艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

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重巡洋艦メイン。

ネタ、独自設定含みます。


艦これSS改107話

 

 ○○鎮守府、一五〇〇ーー

 

 中庭ーー

 

衣笠「ん〜、最近は暑くなったわね〜」ノビー

鈴谷「確かに〜、暖かくなったな〜って思うとすぐに暑くなるんだよね〜」

 

 仲良くベンチに並んで座る衣笠と鈴谷。

 衣笠は鈴谷の言葉に「分かる〜」と返しつつ、伸びた延長でそのまま空を見上げる。

 見上げた空は青々としていて、手を伸ばせば届きそうなほど。

 

 当鎮守府は艦隊の活躍で既に後段作戦である『占守島沖』の攻略に乗り出している。

 そして衣笠と鈴谷は今のところはすることもなく、待機中。

 いつもは姉の青葉や親友である古鷹や加古と一緒にいることが多い衣笠だが、今日はたまたま一人の時間を過ごしていて、そこに鈴谷がやってきた感じだ。

 二人共に女子力が高め……というよりは服の趣味等が一緒なので、ファッション雑誌を一緒に読むこともしばしば。

 

衣笠「そろそろ夏服出そうかな〜」

鈴谷「でもさ〜、梅雨になると半袖とかだと寒かったりする日もあるから微妙だよね〜」

衣笠「あ〜、分かる分かる〜。四季が日本のいいところだけど、梅雨みたいにはっきりしない季節はね〜」

 

 他愛もないガールズトークをする二人。

 すると二人の視界が同時に何者かによって塞がれた。

 

『だ〜れだ♪』

 

 犯人達は揃って二人へ声をかける。

 しかしその声ですぐに二人は犯人の名前が浮かんだ。

 

衣笠「青葉……と思わせておいて熊野ちゃん!」

鈴谷「なら私の方は青葉だね〜♪」

 

青葉「ありゃりゃ……あっさりバレてしまいましたね〜」

熊野「興ざめですわ〜」

 

 せっかく言い当てたというのに、何故か二人に微妙な反応をされた衣笠達は思わず苦笑いをこぼす。

 

青葉「それはそうと聞いてよ、キヌガッサー!」

熊野「お二人共聞いてくださいまし!」

 

 二人が始めたのに……と思った衣笠と鈴谷だったが、二人のどこかキラキラした眼差しに何も言えなかった。

 それから衣笠達が青葉達に「どうしたの?」と訊ねると、

 

青葉「今日はアイスクリームの日なんです!」

熊野「なので食堂でアイスクリームの特売していますわ!」

 

 ということらしい。

 

 青葉が新聞のネタを探しに鎮守府内を歩いていると、熊野がアイスクリームのことが書かれたチラシを持っていたので、こうしてやってきたのだ。

 

衣笠「へぇ〜、今日ってアイスクリームの日なんだ〜」

鈴谷「ホント、色んな日があるんだね〜」

 

熊野「一九六四年のこの日、アイスクリームのシーズンインとなる連休明けの時期であるこの日に、東京アイスクリーム協会が記念事業を行い、諸施設へアイスクリームをプレゼントしたことがきっかけでそう呼ばれるようになったそうですわ」

青葉「因みに、アイスクリームの日の由来として、一八六九年に町田房蔵が横浜の馬車道通りに開いた「氷水屋」で、日本初のアイスクリーム「あいすくりん」を製造、販売した日であるという説が一般的に流布してますが、これは旧暦の六月、新暦では七月のことなので今日ではないんですよ♪」

 

鈴谷「よくそこまで知ってるね〜」

衣笠「どうせ青葉が調べたんでしょ。気になるとすぐに検索するから」ニガワライ

 

青葉「どうせは余計です。それでこれからアイスクリームを食べに行きますが、二人も行くでしょ?」

熊野「行きますわよね?」

 

 そう訊いてくる青葉と熊野だが、その手ではもうそれぞれ衣笠と鈴谷の手を引っ張っているので行くことは確定している。

 こうして四人で食堂へ行くことになった。

 

 

 食堂ーー

 

 食堂に着くと、食堂内には既に多くの艦娘達で賑わっている。

 近頃は暑い日も多かったので、アイスクリームの特売日というのはかなり嬉しいイベントのようだ。

 

 お目当てのアイスクリームを受け取り、どこで食べようかと席を探していると、

 

「鈴谷〜、熊野〜!」

「青葉〜、衣笠〜!」

 

 青葉達を呼ぶ者がいた。

 その声の正体は古鷹と最上で、同じテーブルには三隈と加古も一緒だ。

 青葉達は揃ってそのテーブルでアイスクリームを食べることにした。

 

青葉「古鷹さん達も来ていたんですね♪」

古鷹「うん、加古がアイスクリーム食べたいって言うから」フフフ

加古「だって今日もあっちぃじゃん? こんな日はアイスって決まってんだろ」アムアム

衣笠「流石の加古ちゃんも、こんな日はお昼寝してられないんだね〜」クスクス

 

鈴谷「最上姉達は古鷹達と一緒だったんだね♪」

最上「艤装の整備で丁度一緒になったんだ♪」

三隈「加古さんは工廠内でも涼しい場所でお昼寝してましたけど」フフフ

熊野「なんだかんだお昼寝は欠かさないのですから、ある意味で尊敬しますわ」ニガワライ

 

 それぞれの姉妹と言葉を交わし、仲良くアイスクリームを頬張る。

 

衣笠「美味しい♪」

青葉「衣笠はチョコレートアイスですね〜。古鷹さんは……ストロベリーですか?」

古鷹「うん♪ ストロベリーが一番好きだから♪」

衣笠「私はチョコレートが一番好き〜♪」

 

最上「青葉はボクと一緒だね♪」

青葉「アイスクリームといえばバニラです」キリッ

加古「あたしはチョコレートとバニラのミックス♪」

鈴谷「ミックスの方がお得感あるしね♪ 分かる分かる♪」

加古「だよなだよな〜♪」

 

三隈「三隈はくまのんと一緒ですわね」ニコッ

熊野「紅茶のアイスクリームがあるのでしたら、これ一択ですわ♪」

三隈「三隈は沢山の味がありますから、迷ってしまいますわ」ニガワライ

 

青葉「今ではアイスクリームで性格が分かっちゃうくらいですからね〜。それだけ種類があるということでしょうね」フムフム

古鷹「へぇ、そんなことも分かっちゃうんだ……」ビックリ

鈴谷「それってサーティ○ンのやつっしょ?」

青葉「そうです♪」

熊野「前に調べてみたのですが、好きな味が無くてガッカリした記憶がありますわ〜」

三隈「確か十種類の内から選ぶんでしたよね?」フフ

加古「サーティ○ンのくせに十種類とか納得いかねぇな〜」

最上「サーティ○ンも調べてたら大変だからじゃない?」ニガワライ

衣笠「三十一種類超えちゃってるから調べきれないのかもね」アハハ

 

 その後もアイスクリームの話題で盛り上がった青葉達。

 話題になったアイス診断もやって、なんだかんだ言いつつもワイワイキャッキャと楽しんだそうなーー。




イベ中ですが、アイスクリームの日ということでこのような回にしました♪

読んで頂き本当にありがとうございました!
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