアップポーションがあるだろ。なんだっけ? デストロイヤー造った国……、ノイズとか言ったか。あのくらいの技術だったら、もしかしたらそれも量産してたかもしれないし」
「じゃあ、何のために……そこまでの……!?」
ゆんゆんも他人事とは思えなくなったのだろう。本人は否定しているが、めぐみんは一番の友達のはずだから。
「相手に関しては俺も分からない。魔王軍だったかも知れないし、もしかしたら人間同士の戦争で使っていたのかも知れない。……そいつら相手に爆裂魔法を使って”死んでも勝て”って感じでいたんだろうな」
「な、なんて……外道な……!? そんな恐ろしい事があっただと……!」
ダクネスも震えながら、顔を青くしていた。死ぬのが前提なので、いつもの悪い癖は出ないようだ。
「……けどその後、徐々に使い所の無くなった爆裂魔法は姿を消していき、現在ではネタ魔法なんて呼ばれるようになっていった。……どうだ?」
「ま、まさか……爆裂魔法にそんな暗黒の歴史があったとは……! 可能性としては、あり得る話です。爆裂魔法は呪われた魔法だったのですか!?」
真っ青になりながら、悲しそうな表情のめぐみんに対し、
「……まあ、これは小説のネタ用に今考えた嘘八百だけどな」
その一言で居間は一瞬、静寂が支配し。
「……撃って良いですか? 今日はユウを的にして全力で爆裂魔法撃って良いですか!」
激昂しためぐみんが、俺へ詰め寄って来たので、
「……止めてくれ、めぐみん。その魔法は俺に効く、……止めてくれ。マジで死ぬから!」
必死になってめぐみんの説得を試みていると、先ほどから一言も言葉を発していないあるえから……、
「最強の魔法使いを名乗る主人公が、爆裂魔法を習得し……仲間と共に苦難を乗り越えていく……。そして、明かされる爆裂魔法の闇の歴史! それを知った主人公は苦悩するが、仲間の絆と優しさで立ち直り、最終決戦へ……!」
なにやらブツブツ呟いていた。小説の構想でも思いついたんだろうか? すると、あるえが俺の手を握り、
「素晴らしいネタを提供してくれて感謝するよ。私はこれから帰宅し、執筆活動に専念するとしよう!」
そう言って、足早にこの場から去って行った。
「……ほんとに小説のネタにする気かな?」
「知るわけないだろ! 何であんなの言ったんだ?」
カズマは半ば呆れ顔を見ていたが、
「……また俺をネタにして、おかしなの書かれても困るしな。それとも小説の俺っぽい部分を、カズマっぽくして貰うか? 何かの拍子でベストセラーになったら、モデルになった人物なんて言われて取材とか来るかも知れないぞ」
「……遠慮する」
カズマも自分がネタにされた場合を想像したらしい。盛大に勘違いして、恥をかいた自分を思い浮べたのだろう。
「……さて、ユウ。さっきの話はまだ終わっていませんよ? ロリコン疑惑と肩こりの件、ちゃんと話し合いましょうか……」
「めぐみんさん。最近、俺の幼馴染達に似てきている気がするんですが、何かの勘違いでしょうか?」
うまい事、さっきの件は忘れてくれるかと思っていたが、そうもいかないようだ。感情の高ぶりから、めぐみんの深紅の瞳がその輝きを増していた。
「……ハヤテからユウが調子に乗ったら、お説教して良いと言われていますので。そこに正座して下さい。しない場合は、昨日貰ったスクロールで無理矢理にでも動きを封じます」
完全に自分で自分の首絞めてるね、俺。ここで魔法使われるのもマズいんだけどなあ。
「ええっと……。逃げて良い?」
「その場合は、ユウの居そうな場所に爆裂魔法を撃ちます。ユウが逃げる場合、誰にも迷惑を掛けないように、人がいない場所にでも隠れそうですから、それを予想して撃てば当たりますよね? 広域殲滅魔法の正しい使い方ですし。杖も持たないで、威力は下げますから……!」
満面の笑顔での恐ろしい発言に観念した俺は、この世界に来てから初となる、めぐみんからのお説教を受けてたのであった。多分、お説教もはやてに伝授されていたのだろう、俺に反論の余地を与えずに進めていき、全てが終わった後の俺は、疲れ果ててしまっていた。
何気に体術が強化されてるめぐみんです。
スクロールに関してもちゃんと使おうとしていますし、ゆんゆん曰く、上級魔法を覚えれば歴史に名を残す天才らしいので、普通に魔法を使えば相当強いでしょうね。