艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

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提督メイン。

キャラ崩壊、他作ネタ、独自設定含みます。

いつもより長めです。


艦これSS改35話

 

 ○○鎮守府、一五〇〇ーー

 

 食堂ーー

 

提督「今回はわざわざ来てもらってすまない。そのお礼と言っては何だか、好きな物を食べてくれ。私の奢りだ」

 

男a「何改まってんだよ♪ 久々にこうして顔を合わせたんだ、堅ぇこたぁ抜きにしようぜ♪」

男b「そうそう、何だかんだ卒業してからは会えなかったしね♪」

 

 提督に二人の男がそう声をかけると、提督は笑って頷き、自分も席に座った。

 

 本日この鎮守府には他の二つの鎮守府から、それぞれの提督とその第一艦隊が集まった。近々大本営から発令される中規模作戦に備え、合同演習を行ったのだ。

 

 提督を含めたこの三人は海軍兵学校時代の同期で特別仲が良く、他の同期や当時の在学生の間では、この三人を知らない者はいない程その名を轟かせた面々だ。

互いに提督となった今でも大の仲良しである。

 ただお互いに卒業後の部署が別々で更には多忙なため、卒業してからはメールや電話でのやり取りしかなく、こうして顔を合わせるのは卒業式以来である。

 

男a「しっかし、俺ら揃って提督になるなんてな♪ 元帥の爺に関してはかなり偉くなりやがってるしよ♪」ガハハ

 

 この豪快に不敬なことを言って笑うガタイの良い提督は『海戦の鬼』と呼ばれる猛将で、周りからは鬼提督と呼ばれている。

思ったことは歯に衣着せず発言し、上官達からは度々注意されているが、その言葉も正論で裏表がないので陰ながらかなり支持されている。更には四人の妹がいて面倒見が良いため彼を慕う者は多く、自分の鎮守府の艦娘達とも強い信頼関係を築けている。

 

男b「爺だなんて言って……せめて老いぼれにしなよ♪」クスクス

 

 フォローどころか笑顔でサラッと暴言を吐くこの細身の提督は『海上の死神』と呼ばれ、謀では右に出る者がおらず、これまでの出撃で一度も艦娘を中破させたことのない智将。

周りからは悪魔提督と呼ばれていて、筋の通らない作戦を推進する上官には容赦なく、にこやかに罵倒、論破、屈服させるのが大好きなドS。ただ怒らせなければ普通のSなので、自身の艦娘達からは大きな信頼を寄せれている。因みに那珂とケッコン済。

 

提督「おいおい、元帥殿がこの場にいないからと無礼だぞ?」ニガワライ

 

 因みにここの提督は自らが艦娘を守ることから、周りからは勇将と呼ばれていたりする(本人は知らない)。

 

 ー艦娘側ー

 

赤城「提督、楽しそうですね♪」

扶桑「そうですね……私達には見せない、また違った柔らかい表情です♪」フフ

山城「素敵……♡////」ハゥ

高雄「本当……♡////」ウットリ

愛宕「写メ撮っちゃお♡」パシャパシャ

夕立「夕立にもそれ送ってほしいっぽい!♡」㌰㌰

 

 ◇鬼提督の艦娘達◇

 

叢雲「うちの提督って友達にはあんな顔するのね」

日向「親友の前だとああして笑うのだな」

足柄「元から良く笑ってるじゃない」ニガワライ

翔鶴「出撃中は鬼ですけどね」ニガワライ

五十鈴「でも珍しいことには変わりないわよね♪」

北上「そこんとこどうなの? 秘書艦様?」ニヤニヤ

叢雲「知らないわよ////」プイッ

 

 ◇悪魔提督の艦娘達◇

 

蒼龍「悪魔が無邪気に笑ってる……」ガクブル

飛龍「珍しいけど震え過ぎ」ニガワライ

武蔵「でも本当に無邪気な笑顔だな」

川内「友達の前だとやっぱり違うね♪」

神通「ヤキモチ焼かない?」

那珂「焼かないよ〜」ニガワライ

 

 それぞれの艦娘達は提督達と離れた席で親睦会的に集まり、自分達の提督の普段見れない表情にそれぞれ多様な反応を見せていた。

 

 ー提督側ー

 

提督「そう言えば、次の作戦、お前達はどう挑む?」

鬼提督「んなもん、片っ端から殲滅すればいいだけの話だろ? 姫だろうが鬼だろうが俺の艦隊の前に敵は居ねぇ。あんなのは俺らの後ろに浮かぶ屍だな!」

悪魔提督「僕も立ちはだかるなら潰すよ♪ ただ、僕らに命令だけして高みの見物してる大本営の使えない豚共をもっと揺さぶって、もう少し詳細を吐かせてから万全の策を考えるけどね♪」

提督「二人は相変わらずだな」アハハ

 

鬼提督「俺はこいつみてぇに細けぇこたぁ出来ねぇからな〜」ニガワライ

悪魔提督「そうだね♪ 君みたいなバクテリア並の脳みそじゃ、僕みたいな策は考えられないよね♪」

鬼提督「んだぁゴラァ? 脳にしか栄養が行ってないチビもやしの声じゃ聞こえねぇぞ?」ニ"コ"ニ"コ"

