艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

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戦艦、空母メイン。

キャラ崩壊、他作ネタ、ネタ含みます。


艦これSS改3話

 

 ○○鎮守府、○九○○ーー

 

 本日の鎮守府は提督が第一艦隊と共に大本営が主催する新年会へ赴いているため、出撃任務は無しの軽い日程である。

 因みにここの第一艦隊は扶桑・山城・高雄・愛宕・赤城・夕立である。

 

 

 空母寮、談話室ーー

 

 そしてここ空母寮では空母の艦娘達がそれぞれ集まり、他愛もない会話を楽しんでいた。

 

加賀「…………」ヤレヤレ

翔鶴「……大丈夫ですか、サラさん?」オロオロ

瑞鶴「大丈夫ってか、あんたも無謀なことをしたわね〜」ニガワライ

サラトガ「だ、だって〜……」ウゥ

 

 サラトガは加賀と瑞鶴にどこか呆れられなように扱われていた。それでも翔鶴だけはサラトガを心配し、お腹を抱えてコタツにうずくまるサラトガの背中を優しく擦っていた。

 

飛龍「サラちゃんどうしたのかな?」

蒼龍「さぁ……お腹冷やしちゃったとか?」

 

 後から談話室へやってきた蒼龍と飛龍が小首を傾げていると、二人の近くにいた龍鳳と龍驤が苦笑いを浮かべて説明を始めた。

 

龍驤「昨日の晩にサラやんが比叡と磯風の合作カレーを食べたんやって〜」ニガワライ

龍鳳「金剛さん達や陽炎型のみんなは上手く回避したそうなんですけど、サラさんは言われるがままに食べてしまったそうで……」

蒼龍「あ〜……だから昨晩騒がしかったんだ」

飛龍「今朝食堂で比叡さんと磯風ちゃんがお皿洗いしてた理由って……」

龍驤「提督が昨日、二人に下した罰やで」

 

 龍驤が爽やかな笑顔で伝えると、蒼龍達は苦笑いを浮かべる他なかった。

 

飛鷹「サラ、これ胃薬だから飲みなさい」つ胃薬

千代田「呑兵衛艦達御用達の薬よ♪」

 

 そんな話をしていると、飛鷹と千代田がサラトガへ胃薬を持ってきた。

 サラトガは飛鷹から胃薬を受け取ると「あ、ありがと……」と言って、弱りながらもちゃんと笑顔を見せた。

 

隼鷹「あたしらはそれに良く助けられてるからな〜♪」

千歳「いい薬です」ニコッ

千代田「どこぞの医薬品みたいな言い方しないでよ、お姉」ニガワライ

飛鷹「そもそも薬に頼る程飲まないでほしいわ」ハァ...

 

 その胃薬の効力を身をもって実感している二人が爽やかにサラトガへ声をかけると、飛鷹と千代田がしっかりとツッコミを入れた。

 

 サラトガが胃薬を飲んで一息吐いていると、それを見ていた瑞鶴がふと口を開いた。

 

瑞鶴「こう言っちゃなんだけど、アメリカの食べ物の方がケミカルな色をしたケーキなり何なりがあるのに、こうも弱るなんて凄いわよね〜」

サラトガ「二人が作ってくれたのは、キレイなパープルとエメラルドグリーンのカリーで美味しそうだったの〜」シクシク

瑞鶴(あ〜、寧ろ故郷では当たり前の色だから食べちゃったパターンなのね……)ニガワライ

 

 瑞鶴はそう考えたが、その場にいる全員が『そもそもそんな色したカレー食べるなよ』と思ったのは秘密である。

 そしてみんなそんなツッコミは入れず、苦笑いで流した。

 

加賀「それだけあの二人の料理が突出して不味いのでしょう……あの赤城さんですらノックアウトするんだもの」

 

 そんな中でも加賀だけはクールにそう返して茶をすすった。

 

翔鶴「やはり気合を入れる方向が間違っているんでしょうね」ニガワライ

龍鳳「間宮さん達から教わってるので、基礎は出来てるんですけどね〜」

蒼龍「それがどうしてあんな風になるのか……」

飛龍「ここまでくると、もう伝説というか摩訶不思議よね」ニガワライ

 

 それからみんなは改めて比叡達の料理の凄さを実感しつつ、まったりと過ごすのだった。

 

 

 戦艦寮ーー

 

 その頃、戦艦寮ではと言うと、

 

金剛「…………」人

榛名「…………」ニガワライ

霧島「…………」メガネフキフキ

アイオワ「( ゚д゚)」ポケェ

 

 比叡を除く金剛型姉妹がアイオワ達の部屋へお見舞いに訪れていた。

 アイオワは比叡と磯風の笑顔を奪いたくない一心であの毒々しいカレーを一皿完食したため、一口でトイレへ駆け込んだサラトガよりも胃へのダメージがまだ抜け切ってないのだ。

 その証拠にアイオワは目は開けていてもベッドから出れず、ずっと放心状態である。

 

ビスマルク「無理して食べたりするから」ヤレヤレ

ウォスパ「食あたりなんて情けないわね」ヤレヤレ

 

 ウォースパイトも昨晩、例のカレーを食べた一人である。

 ウォースパイトは比叡達に正直に「そんなに美味しくないわ」と言いながらも平然と一皿完食し、ケロッとしていたためみんな驚愕したが、金剛曰く「イギリスの艦娘だからとかは関係なく、彼女自身の舌や胃がクレイジー過ぎる」だとか。

 

アイオワ「( ゚д゚)<アナタノイガクレイジーナノヨ...」

ウォスパ「そんなことを言うあなたの思考はファンタジーね」クスッ

ビスマルク「上手いことを言ったつもり?」ニガワライ

ウォスパ「」テヘペロ

 

金剛「と、とにかく、次から凄い色をした料理の時は素直に逃げることをオススメシマ〜ス」

榛名「はい、比叡お姉さまには榛名達からちゃんと言い聞かせますから」

霧島「これ、陽炎達が作ったお詫びのクッキーだそうです。良くなったら食べてくださいって」

アイオワ「( ゚д゚)<サ.サンキュー...」

 

金剛「そういえば、お腹の具合はどうデス?」ナデナデ

アイオワ「( ゚д゚)<マダデイアフタートゥモローシテルワ」

榛名「デイアフタートゥモロー?」クビカシゲ

ビスマルク「アメリカのSF映画よ。天変地異が起きるやつ」

霧島「あ〜……つまりアイオワさんのお腹の中はまだ混沌としてるということですね」ニガワライ

ウォスパ「お粥を食べた後に胃薬は飲んだし、暫くすれば治るわよ♪」

アイオワ「( ゚д゚)<ソウダトシンジテルワ...」

 

金剛「回復したらワタシがステーキご馳走してあげマ〜ス♪」

アイオワ「( ゚д゚)<ハンバーガーモイイカシラ?」

金剛「もちのロンネ♪」ニコッ

ビスマルク「弱ってても逞しいわね、あなたは」ニガワライ

榛名「でもアイオワさんらしいですね」クスクス

霧島「そうね……では私達はそろそろお暇します。何かあったら遠慮なく呼んでください」ニコッ

ウォスパ「分かったわ、またね♪」ノシ

アイオワ「( ゚д゚)<バイバイ」

ビスマルク「」ニガワライ

 

 それからアイオワ、サラトガの二人は明石印の『明石胃散』で回復し、次の日には完全復活を遂げるのだったーー。




今回はちょっとドタバタ回にしました!

読んで頂き本当にありがとうございました☆
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