艦これ Short Story改《完結》   作:室賀小史郎

97 / 130
陽炎型駆逐艦メイン。

キャラ崩壊、ネタ含みます。


艦これSS改97話

 

 ○○鎮守府、一五〇〇ーー

 

 明石酒保外・ベンチテーブルーー

 

浦風「ん〜♪ 今日も穏やかで平和じゃのぉ♪」ノビー

磯風「そうだな。こうして特に何もない日があるのも一興だ」クスッ

 

 本日は揃ってお休みの第十七駆逐隊は酒保へおやつのお菓子を買いにやってきていた。

 買い物は浜風と谷風に任せ、浦風と磯風は酒保の外で他愛もない話をしながら二人を待っている。

 

 カランコロンーー

 

 ドアベルが鳴ると同時に、

 

谷風「たっだいま〜♪」

浜風「買ってきました。部屋で食べます? それともここで?」

 

 二人がビニール袋を提げて戻ってきた。

 

浦風「天気もええし、ここで食べようかのぉ」ニコッ

磯風「そうだな。たまにはお天道様の元で食べるのもありだろう」フフ

 

 浜風の問いに二人がそう返すと、浜風達は笑顔で頷いてビニール袋から買ってきたお菓子を広げる。

 

谷風「紅茶の人〜♪」

浦風「あ〜い♪」ノシ

谷風「ん、金剛ティーね♪」つ紅茶

浦風「ありがとう♪」

 

浜風「磯風はぽ〜いお茶でしたよね?」つお茶

磯風「あぁ、ありがとう♪」ウケトリ

 

 浦風達に飲み物を渡し、浜風は大和ラムネ、谷風は『Kaa(カー)』という名前のオレンジジュースを手元に置いた。

 

浦風「なんかまた似非臭の凄いもんが出たんじゃのぉ……」ニガワライ

谷風「新作なんだって♪ つい買っちゃった♪」ニシシ

浜風「違うのは名前だけで中はほぼ同じ物らしいです」ニガワライ

磯風「でも谷風の鳴き声から取ったような商品名だな」フフフ

谷風「谷風はカラスみたいにかーかー鳴かないやい!」

 

 谷風はそう否定するも、浦風も浜風も磯風と同意見だった。

 

谷風「かぁ〜! 失礼しちゃ……あ////」

 

 ついというか、いつもの口癖が出てしまった谷風。

 その口癖にみんなから、それ見たことかと笑われた谷風は頬を微かに赤く染める。

 

谷風「と、とにかく! お菓子食べよ、お菓子!」

浦風「そうじゃのぉ〜♪」ニコニコ

磯風「深くはツッコまないでやろう」クスクス

浜風「またかーって鳴いてしまいますからね」フフフ

谷風「かぁ〜!//// またそうやって〜!////」

 

 せっかく話を逸したのにと谷風が抗議するも、浦風達はそれが可笑しくて笑いを堪えることは出来なかった。

 

 ーー

 

 みんなからひとしきり笑われた谷風は顔を真っ赤にしながら「まったくもぉ////」と愚痴りつつ、買ってきたお菓子を一つ一つ並べていく。

 

磯風「これも新作か……」

浦風「その様じゃのぉ」ニガワライ

浜風「ネーミングセンスはアレですが、中身は普通でしたので大丈夫かと」ニガワライ

 

 テーブルに並んだお菓子、それは『コアラのセレナーデ』、『小技』、『たべっ子かいようせいぶつ』、『アポロニア』という不思議な名前のお菓子達。

 

谷風「これはマーチじゃなくてセレナーデ、こっちが枝じゃないやつ、これがどうぶつじゃない方で、最後があのチョコ菓子の似非版♪」

浜風「どれも美味しいんですけどね……」

磯風「セレナーデがいけるなら、シンフォニーやワルツもそのうち出そうだな」クスクス

浦風「何でもありじゃねぇ」ニガワライ

 

 明石酒保の名物と化した似非シリーズ。これは基本的に妖精さん達が元のお菓子を真似て作り、明石がそれらしい名前を付けて売り出すのだ(期間限定で間宮達が監修したりもする)。

 この他にも

 

 ナーガチョコ

 ポイの実

 おいしさ電級・ブラック雷

 にゃしにゃししてじゃね〜よ

 むっちゃんイカ

 