悪魔提督「おや、脳だけじゃなくてとうとう耳まで侵食されちゃった? 僕の姉さんが軍医してるから紹介してあげようか? 勿論有料だけど♪」ニコニコ

提督「ははは、お前達の漫才はいつ見ても面白い」クスクス

鬼・悪『仲良しだからな(ね)!』ニ"コ"ニ"コ"

 

 ー艦娘側ー

 

高雄「仲良しなのかしら?」ニガワライ

那珂「喧嘩するほどって言うしね♪」

叢雲「うちのは基本的に短気だからね」ハァ

 

 ー提督側ー

 

 するとこちらは仕事の話が終わり、直近の話題になった。

 

悪魔提督「それにしても今年はバレンタインデーと被っちゃったね〜。愛しの那珂ちゃんとバレンタインデーはデートする予定だったのにさ〜。何考えてるのかな、あの豚共は♪」

提督「戦争しているんだ、こればかりは仕方ないだろう。私は特にこれといった予定もないから言えるがな」

鬼提督「何がバレンタインだ。んなの菓子会社の陰謀だろ」ケッ

 

 ー艦娘側ー

 

那珂「提督ったら〜♡ 何も今そういうこと言わなくてもいいのに〜♡」ヤンヤン

山城「末永く爆発してください♪」

叢雲「素直って得よね////」

 

 バレンタインデーの話題に艦娘達は提督達の話を興味深く聞いている。

 

 ー提督側ー

 

悪魔提督「君みたいにバレンタインデーの意味を知らない者は悲しい生き物だね。愛を知らない者は死ぬべきだと思うな♪」

提督「まあまあ、チョコだけが全てじゃない。お前はいい男だ。きっとお前を見てくれている異性がいるさ」

鬼提督「そんな言葉はなぁ、モテるお前が言っても何も響かねぇんだよ! お前の今の言葉はな! 女芸人にアイドルが『可愛いですね♪』とか言ってるのと同じだかんな!?」

提督「そ、そうなのか……」

  (私はモテていないのだが……)

悪魔提督「男の嫉妬は醜いよ。元から醜いけど♪」

 

 ー艦娘側ー

 

日向「叢雲、お前去年、あいつにチョコをあげなかったのか?」

叢雲「あげたわよ……間接的にだけど////」

 

扶桑(乙女ね……)ホッコリ

 

武蔵「那珂は今年どうするんだ?」

神通「またチョコシロップを自分に塗って食べてもらうの?」

那珂「ん〜、今年は一緒にチョコレート食べようかな♪」

川内「チョコを口に含んで溶けるまでちゅっちゅですね分かります」

 

愛宕(こっちはすっごく進んでるのね〜////)

 

 ー提督側ー

 

鬼提督「だ〜! 腹立つ! 何がバレンタインだ! 何がチョコレートだ! 何が愛の日だ!」

提督「おいおい……」ドォドォ

鬼提督「そんなに嬉しいか? そんなに嬉しいのか!? そんなにチョコレートなんかが欲しいのか!!?」

悪魔提督「…………」ヤレヤレ

鬼提督「綺麗な箱だよな〜? リボンも可愛くてよ〜? めっちゃリア充だって自慢したいんだろうな!?」

提督「もう止めろ……お前泣いてるぞ」

鬼提督「泣いてねぇよ! 泣くわけねぇだろぉぉぉ!」チクショー!

悪魔提督「妬んでるだけじゃん♪」ケラケラ

提督「おい……」ニガワライ

 

 ー艦娘側ー

 

叢雲「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 今年はちゃんと面と向かってあげるから、泣かないで!」

足柄「もうこの際、提督に想いも伝えたら?」

翔鶴「急過ぎて提督は付いていけませんよ」ニガワライ

北上「アタシはまだこのままでいて欲しいな〜♪」

五十鈴「それはあんたが楽しいからでしょ」ニガワライ

日向「みんな叢雲に遠慮して義理チョコすらあげていないからな〜」

 

夕立「夕立達の鎮守府はみんなであげるよ♪」

 

飛龍「私達のところはみんなでお食事って感じかな♪」

蒼龍「提督から一人二万円分のお食事券貰えるもんね♪」

武蔵「気前のいい提督だからな」ハハハ

川内「その間、那珂と提督はお楽しみだよね〜♪」

神通「今年は防音対策もバッチリだから、好きなだけ声出せるわよ」ニコッ

那珂「恥ずかしいこと言わないでよ〜♡」モウ!

 

赤城(私じゃ二万円分だとすぐ終わっちゃう……やっぱり私って食いしん坊なのかしら?)

 

 その後もバレンタインデーの話題でそれぞれ盛り上がり、提督は友達との束の間の交流を楽しむのだったーー。




今回は提督さんとその親友達、そして各艦隊の交流的な回にしました!

読んで頂き本当にありがとうございました☆
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