艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

110 / 130
祥鳳型軽空母メイン。

キャラ崩壊、ネタ、独自設定含みます。


艦これSS改110話

 

 ○○鎮守府、一〇〇〇ーー

 

 空母寮、祥鳳型姉妹部屋ーー

 

祥鳳「…………」ペラッ

 

 本日は静養日である祥鳳は部屋で座椅子に腰掛けて、テーブルに置いてあった雑誌をめくっていた。

 因みに同じく静養日の瑞鳳は酒保へ買い物に行っている。

 

 祥鳳が見ている雑誌は瑞鳳が買ってきたもので、タイトルは『うちのペット』というペット雑誌。

 内容は犬や猫といったペットの飼い主達が撮った写真やペットの最新のしつけ方や飼い方、ブリーダーの対談といったものが掲載されている。

 

祥鳳「コーギーとか可愛いわね……。あ、こっちのボーダーコリーの子も可愛い〜♪」

 

 どちらかといえば犬派の祥鳳は可愛い犬達の写真を見て癒やされ中。

 

祥鳳「でもやっぱり柴犬や秋田犬が一番可愛いわね〜……ふふっ、この子笑ってるみたいで可愛いわ♪」

 

 ガチャーー

 

瑞鳳「ただいま〜っと」

龍驤「邪魔するで〜」ノシ

祥鳳「あら、おかえり、瑞鳳。龍驤さんもいらっしゃい」ニコッ

 

 そこに瑞鳳が龍驤と共に帰ってきた。龍驤は元々今日は休みなのでどこかで一緒になったのだろう。

 祥鳳の言葉に二人は「ただいま〜♪」と返し、テーブルにビニール袋を置くと祥鳳の両サイドに腰を下ろした。

 

瑞鳳「祥鳳が雑誌読むなんて珍しいね? なんか気になる写真でもあった?」

祥鳳「暇だったからふと広げただけ。でもどの写真も可愛いわ」フフフ

龍驤「ほぇ〜、ならうちも見てみるか〜。今日は特にやることもあらへんからな♪」

 

 龍驤がそう言うと祥鳳は「えぇ♪」と頷いて、そのままみんなで雑誌を眺めることになった。

 

龍驤「セントバーナードってホンマでかいな〜。睦月とかなら乗れそうな勢いやんか……」

祥鳳「確かに……でも超大型犬って安心感とか抱き心地とか良さそうだけど、よだれとかも凄いイメージなのよね」ニガワライ

龍驤「それはしゃあないやろ〜? 生きてんねんから」ニガワライ

瑞鳳「犬はよだれで体温調節するからね〜、そこら辺は了承してあげなきゃ」ニガワライ

龍驤「犬ってよだれで体温調節するん?」

 

 龍驤が瑞鳳の言葉に素朴な疑問をぶつけると、祥鳳も同じように「どうなの?」といった表情を浮かべる。

 

瑞鳳「そうだよ♪ 犬は人間みたいに皮膚から汗を掻かないから、よだれで体温や水分量の調節をしてるんだって♪」

 

 瑞鳳の説明に二人は「なるほど〜」と頷き、また雑誌に目をやった。

 

龍驤「お、こいつチャウチャウちゃう?」

祥鳳「え?」

瑞鳳「へ?」

 

 龍驤の言葉に二人は思わず訊き返してしまった。何しろ「ちゃうちゃうちゃう」と言われれば大概の人は二人と同じ反応をするはず。

 

龍驤「だからこの犬、チャウチャウちゃうんか?」

 

 ここで祥鳳達はようやく龍驤の言葉の意味を理解した。

 

瑞鳳「そういうことか〜、チャウチャウに似てるけど、この子はチャウチャウちゃうよ♪」

 

 先程の龍驤のセリフが面白くて瑞鳳がわざとそう返すと、

 

祥鳳「えぇ〜、チャウチャウちゃうの?♪」

 

 珍しく祥鳳もこれに乗った。それほどまでに二人にとってはヒットした模様。

 

