艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

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ええやん。の談。

ネタ、独自設定含みます。


艦これSS改128話

 

 ○○鎮守府、一五〇〇ーー

 

 食堂前ーー

 

春日丸「あの、本当にご馳走になってよろしいんですか?」

龍驤「かまへんかまへん♪ 今日はうちの奢りや、気にせんでええ♪」カタポンポン

 

 食堂前に立つ龍驤と春日丸。二人は食堂の中へ入らず、とある人物が到着するのを待っている。

 その人物はアメリカ空母のサラトガ。

史実からすれば龍驤の仇になるが、艦娘となった今の二人は大の仲良し。

それで龍驤はこれから春日丸とサラトガを引き合わせるつもりなのだ。

 春日丸はどちらかといえば受け身気質なので、サラトガとこれを機会に仲良くなってもらおうという算段である。

 

サラトガ「お待たせ〜、龍驤♪ それと春日丸ね♪ 今日はいい日にしましょ♪ 私のことはサラでいいわ♪」

春日丸「よ、よろしくお願い致します」ペコリ

龍驤「ん〜じゃ、早速中へ入るで〜♪」

 

 

 食堂ーー

 

 カランカランーー

 

神威「いらっしゃいませ〜♪」

速吸「いらっしゃいませ〜!」

 

 中へ入ると速吸と神威の二人が龍驤達を出迎えた。

 

龍驤「どうする? 食べたいもん決まってるなら今注文してまうけど?」

サラトガ「そう急がなくてもいいんじゃない? 取り敢えず飲み物だけ頼んで、talkしましょ♪」

春日丸「私はお二人におまかせ致します」ニコッ

 

 すると龍驤は二人に「ん〜♪」と短く返し、龍驤はアイスコーヒー、サラトガはアイスティー、春日丸は冷たい緑茶を注文して適当なテーブルへ向かった。

 

神威「アイスコーヒー、アイスティー、冷たい緑茶……」メモメモ

速吸「うんうん♪ その調子その調子♪」

神威「はい♪」

 

 一方、まだ不慣れな神威は一生懸命仕事を覚えようとしていて、教えている速吸はその都度褒めながら教育していくのだった。

 

 

 ーー

 

神威「お飲み物をお持ちしました。アイスコーヒーの方」

龍驤「ほ〜い」ノシ

 

神威「アイスティーの方」

サラトガ「は〜い♪」ニコッ

 

神威「春日丸さんが冷たい緑茶ですね」

春日丸「ありがとうございます」ウケトリ

 

神威「甘味の方はお決まりですか?」

龍驤「うちニューヨークチーズケーキセット♪ セットのアイスはバニラで頼むわ♪」

神威「はい」メモメモ

サラトガ「サラはいちごしぐれ、アイス乗せ♪」

神威「……はい」メモメモ

春日丸「…………私は間宮羊羹をください」ニコッ

神威「はい……ご注文承りました! 少々お待ちください!」ニコッ

 

 神威はそう言うと厨房へ向かった。

 

サラトガ「春日丸って龍驤から聞いてた通り、優しいのね」フフフ

 

 神威が去ったあと、サラトガが春日丸にそう言って微笑むと春日丸はどういうことだか分からずに小首を傾げる。

 

龍驤「さっき神威がメモとるの待っとったやろ? サラやんはそれが優しいって言うてるんよ」ニシシ

春日丸「いえ、私はそんな……////」ハゥ

サラトガ「Wow♪ 褒められて真っ赤になるのも聞いてた通りだわ♪」

春日丸「からかわないでください……////」アウアウ

 

 早速サラトガに褒めちぎられて狼狽する春日丸。龍驤はそんな二人をニコニコと眺めるのだった。

 

 

 ーー

 

神威「お持ちしました〜!」ニコッ

 

 神威がみんなの甘味を持ってくると、今度は確認せずにちゃんとみんなの前に甘味を置く。

 

龍驤「おぉ、ええやん♪ 今後も頑張ってな♪」

神威「はい、ありがとうございます♪ 頑張ります♪」

 

