艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

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綾波型駆逐艦メイン。

キャラ崩壊、他作ネタ、独自設定含みます。


艦これSS改116話

 

 ○○鎮守府、一四三〇過ぎーー

 

 工廠からの帰り道ーー

 

漣「整備も終わったし〜、時間も時間だから乙女成分でも補給しに行っちゃう?」ニシシ

曙「なによ、その言い回し……普通に食堂でおやつ食べようって言えないの?」イラッ

潮「まあまあ、曙ちゃん」ドォドォ

 

 艤装の整備から戻る最中、漣達はおやつを食べに行くか否かを話し合っていた。因みに朧は午前中に整備をしてしまったので、今は部屋でお昼寝中。

 

漣「通じてるんだからいいじゃん♪ ボノボノちゃ〜ん♪」

曙「いつも変な言い回ししかあんたがしないから、こっちはそれで慣れたのよ」マッタク

 

 そもそもボノボノじゃないし……と曙は思ったが何度言っても改めないため、言った分あとで嫌がらせしようと決めているのだ。

 因みにその嫌がらせは背筋ツンツンの刑であり、お風呂でシャンプー中に実行する。

 前のように体罰ではないので、あながち曙もボノボノと呼ばれるのは嫌ではないということだろう。

 

漣「あ、今日は綾波お姉様が秘書艦だからご主人様に奢ってもらえるじゃん! ボーロも呼ばなきゃ!」

 

 そう言うと漣はいそいそと通信機を取り出して朧へ連絡を入れると、

 

朧『ラジャー( ゚_ゝ゚)ノ』

 

 すぐに返事が返ってくるのだった。

 

潮「勝手に決めちゃっていいのかな〜?」ニガワライ

曙「いいんじゃない? どうせ提督のことだから嫌がるどころか喜んで奢ってくれるんじゃないの?♡」ニコニコ

 

 潮にそう返す曙。その顔は提督に会えるという喜びが隠し切れていなかった。

 そんな曙を潮は可愛いなぁと思ったが、

 

漣「ボノボノちゃんはご主人様に会えるだけでご満悦ですな〜♪」ニヤニヤ

 

 漣がまたいつものように余計な言葉を放ってしまう。

 

曙「さ〜ざ〜な〜み〜♪」ニッコニコ

 

 すると曙は眉間にシワマックスの状態で拳を握りしめる。

 漣は逃げようとするも、既に肩を掴まれていたので逃げることは不可能だった。

 

漣「(Ӧ∨Ӧ;;)」イ.イジメル?

曙「虐めないわよ♪」ニッコニコ

漣「(Ӧ∧Ӧ;;)」デハソノコブシハ?

曙「罰は与えようと思って」ニッコニコ

漣「(ӦдӦ。)」オォウ...

 

 スパーン!

 スパーン!

 スパパーン!

 

漣「ごふっ……ショートアッパー、ガゼルパンチ、デンプシーロールの十八番連撃とは……」

曙「次はティーカウコーンも見舞おうか?」ニッコニコ

漣「ムエタイの技じゃないですかやだ〜!」

曙「コークスクリューでもいいのよ♪」つ=つシュッシュッ

漣「ボクシング技でも嫌だァァァ!」

 

潮(でも音が痛そうなだけで、全然力入れてないのが曙ちゃんの優しさなんだよね〜♪)フフフ

 

 そうな風に戯れていると、

 

祥鳳「みんなこんにちは♪」

サラトガ「Hello♪」

アクィラ「Ciao♪」

 

 祥鳳、サラトガ、アクィラが声をかけてきた。珍しい組み合わせだが、同じ空母なのでこれといって驚くことはない。

 

漣「お三方ヘルプミー!」ササッ

 

 漣は即座に三人の背中へと逃げ込む。サラトガは「What?」と首を傾げ、アクィラはちゃんと漣を庇うように曙との間に立った。

 

祥鳳「また曙ちゃんにちょっかいだしたのね……駄目よ、仲良くしなくちゃ……」ナデナデ

 

 しかし祥鳳に優しく諭される漣だった。

 

漣「でもこれが漣とボノボノちゃんのコミュニケーションなんです♪」エヘヘ

 

 そんな祥鳳にいつものようにおちゃらけて返す漣だが、

 

