艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

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海外艦メイン。

キャラ崩壊、独自設定含みます。

いつもより長めです。


艦これSS改15話

 

 ○○鎮守府、一七〇〇ーー

 

 正門前ーー

 

ビスマルク「…………////」ドキドキ

 

 正門前に立つビスマルクはいつもの制服ではなく、ブラックの落ち着いたタイツにグレーのミモレ丈プリーツスカートを合わせ、トップにホワイトとブラックのボーダー柄でぴったりめシェットランド・セーターを着用。

 更には首にグレーのカシミアマフラーを着用していて、それをリボンぽく巻き、そのリボン部分を右側に寄せている。

 そして足元はブラックのレースアップのショートブーツを着用して、落ち着いた大人っぽいコーディネートとなっている。

 

 どうしてビスマルクがこんなにおめかししているのかと言うと、ビスマルクはこれから提督と()()()()で街へ出掛けるのだ。

 何故かというと、つい先日の出撃時の話になる。

 ビスマルクは旗艦として出撃し、その帰投中に敵艦隊に襲われている客船を発見。

ビスマルクは客船の元へ急行し、その身を呈して敵の砲撃から客船を守った。

しかし、その前の戦闘で中破していたビスマルクはそれにより大破してしまい、そこへ更なる敵の追撃がビスマルクを襲い、ビスマルクは人々を守れるならとそっと目を閉じた。

 目を閉じて数秒……着弾するはずの砲弾はビスマルクに当たらず、後ろの客船からは割れんばかりの歓声と拍手が巻き起こった。

 ビスマルクがゆっくりと目を開けると、そこには小型軍用クルーザーがビスマルクを庇うように鎮座していて、その甲板には提督の姿があった。

 そう、提督が持ち前の舵捌きと刀捌きでビスマルクを砲弾から救ったのだ。その証拠にクルーザーの甲板には砲弾の破片が飛んで傷付いていて、窓ガラスには幾つものヒビが入っていた。

 提督は惚けるビスマルクに『君を沈めることは誰にもさせん』と言い放つと、追いついた他の味方に素早く指示を出して敵艦隊を殲滅したのだった。

 

 こうして救われた客船の船長は、提督と一番に助けに来てくれたビスマルクに客船のディナーショーへ招待したのだ。

 ビスマルク以外のLOVE勢はそのことを聞いて、その身を呈して客船を救ったビスマルクの勇敢さを称え、提督と二人きりのディナーショーに行けるという妬ましさに鎮守府は一晩中揺れ動いた。

 

ビスマルク(へ、変じゃないかしら?////)ソワソワ

 

 ビスマルクは提督が車を回してくる間、ずっと落ち着かない様子だった。

 それもそのはず、提督はディナーショーの前にビスマルクを街へ連れて行くという提案をしたからだ。

 それはビスマルクの勇気ある行動に少しでも多くの敬意を払おうとしているからだ。

 つまり、ビスマルクは提督とデートしてからその延長でディナーショーに行くのだ。LOVE勢のビスマルクとしては、これ以上ない完璧で極上のご褒美である。

 

 そしてソワソワすること数分。提督がHIMIKO(MITSUOKA)に乗って颯爽と現れた。

 車を停めて運転席から出てきた提督は、キャラメル色のチェスターコート、ホワイトのタートルネックカットソー、ブラックのスキニー、ブラックのコインローファーという爽やかコーデで登場。

 それを見たビスマルクは見惚れ、途端に目はハートマークとなり、体の周りからはハートマークオーラが咲き乱れた。

 

提督「待たせたな、ビスマルク。その分、今回は良い思い出を作ろう」ニカッ

ビスマルク「〜♡」コクコク

 

 すると提督は助手席を開け、ビスマルクを優しく誘導し、颯爽とビスマルクと共に街へ繰り出すのだった。

 

大和「素敵過ぎる……♡////」

金剛「お持ち帰りされたいデス……♡////」

赤城「あれは反則です♡////」

加賀「やられました♡////」

高雄「羨ましいわ〜♡////」

愛宕「私もデートした〜い!♡////」

摩耶「(今日寝れねぇかも♡////)」ドキドキ

神通「ビスマルクさんいいなぁ〜♡////」

大井「!♡////」コクコク

電(電もいつか司令官さんと……♡////)

如月(司令官、誘ったら私ともデートしてくれるかしら?♡)

夕立「がるるるる〜」←嫉妬

時雨「いつかチャンスは来るさ♪」ナデナデ

 

 このようにLOVE勢達は提督達をそれぞれ見守り(?)つつ見送るのだった。

 

 

 港街ーー

 

 客船が停泊している港街へやってきた提督とビスマルクは、車を駐車場に停め、ディナーショーの前に軽く港街を散策していた。

 勿論、提督はしっかりとビスマルクをエスコートしているため、ビスマルクはそんな提督の左腕を抱きしめつつ歩いている。

 そして二人は可愛らしい雑貨屋に入って品物を見ていた。

 