龍驤「なんや二人して、馬鹿にされてる気分やわ」ニガワライ

瑞鳳「でも楽しいよ?」クスクス

祥鳳「ね〜?」フフフ

龍驤「……まぁおもろいならええわ。それより本当にこいつチャウチャウちゃうん? めっちゃ顔がへちゃむくれとるけど……」

瑞鳳「へちゃむくれって……この子はチャウチャウと柴犬のミックスだよ?」

祥鳳「体の毛が短いのはそういうことだったのね」フムフム

 

龍驤「なるほどな〜……てか、隣の写真の犬はモップそのものやんけ♪」ケラケラ

祥鳳「本当、この子の隣にモップが置いてあるけどそっくり」クスクス

瑞鳳「この犬はコモンドールね。毛を短めにすると大きなテリアみたいになるんだよ♪」

龍驤「よう知っとるな〜」

瑞鳳「ここに書いてあるし、短くした時の写真も小さいけど載ってるよ?」ユビサシ

龍驤「ホンマや!」ビックリ

祥鳳「本当に大きなテリアみたい……可愛い♪」フフフ

 

 すると龍驤がふとした疑問を祥鳳と瑞鳳の二人に質問する。

 

龍驤「二人はもし飼うならどんな犬がいいん?」

祥鳳「私は柴犬とか秋田犬かしら……。ザ・犬って感じがいいから」

瑞鳳「私は超大型犬かな〜。ハスキーとかシェパードでもいいな」ニコニコ

龍驤「へぇ〜、祥鳳のは分かるけど、瑞鳳のは意外やな〜。てっきりチワワとか小型犬かと思ったわ」

瑞鳳「小型犬も好きだけどね〜。やっぱり大きい方が迫力あるじゃん?」

祥鳳「でもお散歩で引きずられちゃいそうじゃない?」

瑞鳳「そうならないようにちゃんとしつけるもん。誰がリーダーなのかはちゃんと教えないとね」ウンウン

龍驤(犬に主導権取られそうに思えてしゃあないわ……言わへんけど)

 

祥鳳「龍驤さんならどんな犬がいいんですか? 犬じゃなくてもいいですよ」ニコッ

龍驤「うち? うちは……う〜ん……」

 

 祥鳳の質問に龍驤は思わず考え込んでしまった。

 龍驤はする想像も現実的なので自分が本当に飼うことを想像し、どんなペットなら飼えるのかを真剣に考えるからだ。

 

龍驤「まずは保健所で引き取ってくるやろ? そんでまずは獣医に見せて、必要なものを買って……いや、それよりまずは名前やな。名前は……」ブツブツ

 

 考えていることが自然と口に出る龍驤。

 そんな龍驤の想像に祥鳳も瑞鳳も思わず苦笑いを浮かべる。

 

龍驤「外で飼うか家ん中で飼うかでも色々ちゃうしな〜……」ブツブツ

 

瑞鳳「祥鳳、酒保で板チョコ買ってきたんだけど、食べるぅ?」

祥鳳「え、えぇ……でもいいの?」

瑞鳳「うん、いいよ♪」

祥鳳「板チョコのことじゃなくて、龍驤さんのことよ」ニガワライ

瑞鳳「あぁ、龍驤? 大丈夫大丈夫、一通り考えがまとまるとちゃんと説明始めるから♪」

 

 こうして龍驤の考えがまとまるまで祥鳳と瑞鳳はお茶をするのだった。

 それから暫くして、龍驤は保健所で子犬を引き取り、その子犬を『ポチ(仮)』と付け、獣医に診せ、必要なものを買い、家の中で育てる……と事細かく熱く説明したが、

 

龍驤「そもそもペットを飼うなんてせんけどな♪」ナハハ

 

 と笑い飛ばしたそうなーー。




今日はほのぼの回です♪
チャウチャウちゃう……というフレーズを入れたかっただけだったのは秘密。←

ともあれ、読んで頂き本当にありがとうございました☆
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。