由比ヶ浜結衣の消失   作:ぼつちやん

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どうもぼっちゃんです!
今回ちょっと地の文多くてアレなんですけどその代わり他作品のネタもちょっと多めかもです。(ていうか今後もちょくちょく同じ作品からいただくかも…)知らない人には申し訳ない気がする…すみません。
知ってくれてたら嬉しいなぁ…(。-∀-)
と、また次回から後書きにまとめる形式にします。
とりあえず、どぞ!


運命

入院から退院までの出来事を断片的にではあるが語らせてもらおう。

まず、目が覚めた時、誰も病室にはいなかった。

同じ部活の超能力者ハンサムくんが「おや」とか言いながらりんごの皮を剥いてくれてることもなければその逆側のベッドの下で俺の目覚めをヨダレのあとを残しながら寝袋で待ってくれてるツンデレなヒロインもいなかった。そういやまず部活入ってなかったわ。

家族くらいいてもよくね?とは思ったが目覚めた時は平日の真昼間。皆出勤または学校である。

その後念のため精密検査を受けたが軽い打撲程度で済んだらしく異常は見当たらなかった。

なんでも運転手が超ベテランの人だったらしく、流石に躱すことはできなくとも最悪の事態だけは避けられたみたいだ。

気を失っていたのもただのショック症状らしい。事故るの怖かったんだろうな。怖くないやつなんているのかよ。

検査を終え日が傾いてきた頃に小町が来てくれた。

「およ?お兄ちゃんおはよー。今夕方だけど」

「何お前?超能力者なの?閉鎖空間で巨人と赤い球で戦ってたの?」

「ん?」

そこまで意識はしてなかったらしい。おかしいなぁ偶然にしてはセリフが似ているな〜。

「にしてもお兄ちゃんが事故ったんだ。もうちょっと深刻そうな雰囲気出してくれてもよくない?」

「いや、そりゃ小町だってお医者さんが深刻そうにしてて目覚めたなら泣いて喜ぶけど…あ、今の小町的にポイント高いよ?でも『ショックで気を失っているだけで命に別状はありません。明日には目覚めるでしょう』なんて言われてると深刻も何もないっていうか」

「さいですか…」

少しショックを受けた。

「うわナニソレ超ショックなんだけど…あぁお兄ちゃんまた気を失いソウダ」

「そんな棒読みで言われても説得力ないよ?」

「それでももう少しくらい…」

言い切る前に小町は俺を抱きしめた。

「でも、目覚めてくれて嬉しいのも本当だよ?」

小声で囁かれた。俺の顔とか多分超紅くなってたと思う。

小町の表情は残念ながらうかがえなかったが、次のひとことで全てがひっくり返った。

「なーんて、今のも小町的にポイントたっかいー♪」

「ばっかお前、そのひとことがなくてお前が妹じゃなかったら即行で告白して振られてるよ俺。」

「振られちゃうんだね…あとお兄ちゃんそれはキモい。まあ誰もいないからいいけど」

「一応患者である俺に精神攻撃仕掛けないでもらえる?」

「はいはいゴメンゴメン!」

 

***

 

その後小町から連絡を受けた両親が病院へと駆けつけ家族揃っての談笑を終えたあと、念のためあと3日くらい入院することになった俺を残し家族は帰っていった。

その3日で俺の記憶にあるのはドライバーさんが謝罪に来てくれたことと小町が毎日来てくれたことだけだな。

小町が言うには、俺が眠っている間に由比ヶ浜が2度くらい来てくれたらしい。顔は見ていない。寝てたから。

2回ほどちょっと高そうなお菓子が病室に置いてあった事があったけどアレ由比ヶ浜だったのね。ありがとね。

***

 

退院した。

この世界に来てから何度か寝て起きてを繰り返したが日付は4月のままだ。小町に聞いても病院で担当の先生に聞いてもそれは変わらなかった。

記憶よりも数週間早めの退院だった。

っべー、これまだクラスでグループも形成されてなくてワンチャン入学ぼっち回避できんじゃね?

とか思っていた時期が僕にもありました。

結論から書く。

失敗した失敗した失敗した失敗した俺はぼっち回避に失敗した。

俺がぼっちだったのは…元々か。

んー…何かおかしくないか?

俺には1度この日々を過ごした「記憶」がある。つまり、上手く立ち合えば都合の悪い事は回避できるし成し遂げたいことも記憶をたどれば成し遂げられるかもしれないのだ。

ここでの例を挙げるなら、あの時由比ヶ浜に先に会っておき事故を回避してみる-見事に回避はできなかったが怪我は前より軽く済んだ-とかちょっと早めに退院できたから友達作りに挑戦してみる-物の見事にまたぼっち!-などである。

待てよ?これと似たようなものをどこかで…

あ!これアニメで見たことあるヤツだ!某大手通信教育の教材でやった問題が実際にテストにも出た時みたいに言ってみる。

『運命の強制力』という言葉を知っているだろうか?

1人の少女を救うため過去へ飛び、見事に救い出したがその後元の時間へと戻った時、世界は滅んでいた。少女か世界、どちらかが失われる、みたいな状況だったと思う。

別のものなら、『世界線の収束』というやつだ。

偶然過去にメールを送れるマシンを作り上げてしまい、これまた偶然主人公の中二病を患った大学生が天才少女殺人事件を目撃。そのことをメールで仲間に伝えた時、世界線というものを移動。その天才少女が生きている世界へとやってきた。だがその世界では13日の金曜日になると主人公の幼なじみが死ぬ。しかも死因はバラバラ。「死」という結果だけが必然で、それまでの過程はどうだっていい、みたいな。

まるで「運命」である。

そうか俺がぼっちなのは運命だったのか。なんか誇らしい気がした。

…となると、色々検証してみる必要がありそうだ…




今回まじで人少なかったですね…次回はあんな人やこんな人登場させる予定です。
登場人物が増える度にタグ更新してます。タグにあるだけであまり出番のないキャラもいるかも…ていうかいますね(確信)
しかもサブタイトルの盛大さの割にこの中身の薄さ…やっぱりちゃんと全部まとめて書くべきですかね?1日ごとにお話考えて更新とかだといつかボロ出て失敗した失敗した失敗した…ってなりますよね:(´◦ω◦`):ガクブル
それと、あと2回か3回更新したら低浮上になると思います。もし待ってくれてる方がいらっしゃったら申し訳ございません…先に謝っておきます。
低浮上でも、週一話は更新できるよう頑張ります!
今回もありがとうございました!
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