 などなど、多くの似非お菓子がある。

 

 名前は違えどどれも既製品と遜色ないことに加え、ネタとして面白いため鎮守府では人気シリーズだ。

今ではお菓子だけでなく飲み物にも進出している似非シリーズは、これはこれで人気を博している。

 

 因みに飲み物は以下の通り

 

 ぽ〜いお茶

 スズヤサイダー

 金剛の紅茶

 白雪印のコーヒー

 アゲ・コーラ

 

「おや、みんなしておやつタイムかな?」

 

 すると浦風達に声をかける者がいた。

 それは提督でその隣には本日秘書艦のコマンダン・テストも一緒だ。

 

浦風「提督さ〜ん♡」ノシ

磯風「会えて嬉しいぞ、司令♡」ニコニコ

提督「はは、ありがとう」ニコッ

谷風「テストさんもお疲れ〜♪」

浜風「お勤めご苦労様です」ペコリ

テスト「ありがとう」ニッコリ

 

浦風「提督さん達は買い物……というより、提督さんの煙草かのぉ?」

提督「正解だ」

磯風「吸うなとは言わないが程々にな。司令の身体が悪くなっては元も子もないんだからな」

提督「心遣いありがとうな」ナデナデ

 

テスト「わぁ、新作出たのね! どれも美味しそう♪」

谷風「まだ試食しか食べてないけど、どれも美味しかったよ♪」

浜風「名前はアレですが、味は保証します」ニガワライ

 

浦風「提督さん達がこうしとるってこたぁ休憩時間じゃろう? 一緒におやつでもどうかのぉ?♡」ニコニコ

磯風「浦風の言う通りだ。テストだって食べたそうにしているし、一緒にどうだ?♡」ニコッ

 

 二人の申し出に提督達は笑顔で頷き、当初の目的であった煙草を買うついでに自分達も飲み物を買って、浦風達とお菓子を食べることになった。

 

 

 そしてーー

 

浦風「はい、提督さん♡ あ〜ん♡」つお菓子

提督「おぉ、これはすまない……あむ」パクン

磯風「ふふ、司令とのお茶は最高だ♡」ルンルン

 

 運良く提督とおやつタイムを過ごせることに上機嫌の浦風と磯風。

 その一方で浜風と谷風はコマンダン・テストととある話で盛り上がっている。

 

浜風「今日はそのような日なのですか」フムフム

谷風「国歌が生まれた日とか、とてもめでたい日だね♪」

テスト「ふふ、そうなのよ♪ 我がフランスの国歌『La Marseillaise(ラ マルセイエーズ)』が作曲された記念すべき日なの♪」

 

磯風「フランスの国歌か……マルセイユの歌とも言われているな」

浦風「失礼じゃが、うちはフランスの国歌の曲は好きなんじゃが歌詞が苦手での」ニガワライ

提督「まぁ、あれはお国柄としか言いようがないからな」

テスト「歌詞だけ見たらそうよね……でも私はやっぱり我が国歌が好きだわ」ニッコリ

谷風「谷風達も君が代好きだから、それと一緒って訳だね♪」

浜風「君が代は日本を今もこれからも大切にしようという歌詞ですからね。本当に素敵な国歌です」ウンウン

テスト「私も好きよ、日本の国歌」ニコッ

 

 すると谷風が「なんだか歌いたくなってきた〜!」と言ってその場で君が代を歌い出すと、それに釣られるように浦風達、更には提督も君が代を歌った。

 それをコマンダン・テストは笑顔で聞いたあとで今度は自分がフランス国歌を歌い、提督達から拍手をもらった。

 

 ひょんなことから国歌の話題で盛り上がった一同だったが、今日も今日とて鎮守府は平和に一日が過ぎるのだったーー。




今日は谷風ちゃんの竣工日なので、谷風ちゃんを登場させたほのぼの回にしました!
他にも羽黒さんの竣工日、長良さんの進水日です♪
みんなおめでとう!
この前長良さんの進水日と誤ったことを書いてしまいましたが、その所は訂正しました。ご了承お願い致します。

因みにフランスの国歌は七番まであり、意外と長い国歌です(^^)

では、今回も読んで頂き本当にありがとうございました♪
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。