艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

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長門型戦艦メイン。

キャラ崩壊、独自設定、ガムシロップ二つほど含みます。


艦これSS改109話

 

 ○○鎮守府、一三〇〇ーー

 

 執務室ーー

 

提督「長門、この書類の整理を頼む」

 

 提督はそう言って本日秘書艦である長門の机に書類の山を置く。

 

長門「任せておけ♡」ニパー

 

 そんな書類の山を前にしても長門は提督と一緒にいられるだけでニッコニコ状態だ。

 

 当鎮守府は大規模作戦を完遂し、今は残存勢力の掃討に励んでいる。

 そして提督は大規模作戦を完遂したことにより、前線での指揮ではなく溜まった書類をバリバリこなしていた。

 

 地味な執務だが、その執務のひとつひとつが艦隊の戦果となり、みんなの努力が報われるため、提督は相も変わらずみんなのためにと仕事している。

 

長門(やはり提督の役に立てるというのは胸が熱くなるな♡)

 

 そんな提督の仕事風景を横目で見つつ、長門は思わず頬が緩む。

 

 今作戦では主に支援艦隊での出撃ばかりだった長門。

艦だった頃の誉れ高い働きが出来ずに作戦を終えてしまったため、長門としてはそのことが少し引っ掛かっていた。

 なのでこうして秘書艦として、作戦後の提督の執務を手伝えるのは長門にとってとても嬉しいのだ。

 

長門(提督の仕事が少しでも捗るように頑張ろう!♡)

 

 そう意気込んだと同時に、執務室のドアがノックされる。

 提督がいつものように「入りなさい」と声をかけると、ガチャリと開いたドアから大和と伊勢が入ってきた。

 

提督「おぉ、大和に伊勢。二人揃ってどうした?」

 

大和「大和、午後からは予定が無いので提督と長門のお手伝いに来ました♡」ニッコリ

伊勢「私も大和と同じ理由よ♡ 何か手伝えることない?♡」ニコニコ

 

 二人の申し出に提督は「それはありがたい」と返すが、

 

長門(むむむ……せっかく提督と二人きりだったと言うのに……)グヌヌ

 

 長門は少し二人の厚意を迷惑そうに思っていた。

 しかし人の厚意を無下にするのは心苦しいので、思っているだけで口にはしない。

 

提督「では大和はこの書類を大淀へ提出してきてほしい」

大和「分かりました♡」

提督「伊勢は工廠でこの資材通りに艤装の開発を頼みたい」

伊勢「了解、任せて♡」

 

 提督に仕事を貰った大和と伊勢は意気揚々と目的の場所へと向かった。

 

長門(やった♡ また提督と二人きりだ♡)

 

 そんな中、長門だけはまた巡ってきたシチュエーションに胸を熱くさせる。

 しかし長門はふと思った。

 

 こうしてバリバリ仕事をする提督はいつも通りだが、自分とは違って提督は任務完遂まで前線に赴き、艦隊を指揮していた。

 

 そう、提督はずっと働き通しなのだ。

 無理をしているつもりはなくても疲労は確実に溜まるもの。

もし提督が倒れでもすれば……と考えてしまった長門は背筋が凍るような、そんな感覚を感じた。

 

長門「……提督よ、少しいいか?」

提督「ん? どうした、長門?」

長門「なんだ、その……疲れていないか?」

提督「???」

 

 長門の唐突な質問に提督は思わず目をパチクリさせてしまう。

 それでも提督は「大丈夫だ」と言うように長門へ笑みを返した。

 

長門(うぅ〜、提督なら気を遣って大丈夫と答えると理解していながら、私は……!)

 

 提督はこういう人間だと重々理解していた長門だったが、緊張していたので抜けていた。しかし冷静さを取り戻した長門は、もう一度提督に声をかける。

 

長門「な、なぁ提督」

提督「む?」

長門「最近は提督も前線での指揮だったり、艦娘達のケアだったりで大変だっただろう? そこでどうだろう、大和達が戻るまで私が膝を貸すというのは?」

提督「しかしーー」

 

 気持ちだけ受け取っておく……そう言おとした提督だったが言えなかった。何故ならキラキラした長門が既にソファーで待機中だったから。

 

提督「ーーならば、少しだけその膝を借りるとしよう」スッ

 

 流石の提督もキラキラした長門の瞳を曇らせたくないため、素直に長門の元へと歩み寄った。

 

提督「では、少しばかり失礼するよ」ニコッ

長門「あぁ、来るがいい♡」オヒザポンポン

 

 長門がそう言うと、提督は軍帽を脱いで長門の膝に頭を預け、ゴロンと横になる。

 愛しい提督の体温と重みを受ける長門は思わず口からLOVEを垂れ流しそうになるのをグッと堪え、提督の髪を梳くように優しく撫でた。

 

長門「どうだ、膝枕は?♡ 鍛えてはいるが、寝難くはないだろう?♡」ナデナデ

提督「文句なんてないさ。ありがとう、長門」ニコッ

長門「っ……ま、まぁ私と提督の仲だ♡//// ここ、これくらいはにゃ♡////」ニヨニヨ

 

 至近距離からの提督の爽やかスマイルが直撃した長門は、ついつい破顔してしまった。そしてそれと同時に口から大量のLOVEが込み上げてくる。

 

提督「こうして横になってみると、体がずっしりしているのが分かる……自分で思っていた以上に疲れていたようだ」

長門「体調管理はしっかりしないと駄目だじょ♡//// 提督が倒れでもしたら大変なんだからにゃ♡////」ジュルリ

 

 提督の言葉にしっかりと言葉を返す長門。しかし口から溢れ出るLOVEを拭きながらなので、若干語尾が不安定になっている。

 

 それから暫くすると提督はドア付近に何やら冷たい何かを感じた。

 その先へ視線を移すと、

 

伊勢「(๑óωò๑)」ズルイー

大和「(#ӦдӦ#)」ゴゴゴゴゴ

 

 大和達がドアから顔だけを出して提督達を眺めていたのだ。

 長門は提督に夢中で気がついてないが、気がついた提督は長門へ声をかけることにした。

 

提督「長門……」

長門「どうした?♡ 眠たくにゃったにょか?♡」フキフキ

提督「いや、そうではない……と言うより長門、どうしてそんなに口元を拭いているんだ?」

長門「何、気にするにゃ♡ ちょっと口元が汚れたから拭いているだけだじょ♡」ゴシゴシ

提督「拭き過ぎて赤くなっているように見えるんだが……」

長門「らいじょうぶ、らいじょうぶ♡////」ジュルリ

 

大・伊『長門!』

 

 我慢の限界を迎えたのか、二人がドアを破壊する勢いで入ってきた。

 

 しかし長門は「ふぇ?////」と変な声をあげ、ふにゃふにゃになった顔のまま大和達の存在を確認すると、

 

長門「な、なんだ、戻ってきてたのか……////」カァー

 

 先程までとは違い、羞恥で顔を真っ赤に染めた。 

 

大和「提督〜、お疲れでしたら大和の膝をお貸しします!」

伊勢「大和!? 抜け駆けする気!?」

提督「まあまあ落ち着きなさい。長門が私の身を案じてくれてのことなんだ……二人が帰ってくるまでの約束だから、もう起きるよ」

 

 そう言って体を起こそうとした提督だったが、大和や伊勢も膝枕をしたくて半ば強制的に提督は二人に膝枕をされるのだったーー。




今回はほのぼの回って感じに書きました!

読んで頂き本当にありがとうございました☆
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