艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

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金剛型戦艦メイン。

キャラ崩壊、独自設定、若干のR-15、ガムシロップ二つほど含みます。

苦手な方はご注意を!


艦これSS改93話

 

 ○○鎮守府、二〇〇〇ーー

 

 居酒屋『鳳翔』ーー

 

提督「好きなものを頼むといい。私の奢りだ」ニコッ

 

金剛「さっすがテイトクデ〜ス♡」ニコニコ

比叡「お言葉に甘えます♪」

榛名「ありがとうございます♡ 榛名は幸せです♡」

霧島「お心遣いありがとうございます、司令」ニコッ

 

 本日、提督は金剛型姉妹を鳳翔の店でもてなしていた。

 何故かというと、本日秘書艦任務に就いた榛名が見事な働きをみせ、大いに仕事が進んだから。

そのお礼として提督が榛名とその姉妹である金剛達にもお酒をご馳走しようと提案したことで今に至る。

 榛名の働きの甲斐があり、今日の執務は明日の書類にまで取り掛かることが出来た(秘書艦になれた榛名がつい気合を入れ過ぎたから)。

 

鳳翔「今日は隼鷹さん達も来ていませんから、皆さんの貸し切り状態ですね♪ ご遠慮なくご注文してくださいね♪」

 

 厨房に立つ割烹着姿の鳳翔がそう言うと、金剛達は笑顔でメニュー表に視線を落とす。

普段は気を遣って遠慮がちな榛名も、今回ばかりは「どれにしようかな〜?♪」とルンルン気分でメニューを選んでいる。

 

 因みに席順は↓

 

 金提榛

  卓

 比 霧

 

 

 そしてーー

 

金剛「ハイボールプリーズ♪」ノシ

比叡「私もお姉さまと同じものを! それと今日の刺し身盛り!」ノシ

霧島「私はーー」

金剛「霧島には赤霧をロックでくだサ〜イ!」

霧島「名前ネタで来るんですね。まぁ、美味しいからいいですけど……あ、鳳翔さん、おつまみに味噌ください」ノ

鳳翔「は〜い♪」

 

 みんなが思い思いのメニューを注文する中、普段からあまりお酒を飲まない榛名は何がいいのか悩み、更には自分だけがスッと頼んでいないので内心焦ってしまう。

 

榛名(どうしよう……せっかくの提督のご厚意なのに、榛名だけまだ何も頼めていないです)アセアセ

 

提督「榛名」

 

 すると提督から名前を呼ばれた。榛名がその声に反応して提督へ目を向けると、

 

提督「時間はまだまだある。焦らず、榛名のペースで決めなさい」ニコッ

 

 提督が優しい言葉をかけてくれた。

 榛名はその言葉に「は〜い♡」と甘える子どものように返すと、自分のペースで選べるようにーー

 

榛名(やはり提督は優しいですね♡ 榛名にまでここまで気を遣ってくれて……えへへへへへ♡)

 

 ーーなったはずが、思わず自分の世界へ入ってしまうのだった。

 

 

 それからーー

 

金剛「テ〜トク〜♡ 口移ししてほしいデ〜ス♡」

提督「そう言って、おいそれとやる訳にはいくまい」ニガワライ

霧島「でもいつだったか、隼鷹さんと千歳さんには口移ししたんですよね?」ニヤニヤ

提督「さぁ、何のことか……記憶にないな」アハハ...

比叡「口移しくらいしてあげてくださいよ! 減るもんじゃないし!」

提督「モラルや風紀の問題だ」

金剛「テ〜トク〜♡」クイクイ

 

 提督は困っていた。何故なら、金剛は酔うとスキンシップが激しくなることを忘れていたからだ(前科あり)。更には比叡も霧島も酔ったら酔ったで煽る癖があるため、劣勢に立たされていた。

 因みに鳳翔は、お酒の席だからとまだ止めに入る気はない様子(提督がオロオロしてる姿を見て萌えてるから)。

 

榛名「………………」チビチビ

 

 そんな中、榛名だけがムッス〜としながら頼んだカルーアミルクを飲んでいた。

 その理由は、

 

榛名(今日は榛名のために提督がおもてなししてくれたのに、金剛お姉さまばっかりズルい……。比叡お姉さまも霧島も金剛お姉さまを援護してぇ……)

 

 大好きな提督が自分のためにおもてなししてくれている席なのに、その提督が金剛達でてんやわんやしていて自分に構ってくれないからだ。

 

榛名(榛名だって提督とイチャイt……んんっ、触れ合いたいのに。金剛お姉さまばっかり構って……)

 

 自分のことも構ってほしい……そう感じつつ、榛名は三杯目となるカルーアミルクを一気飲みする。

 すると、

 

榛名「むぅ」グイッ

提督「おっと……どうした、榛名?」

 

 榛名は提督の腕を掴み、自分の方へ提督を引き寄せてしまった。

 これには流石の提督も少々驚いた様子。しかし榛名はハムスターのように両頬を膨らませていて、提督の顔をジーッと睨んでいる。

 

