艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

38 / 130
やってきたバレンタインデー! 前編の談。

キャラ崩壊、他作ネタ含みます。

長いので前編後編に分けます。
ご了承お願い致します。
今回のシリーズでは前編後編でも話数を数えていきますので、こちらもご了承ください。


艦これSS改38話

 

 ○○鎮守府、〇六〇〇ーー

 

 正門ーー

 

提督「朝早くに見送りありがとう。行ってくるよ」ニコッ

 

 提督は見送りしに来てくれた者達にそう言うと自身の愛車に乗り込み、颯爽と出発した。

 見送りをするみんなは提督の車が見えなくなるまで見送り、見えなくなると少し寂しそうに鎮守府へと戻るのだった。

 

 

 車内ーー

 

提督「皆はまだいるか?」

 

 提督がバックミラーを見ながら後部座席に声をかけると、

 

食堂妖精a「いません!」

妖精あ「作戦は今のところ順調です」

工廠妖精α「大広間の見張りからも何も連絡はありません!」

ドック妖精1「しかし念には念を入れて、迅速に行動しましょう!」

 

 各妖精達のリーダー格が返事をした。

 

 これはどういうことかというと、本日大本営へ行くのは提督の()()()()()である。

 去年、一昨年とバレンタインデーで提督は艦娘達から心からのもてなしをされた。

 なので今度は……今年は自分からのサプライズを計画したのだ。

 日本でのバレンタインデーは女性から男性へというイメージが強いが、近年では男性から女性へということも普通になっているため、こうして各妖精達に協力を仰ぎ、大広間ではバレンタインパーティの催し物の準備が今も着々と進行中。

 そして今は艦隊のみんなに配るバラを受け取りに行っているのだ。因みに昨晩遅くまでみんなに配るチョコレートクッキーも妖精達と作っており、抜かりがない。

 

提督「では急ぐか。少し速度を上げるから掴まってなさい」

妖精あ「もしかしてチョメチョメデーみたいなことになりますです!?」キラキラ

食堂妖精a「ドリフトしちゃいます!?」キラキラ

工廠妖精α「バカ言え、あのタ○シーみたいに飛ばすに決まってんだろ!?」キラキラ

ドック妖精1「エチケット袋はちゃんと持ってきています!」キラキラ

提督「期待を裏切るようで悪いが、そんなことをすると捕まるどころの騒ぎではなくなってしまう」ニガワライ

妖精ズ『えぇ〜』ブーブー

提督「我慢してくれ」

 

 そんなこんなで提督は注文したバラを受け取り、またすぐに鎮守府へ戻るのだった。

 

 

 ○○鎮守府、〇八〇〇ーー

 

 ピンポンパンポ〜ン♪

 

『鎮守府の全員へ通達。全員、大広間へ集合。繰り返すーー』

 

 妖精達がセットした提督の録音テープが鎮守府に響くと、艦娘達は驚きながらも、落ち着いてその放送に従って行動する。

 

 艦娘達が大広間に着くと、ドアの前に黒のスーツに黒のネクタイに身を包む妖精達に止められる。

 

 そして何やら頷いた妖精達がゆっくりとドアを開けると、

 

全員『わぁぁ〜!』

 

 目の前に彩り鮮やかに飾られた大広間が広がった。

 そのメルヘンチックな空間にみんなはワイワイ、キョロキョロとしながら中へ入ると、ステージ上でスタンバっていた妖精音楽隊が盛大にパッ○ルベルのカノンを演奏し始める。

 

 みんなはそれに聴き惚れ、その演奏が終わると自然と拍手が巻き起こった……が、それはすぐに黄色い歓声へと変わった。

 何故なら、ステージ脇から妖精達と同じように黒のスーツに黒のネクタイ姿の提督が姿を現したからだ。

 みんな(特にLOVE勢)はそれに大興奮。

 

提督『皆、騙していて悪かった。これは私と妖精さん達による、バレンタインデーのサプライズパーティである。ハッピーバレンタイン!』ノシ

 

 \テートクー! シンジテマシター!/

 

 用意されたスタンドマイクでみんなに呼びかける提督に、艦娘達の歓声がこだまする。

 そして歓声が鳴り止まぬ中、妖精達は提督の元へわぁっと集まり提督のスーツを引っ張ると、赤いスーツと赤いネクタイに早変わり、更には妖精音楽隊による演奏が再び大広間へ響き渡った。