提督「色んなマグカップがあるんだな」フムフム

ビスマルク「そ、そうね♡////」ドキドキ

提督「そんなに力強く腕を抱きしめなくても、私は置いて行ったりはしないぞ?」ナデナデ

ビスマルク「そ、そんな心配てしてないわ!//// さ、寒いから、つい……////」ァゥァゥ

提督「そうなのか……ん?」

 

 すると提督はビスマルクのマフラーが解けているのに気がついた。

 

提督「せっかく可愛くおめかししているのにもったいないぞ?」ナオシナオシ

ビスマルク「じ、自分で直すから……////」アワワ

提督「今回はビスマルクのために尽くすと決めたからな。素直に尽くされなさい」ニカッ

ビスマルク「っ!?♡////」ズッキューーン

 

 それからビスマルクは借りてきた猫のように更に大人しくなってしまい、提督にされるがまま尽くされ、ディナーショー中もショーより提督の顔ばかり見つめていた。

 

 

 そして帰りの車内ーー

 

提督「いやぁ、ディナーショーでまさかビスマルクと社交ダンスすることになるとは思わなかったな♪」アハハ

ビスマルク「そそそ、そうね……♡////」デレデレ

提督「ビスマルクのナイトドレス姿に多くの人が釘付けだったから、不釣り合いな私が隣に居て申し訳なかったよ」ニガワライ

ビスマルク「(あなたが気付いていないだけで、殆どの女性はアトミラールばっかり見てたわよ)」ムスッ

提督「ん?」

ビスマルク「何でもないわよ」プイッ

 

 実際に二人はそのディナーショーでメインよりも目立っていたが、あまりにもお似合いなため誰もが二人に見惚れていたのだ。

 それからビスマルクはやっと緊張が解け、帰り道では提督といつものように談笑しながら鎮守府へと帰るのだった。

 

 

 鎮守府、正門前ーー

 

 鎮守府へ着くと、ビスマルクは車から降り、提督は車を車庫へ入れるため運転席に留まっていた。

 

ビスマルク「今日は最高の思い出になったわ♡」デレデレ

提督「それは何よりだ」フフフ

 

 すると提督はビスマルクを運転席側へ呼び、ビスマルクが来るとビスマルクへ掌サイズの包を渡した。

 

ビスマルク「これは?」

提督「街を歩いてる時に見つけてね……褒美と言っては何だが、私からのプレゼントだ。受け取ってくれ」ニコッ

ビスマルク「開けても?////」ドキドキ

 

 提督が頷くと、ビスマルクは丁寧にラッピングを解き、出てきた箱を開けた。

 すると、

 

ビスマルク「マグカップ……?」

 

 箱からはシンプルだがとてもお洒落なデザインのグレーとブラックのストライプ柄のマグカップが入っていた。

 そしてビスマルクはこのマグカップにどことなく見覚えがあった。

 

提督「私が使っているマグカップの色違いだ。前にビスマルクが褒めてくれたのを思い出してね」

ビスマルク「アトミラール……Danke♡////」

提督「ただ、みんなにバレると贔屓したと思われてしまうから、これは私とビスマルクだけの秘密だぞ?」

 

 提督はそう言うと人差し指を口の前に持ってきて、悪戯っ子のようなウィンクをした。

そしてその後で「じゃあ、おやすみ、ビスマルク」と笑顔で言って颯爽と車を車庫へ走らせていった。

 一方のビスマルクは提督の悩殺ウィンクが胸を貫通するクリティカルヒットだったため、暫くの間フリーズしていたそうなーー。 




 おまけーー

 二二〇〇ーー

 ビスマルク・アイオワ・ウォースパイト部屋ーー

ビスマルク「でへへ、でへへ……でへへへへぇ〜♡」←崩壊中

アイオワ「ビスマルクはアドミラルとのデートから帰ってきてずっとあのままね」ニガワライ
ウォスパ「キラキラしてて妬ましいわ」チッ
アイオワ「まぁまぁ、ビスマルクが人々を救った故の結果なんだし、いいじゃないの」ドォドォ
ウォスパ「まぁ、鉄の掟(例のLOVE勢の規約)を守ったから、今回は大目に見るわ」チッチッ
アイオワ「舌打ちは下品って自分で言ってなかった〜?」ナデナデ
ウォスパ「あれを見てると自然とこうなるのよ、ごめんね〜」イライラ

ビスマルク「アトミラール♡ アトミラール〜♡ ん〜、ちゅっ♡」←マグカップにキス

ウォスパ「ウガー!( *°皿°)ノシ」バシバシ
アイオワ「い、イタいイタい! 的確に溝打ちしないで!」
ビスマルク「アトミラール〜♡ きゃ〜♡」ヤンヤン
ウォスパ「キィィィ!( *°皿°)つ=つ」シュッシュッ
アイオワ「ジャブ止めて! ビスマルクもこれ以上煽らないで〜!」

 その夜、戦艦寮ではアイオワの悲鳴がこだまするのだったーー。

 ーーーーーー

今回はビスマルクさんメインの提督さんとのデート回って感じにしました!
たまにはこういうのもありですよね?

では此度も読んで頂き本当にありがとうございました!
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