金剛「ヘーイ、榛名? そんなプリプリしてどうしたデ〜ス?」

比叡「司令〜、榛名に何したんですか〜?」ジトー

霧島「私の計算によると、司令が榛名に何かしたようですね」メガネクイッ

 

提督「わ、私は榛名に何をしてしまったのだろうか?」

榛名「…………にゃ」ボソッ

提督「ん?」

榛名「はるにゃも構ってほしいにゃ〜!♡」ギューッ

全員『!!?』キョウガク

 

 榛名の豹変ぶりに提督は勿論、金剛達と鳳翔も驚きの表情を浮かべた。

 それもそのはず、榛名が好きでずっと飲んでいたのはカルーアミルク。

 カルーアミルクは甘くて飲みやすいが、度数がビールより少し高めなので榛名みたいに普段からあまり飲まない人にとっては酔いやすいお酒なのだ。

 プラスすると金剛達も榛名が酔った姿は見たことがなかったので、こんな酔い方をするとは想像もしてなかった。

 

榛名「にゃ〜ん♡ 提督は金剛お姉さまとばかりキャッキャしてて、はるにゃ寂しかったにゃ〜♡ だから構ってほしいにゃ〜♡」スリスリ

提督「そ、それはすまん……よしよし」ナデナデ

榛名「むぅ〜、子ども扱いするのや〜だ〜……はるにゃは提督に女の子扱いしてほしいにゃ〜」

 

 榛名はそう言って提督の胸元を人差し指でクリクリといじる。いつもの榛名からすればかなり大胆な行動……これが酒のなせる業であると金剛達は感じた。

 

提督「女の子扱いとは……」

榛名「提督が考えてください〜。もう大人の男性なのですから、言われなくても分かるはずです」ツーン

提督「う〜む……」

 

 口ではツンツンしているものの、榛名の手はしっかりと提督の腕をホールドしている。

 

榛名「ぶぶ〜、時間切れ〜」

提督「ぬ?」

  (時間制限があったのか!?)

榛名「もぉ〜、提督はそんなことも分からないんですね〜、これでは大人ではなく、大きな子どもです〜」

提督「す、すまぬ」ニガワライ

榛名「そんなお子様提督にはこうにゃ〜♡」エイッ

 

 榛名はそう言うと、提督をもっと自分の方へと引き寄せ、提督の頭を自身の胸の谷間へムギュッと収めてしまった。

 

提督「は、はふふぁ(榛名)!?」

榛名「あん、もぉ、おっぱいの中で喋らないでほしいにゃ♡ くすぐったいにゃ〜♡」ムギュギューッ

提督「」㌧㌧㌧←タップ

榛名「提督〜♡ 提督の体温が優しくはるにゃに伝わってくるにゃ〜♡」スリスリ

提督「」㌧㌧ト...

 

金剛「て、テ〜トク〜!?」

比叡「榛名、早く司令を離して!」

霧島「榛名! 司令が!」

鳳翔「榛名さん!」

 

 四人掛かりで榛名から提督を引き離すと、提督は無事に酸素を吸うことが出来た。

 そして提督はこう言った、

 

提督『酸素がこんなにも美味いと感じたのは初めてだ』

 

 とーー。




 おまけーー

 後日談ーー

 戦艦寮、金剛型姉妹部屋ーー

榛名「うわぁぁぁぁぁん!//// 榛名は提督になんてことをぉぉぉぉぉ!////」

 榛名は自分の毛布に包まって猛省と羞恥に駆られていた。

金剛「テイトクは気にしてないと言ってタヨ! だから落ち着くネ!」

 そんな榛名を金剛は励ますが、

榛名「無理でしゅぅぅぅぅ!////」

 今の榛名にはどんな言葉も届かない。

比叡「榛名荒れちゃってるね〜」ニガワライ
霧島「あんなに酔っててもしっかり記憶が残っていますからね〜。記憶がなければ、ごめんなさいで済んでいますが……」ニガワライ
金剛「榛名は暫くお酒は飲めないネ〜」ヤレヤレ

榛名「うえぇぇぇぇん!////」

金剛「大丈夫! はるにゃは可愛かったデス!」バチコーン
榛名「やぁぁぁぁん!////」
金剛「わ、ワタシからテイトクを奪ったのも凄かったデスヨ?」
榛名「金剛お姉さまのイジワルぅぅぅぅぅ!////」

金剛「あ、あるぇ?」アセアセ
比叡「金剛お姉さま……」
霧島「傷口をえぐって更にそこに塩を塗り込んでどうするんですか……」ハァ...

榛名「もう提督に会えないですぅぅぅぅぅ!////」

 その後、提督がちゃんと会いに来て榛名にあの晩のことを気にしていないと告げると、榛名はようやく提督と目を合わせられるようになったそうなーー。

 ーーーーーー

今日は榛名さんと霧島さんの竣工日なので、榛名さんメインのちょっとした甘めドタバタにしました♪
本編には出せませんでしたが、今日は大潮ちゃんと浦風ちゃんの進水日でもあります!
みんなおめでとう!

読んで頂き本当にありがとうございました☆
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