 

 <デレデン デレデンデンデン デレデン♪

 

提督『You belong to me〜♪ さよなら言えなくて いつまでも〜♪ 抱き締めたかった〜♪』

 

大和「提督〜!♡」ノシ

大鳳「こっち向いて〜!♡」ノシ

足柄「提督〜♡」ピョンピョン

名取「はわ〜♡」ウットリ

皐月「司令官〜♡」ピョンピョン

イク「カッコイイの〜♡」

 

提督「」ニコッ

 

LOVE勢『きゃあぁぁぁぁ!♪♡』

 

 〜♪

 

提督『メビウスの宇宙(そら)を〜 超えて Beyond the time〜♪』

 

 \パチパチパチパチ/

 

 提督があの名曲を歌い上げると拍手喝采が巻き起こり、特にLOVE勢に限っては黄色い歓声以上の何かを出している。

 しかしサプライズはまだまだ始まったばかりで、それだけではない。

 

 <テレレレンテレン テレレレン♪

 

 次なる曲が始まり、みんなはその曲に集中する。

 

提督『君さえいれば どんな勝負も〜♪ 勝ち続ける〜♪』

 

ウォスパ「アドミラル〜!♡」ノシ

グラーフ「〜♡」ニヨニヨ

鈴谷「提督〜、決まってるよ〜!♡」ノシ

大井「TE♡I♡TO♡KUuuuuu!♡」ノシ

初月「提督〜♡」ピョンピョン

ゴーヤ「素敵でち〜!♡」ノシ

 

提督「」ニカッ

 

LOVE勢『♡提督♡ ♡提督♡』ノシ

 

 〜〜♪

 

提督『ありふれた〜 言葉を並べて la la Love〜♪』

 

 \パチパチパチパチ/

 

 またも名曲と提督の美声にみんなからの提督コールとLOVE勢のLOVEが溢れ出し、もうお祭り騒ぎ。

 すると提督はスタンドマイクをステージ脇の妖精に預け、今度はヘッドセットマイクを取り付ける。

 そして今度は妖精達も何名か提督と並んで配置についた。配置についた妖精達は色鮮やかなスーツで、とても可愛らしい。

 

 <テーレテレテレテーレテレテレ〜♪

 

 そしてまた曲が始まると、今度は提督や妖精達がそれに合わせて小気味良く振り付けを開始する。

 

提督『営みの〜 街が暮れたら〜 色めき〜♪』

 

 あの曲に合わせ、提督と妖精達は軽快なダンスを披露。これにはみんなも更に大興奮で、ダンスを知っている者達はその場で一緒に踊る程。それはまさに一つになっている状態だった。

 

山城「提督、素敵です〜!♡」ノシ

鳳翔「〜♡」ウットリ

古鷹「提督〜!♡」ピョンピョン

夕張「〜♡」キュンキュン

電「司令官さ〜ん♡ 素敵なのです〜!♡」ピョンピョン

イムヤ「〜♡」デレッデレ

 

提督『胸の中にあるもの〜♪ いつか見えなくなるもの〜♪』

 

 〜〜〜♪

 

提督『夫婦を越えて行け〜♪』

妖精達『二人を越えて行け〜♪』

全員『一人を越えて行け〜♪』

 

提督『みんな、いつもありがとう!』ナゲキッス

 

LOVE勢『♡(๑˃́ꇴ˂̀๑)♡』テイトクー!!!

一部のLOVE勢『( ゚д゚)・∵. ♡』ダバー

 

 歌い終えた提督のスタイリッシュな投げキッスにみんなは拍手喝采の提督コールを返す。

 そんな中、提督が息を整えつつ、汗をタオルで拭いている間に妖精達は大広間へ提督が用意したバラと妖精達とで作ったクッキーをカートに乗せて登場した。

 

提督『皆、ささやかで申し訳ないが、私からバレンタインデーのプレゼントだ。一人ひとりに渡すから、その場で待っていてほしい』

 

 提督の呼びかけに全員が声を揃えて返すと、提督はステージから降り、妖精達と共に一人ひとりに丁寧に包装された一輪のバラと丁寧にラッピングされたクッキーを渡していくのだったーー。




前編はこれにて終わりです♪
後編もよろしくお願い致します☆
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。