艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

102 / 130
作戦前の休日。の談。

キャラ崩壊、他作ネタ、独自設定含みます。


艦これSS改102話

 

 ○○鎮守府、一〇〇〇ーー

 

 大広間ーー

 

女『待って! 行かないで! あなたがいなくなったら、私……生きていけない!』

男『俺は死にに行くんじゃない。愛するお前や子ども達を守るために行くんだ』

 

 大広間では朝から映画上映会が敢行されていた。

 今日は大本営から次なる大きな作戦が発令される予定であるが、今年もゴールデンウィーク中の作戦となるので提督がみんなに束の間の休息を与えたのだ。

 

 他の鎮守府はどうしているかは定かではないが、当鎮守府の提督は作戦開始前には事前調査をしてから行うので今日が潰れても任務に支障はない。

 なので提督は鎮守府の業務を全て休みにし、こうしてみんなで映画を観賞している。

 

 因みに今流れている映画は『ハルマキドン』というタイトルで、地球に大きな春巻きが降ってくるのをプロジェクトチームが阻止するという壮大な(?)物語であり、今は主人公の男が妻へ明日春巻きを止めに行くと伝えたところである。

 

妻『でも、生きて帰れる保証なんてないじゃないっ!』

主人公『生きて帰るさ。だから涙を拭け……その涙は帰ってきた時にとっておけ』

妻『馬鹿っ……帰って来なかったら一生憎んでやるんだから!』

主人公『お前の一生忘れられない男になれるのなら、それもいいかもな♪』

 

 実に感動的な場面であるが、

 

不知火「セリフはいいのですが、春巻きに地球が滅ぼされるというシナリオが納得出来ないわね」ウーン

陽炎「全鎮守府に所属してる赤城さんが行けば救われそうとか思っちゃうわね」ニガワライ

黒潮「ツッコんだら負けやで」

親潮「春巻きに負けるって妙ですよね」アハハ...

 

朝潮「どうしてこんな春巻きが宇宙に誕生したのかしら?」

大潮「宇宙人は春巻きが好物なんでしょうかね〜?」

満潮「アホくさくしてツッコむ気にもならないわ……」チラッチラッ

荒潮(と言いつつ横目ではしっかり観てるのよね〜♪)

 

子日「どうなるのかな〜?」ワクワク

若葉「きっと大丈夫さ」ドキドキ

初春「…………」プルプル←笑い堪え中

初霜「…………」ニガワライ

  (肩が凄い震えてるな〜)

 

 みんなそれぞれ思うところがある様子だ。

 

龍田「タイトルからして笑っちゃったけど、内容も可笑しいわね〜」クスクス

天龍「でもセリフはめっちゃ格好いいんだよな」ニガワライ

夕張「やっぱりこれを選んで良かったわ♪」

大淀「というか、感動場面なのかギャグ場面なのか分かりませんね」ニガワライ

明石「これはコメディ映画だからシュールなのも笑いどころよ♪」

 

 この映画を推した張本人は夕張と明石。周りの反応に二人はとてもご満悦だ。

 

羽黒「ど、どうなっちゃうんだろ……」ドキドキ

足柄(こんなシュールなのでもちゃんと見入っちゃってるのね)ニガワライ

妙高(可愛いわね、羽黒は)フフフ

那智(うちの末っ子は本当に天使だな)ウンウン

 

加古「( ˘ω˘)」スヤァ

古鷹「加古〜、ちゃんと観ようよ〜」ニガワライ

衣笠「観てても笑っちゃうけどね〜」アハハ

青葉「……そ、そうですね……」プクク←笑い堪え中

 

ポーラ「映画観ながらの一杯は最高♪」クピクピ

ザラ「お休みだから大目に見るけど、飲み過ぎないでね?」

プリンツ「今日はボトルで飲んでないから、きっと大丈夫だよ♪」

 

利根「こやつ漢じゃなぁ」ウンウン

筑摩「提督の方がいい男ですよ、姉さん」

 

赤城「加賀さん、私のポップコーンがなくなっちゃいました……」

加賀「それで四回目なのだけれど……まぁ、今日はお休みですし良しとしましょう、また貰ってきます」

翔鶴「あ、なら私達が貰ってきますよ」ニコッ

瑞鶴「私達は飲み物取りに行くから、ついでに貰ってくるわ♪」

 

祥鳳「瑞鳳、大丈夫?」セナカサスサス

瑞鳳「だ、大丈夫……笑い過ぎただけだから……」クフフ

鳳翔「シュールなのは可笑しいですからね」フフフ

龍鳳「それも春巻きですからね」ウフフ

 

扶桑「暫く春巻きは食べられないと思うわ……」プルプル

山城「姉様のツボにこんなにクリーンヒットするとは……」セナカナデナデ

伊勢「それを言うなら日向もよ」セナカポンポン

日向「は、春巻きに突撃するんだぞ? 笑うしかないだろ……」プルプル

 

しおい「ど、どうなるのかな?」ニガワライ

ろ「きっと春巻きから地球を救ってくれるよ!」キラキラ

ゴーヤ「や、やめるでち、これ以上笑うと腹筋が……」プルプル

はち「腹筋崩壊なんてレベルじゃない……」プルプル

 

 それでもみんなはこの映画を楽しんでいる様子。

 ただ映画の内容を楽しんでいるというよりも、内容にツッコミを入れて楽しんでいる感じに近い。

一部はポップコーンを大量に消費しつつ。

 

 そして映画は進みーー

 

主人公『あと少しだ! あと少しで食いきれるぞ!』

脇役『ここまでくれば……!』

 

 プロジェクトチームは春巻きを食べて地球へ落ちるのを阻止していた。

 地球を壊滅させる程の春巻きをプロジェクトチームおよそ十二名で食べきることはまず無理だが、それはフィクション映画なので触れないでおこう。

 

脇役『おい、さっきクラスじゃないが、もう一個来たぞ!?』

脇役『マジかよ!? もう胃袋がもたれて入らねぇってのに!』

主人公『…………俺が食う!』

脇役『正気か!?』

主人公『俺以外に誰が食いきれるってんだ!』

 

 こうして主人公は更にやってきた春巻きを食べに、チームから離れていった。

 

提督「世界を春巻きから守るというのは斬新な発想だな……ただ、宇宙空間にある春巻きをどうして普通に食べられるのか疑問だ。そもそも食べて阻止する以外に破壊するなどといったことはしないのだろうか?」

 

 提督の反応は至極常識的である。

 

大和「そうですよね〜♡」

金剛「テイトクの考えは正しいネ〜♡」

榛名「榛名も同じ考えです♡」

長門「流石は我らの提督だな♡」

 

 運良く提督と席が近くなった大和達は映画ではなく、提督にしか集中していないがちゃんと提督の言葉には反応しているのが流石である。

 

武蔵「というか、ただデカい春巻きなら大気圏突入した時点て黒焦げになって終わりだろうな」ニガワライ

陸奥「こういうところが売りなんでしょうけどね」ニガワライ

比叡「こういうコメディ映画ってよく考えられるよね〜。私には無理だな〜」

霧島「常人には出来ない発想だからこそ、ここまで人を笑わせることが出来るのかもしれませんね」ニガワライ

 

 その後も映画は続き、ラストは春巻きを食べ終えた主人公が無事に生還したそうな。

 

 そしてお昼は去年同様みんなしてバーベキューを楽しみ、英気を養ったーー。




今回は春イベ前のネタ回ですかね。多分。
元ネタや春巻きが好きな方、ご了承お願い致します!

此度も読んで頂き本当にありがとうございました☆
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。