祥鳳「もう、またそんなこと言って……この前も曙ちゃんをからかっちゃったって落ち込んでたのはどこのだ〜れ?」ナデナデ

 

 祥鳳から暴露という爆撃を受けてしまった。これには漣もいつもの様子が一変し、アタフタしながら顔を真っ赤にして祥鳳の二の腕ら辺を叩いて抗議。

 

曙「ふ〜ん、自覚はあったのね〜」ニヤニヤ

 

 こんな漣はそう滅多にお目にかかれないことに加えて、日頃の鬱憤もある曙は容赦なく追撃を開始する。

 

漣「あ……うぅ〜////」ウツムキ

曙「人のことを散々不器用だのツンデレだの言っておいて、あんたも似たようなもんじゃない。ん〜?」ホッペツンツン

漣「にゃ()にゃん(なん)も言えにゃぇ(ねぇ)……////」アウアウ

曙「言えないわよね〜♪」ツンツンツンツン

漣「にゃう〜////」

 

潮「でも曙ちゃんも、漣ちゃんにやり過ぎちゃった時は反省してるよね?」

曙「っ!?」

漣「っ!?」コウキ⁉

 

 潮の暴露でまた戦局が怪しくなった。

 

サラトガ「な〜んだ♪ お互いに相手のことをちゃんと思ってるんじゃない♪」

アクィラ「仲良しが一番よね♪」ヨシヨシ

祥鳳「ここの娘達はみんな仲良しですから。それに姉妹仲なら余計に」フフフ

 

曙・漣『〜////』カオマッカ

 

潮「曙ちゃんと漣ちゃんはじゃれ合って仲良くしてますからね」クスクス

 

曙・漣『もう言わないでぇぇぇっ!////』ピューン

 

 潮のトドメとも言える言葉に二人は顔を真っ赤にしたままその場から逃げるように去ってしまった。

 

サラトガ「ふふふ、息もピッタリね♪」

アクィラ「流石似たもの姉妹♪」

祥鳳「それがあの娘達ですから」ニコッ

潮「はい……あ、置いて行かれちゃった!」ガーン

 

 潮が自分の置かれた状況にショックを受けていると、曙と漣が背中を向けたままいそいそと戻ってきた。

 曙と漣はそのまま潮の両サイドまで来ると、それぞれ潮の腕を取ってまたその場をあとにする。それも今度はちゃんと祥鳳達に「失礼します////」と言ってから。

 

サラトガ「ふふっ、可愛い〜♪」クスクス

アクィラ「うん♪ なんかこう……和んじゃったわ♪」

祥鳳「訓練終わりにほっこり出来ちゃいましたね♪」フフフ

 

 こうして二人は曙と漣に癒やされたのだった。

 

 

 それから執務室にてーー

 

提督「ど、どうしたんだ、二人して?」

曙「っさいわね、いいでしょ、別に……////」ギューッ

漣「今は何も聞かんでくだしゃぁ……////」ギューッ

 

 曙と漣は互いに顔を合わせ難くなってしまって、提督の腕にしがみついていた。理由は分からないが、提督はちゃんと二人を受け入れているのが流石である。

 

朧「どうしたの、あれ?」ユビサシ

潮「姉妹仲をこじらせてるって感じかな?」ニコニコ

綾波「お互い不器用だからね〜♪」フフフ

敷波「普段は似てないけど、性根はそっくりだもんね、あの二人♪」アハハ

 

提督「ほら、二人してそうしていないで何か甘い物でも食べて落ち着こう」ナ?

曙「おやつで解決するとか思ってんじゃないわよ……////」

漣「でもちゃんとゴチにはなります……////」

 

綾・敷・朧・潮『(微笑ましいなぁ……)』ホッコリ

 

 こうして提督は綾波型姉妹みんなと食堂でおやつタイムを過ごし、甘いお菓子を前に曙も漣も自然といつも通りに戻ったのだったーー。




今日は漣ちゃんの竣工日なので漣ちゃん達のほのぼの回にしました♪
おめでとう、漣ちゃん!

そして今日はボクシングの日ということで、曙ちゃんにちょいとボクシングネタを挟みました。ご了承を。

読んで頂き本当にありがとうございました!
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