 龍驤に褒められた神威はスキップでもするかのようにルンルン気分でカウンターに戻り、速吸にも褒めてもらうのだった。

 

龍驤「みんな馴染んできたな〜、ええことや」ウンウン

サラトガ「サラもすぐに馴染めたわ♪ アメリカ艦なのにみんな良く話しかけてくれて……」フフッ

春日丸「駆逐艦の娘達とか、良く話しかけてくださいますよね」ニコッ

龍驤「せやな♪ んでもって春日丸の場合は今も「トゥーッス!」って言われてるんやろ〜?」

 

 どこかニヤニヤしたような顔で龍驤にそう言われた春日丸は、また顔を赤く染めたが「龍驤さんのせいです////」と返して、頬を少し膨らませてそっぽを向いてしまった。

 

サラトガ「そういうのってなかなか……というか、ずっと言われるわよね。サラも未だに駆逐艦の娘達から『サラサラヘアーさん』って呼ばれるもの」ニガワライ

龍驤「ええやん♪ 実際サラサラヘアーなんやし♪」

サラトガ「龍驤が『サラサラヘアーのサラやんやで♪』なぁんてみんなに紹介したのが発端なのに〜」

龍驤「ええやんええやん♪ L○Xさんにせんかったうちのチョイスを褒めてほしいわ♪」

春日丸「まぁ、龍驤さんったら」クスクス

 

 龍驤の言葉に春日丸も堪えきれずに口に手をあてて笑った。サラトガは「春日丸まで!?」と声をあげたが、その表情は笑顔だったので存外嫌な訳でもないようだ。

 

龍驤「みんなが笑いあって日々を過ごせるっちゅうんはほんまにええな〜」

 

 一頻り笑いあった後、コーヒーを飲んでから龍驤がそんな言葉を発すると、サラトガも春日丸もそうだねと言うように頷いた。

 

春日丸「本当にこの鎮守府は賑やかで温かくて、好きです」ニコッ

サラトガ「訓練は厳しいけどね」ニガワライ

春日丸「でもそれで多くの人々を救えるなら、私は構いません。サラトガさんも同じ気持ちですよね?」

サラトガ「Sure……勿論よ♪ そのためにJAPANへ来たんだから♪」

龍驤「あん時は敵やったけど、今は仲間やもんな♪ ええこっちゃ♪」

春日丸「私達もこうして艦娘として生まれ変われることが出来たんですものね……運命とは本当に不思議なものです」

サラトガ「そうね……この奇跡に感謝しなくちゃね♪」

 

 サラトガがそう二人に言うと、龍驤も春日丸も笑顔で頷いた。

 

 

 ーー

 

サラトガ「いちごしぐれ美味しい♪ お代わりしちゃおうかな?」シャクシャク

龍驤「好きに食いやぁ♪ うちが奢るなんて滅多にないんやからな♪」

 

 龍驤はそう言って笑うが、

 

サラトガ「ああは言ってるけど、自分にとって嬉しいことがあると奢ってくれるのよ、龍驤って♪

 

 とサラトガが春日丸に耳打ちした。それを聞いた春日丸は「まぁ♪」と言って口に手をやって笑った。

 

龍驤「なんやなんや〜? もううちを除け者にする気なん?」

サラトガ「そんなことしないわよ♪ ね?」

春日丸「はい。龍驤さんは素敵ですねってお話してたんです♪」

 

 サラトガと春日丸は互いに「ね〜♪」と言い合って笑いあう。

 そんな二人に龍驤は、

 

龍驤「なにヨイショしてんねん♪ ええからもっと好きなもん頼みぃや〜♪」

 

 と笑顔を浮かべて言い放った。

 

 その後も三人は笑顔でおやつタイムを過ごし、春日丸は龍驤のお陰でサラトガという友人が新しく出来た日になるのだったーー。




今日は仲良くほのぼの回にしました♪
昔は敵でしたが、今となってはこんな風に仲良く過ごしてほしいですね☆

読んで頂き本当にありがとうございました!
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