いったいさっきの彼はなんだったのだろうか?もしかしてホントに魔術師というやつなのかな?でも魔術使えてなかったしそんなわけないよね。そんな事よりも...
「あーくんも...決めゼリフ考えて欲しい...」
「はァ⁉ンなもン考えるわけねェだろが!」
「魔法名は...Accele111とか...笑笑笑笑笑笑笑」
「死にてェのかお前!」
なぜ111なのかというと第1位だしいつもぼっちで1人だし私の中でも1位だからなんて死んでも言えない
舞雪は軽く頬を赤くしながらも話を続ける
「Accele111!...俺のベクトルに不可能はねぇ!キリッ とか言って欲しい...」
「だから言うわけねェだろそンな事!俺は中2病じゃねぇンだよ!」
「....え?....」
「なンですかァ?なンなンですかァ?今日はやけに冗舌じゃないですかァ?そんなに死にたいンですかお前は?」
ふぅ。ちょっとからかい過ぎたようだ。このままじゃ完全に拗ねてしまう。ご飯でも作れば機嫌直してくれるかな?
「今日...ご飯作る...」
「話変えてンじゃねェよ!チッ...まァいいか。変なもン作ンじゃねェぞ」
その言葉を最後にその後2人に会話はなく、夜の街には似合わない雪のように白く何処か綺麗な2人は街に消えて行くのであった
翌日
昨日はあの後結局あーくんの家でご飯を食べた後帰宅した(勿論送ってもらった)帰宅した後何か忘れてる気がしたんだけどどうも思い出せない...
あー今思い出したわ。原因はあれだ。今目の前に倒れてるシスター...
「目次ちゃん...大丈夫?」
「ムキー!昨日私を置いて帰るとか酷いんだよ!おかげでお腹ペコペコなんだよ!」
「....」
「目を逸らさないで欲しいんだよ!」
うん、これは完全に私が悪いな。でも仕方なかったんだよ目次ちゃん。昨日はあーくんとご飯食べる事で頭がいっぱいだったし他の事なんて考える暇なかったんだから
「じゃあ...買い物行くから...家で待ってて...」
「許す!昨日の事なんか許して上げるんだよ!神に仕える者としてその罪を許します!」
何か食べ物を貰えるとわかった瞬間許してくれた...
この子変な人について行かないといいけど...
そんな事を考えていると何やら周囲の様子がおかしい気がする。
この時間なのに人がいない⁉そんな事あり得るの⁉
「この状況でも取り乱さないとは中々やりますね」
内心焦っていたのは内緒だ。
とりあえずその声のする方を見ると痴女がいた
「...痴女って...実在したんだ...」
「な!/////この格好は仕方なくしてるだけです!それに私は痴女じゃありません!私はまだ処zy...」
墓穴を掘った事に気付きカァァァっと頬を赤く染める痴女
「えぇぇい!私は神裂火織です。あなたが保護してる禁書目録を渡して頂けないでしょうか」
先程の痴態を振り払うかのように真面目な顔をして話てきた。
この人は強い。素人の私にだってわかる。昨日の自称噛ませ中2病魔術師とは違う。本気を出されたら私じゃ勝てない...なんで今日に限ってあーくんはいないんだろうか...それでも...
「それは...出来ない...」
そう。おとなしく渡せるわけがない。目の前にいる痴女が魔術師だという事はまず間違いないだろう。彼女達には彼女達なりに目次ちゃんを狙う理由があるのかもしれない。だとしてもそれを力ずくで連れて行こうとしてる連中に、はいどうぞ。なんて出来るわけがないのだ
「そうですか...なら仕方ありませんね...」
痴女が身の丈ほどの日本刀に手をかけたと思ったらその瞬間斬撃が飛んできた
「く...」
とっさに影でガードしたが斬撃が飛ぶなんてあり得るの?何あれ魔術ってやつ?早過ぎて抜刀したとこが殆ど見えなかったんだけど..
「よく躱しましたね。ですがいつまでもつでしょうか?」
そう言って更に攻撃を仕掛けてくる
くそ...痴女の癖に...
「今何か失礼な事を考えませんでしたか?」
「....」
「目を逸らしてんじゃねーよド素人がぁ!」
読心術まで心得ていたとは...ますます私には荷が重い相手だ...
「まぁよくもった方でしょう。さぁおとなしく禁書目録を渡して下さい」
痴女の前にはその白く綺麗な全身を血で染めた舞雪が倒れている
意識を途絶えさせない、しかし反撃は出来ない程度に痛ぶることが出来るほど彼女達の力は離れている
体中が痛い。これ全部私の血なのかな?最初に思った通りこの痴女は強かった。多分本気ですらなかっただろう。痴女にも勝てず目次ちゃんも奪われる...これじゃあーくんに笑われちゃうよ...
舞雪の頬に一筋の涙が零れ落ちる
「おいお前何してくれてンですかァ?まァどンな理由があったとしてもスクラップは決定だけどなババァ!」
「あーくん...」
あーくんが目の前にいる。これは夢なんだろうか。いや夢でも構わない。最後にあーくんに会えただけで私は満足なんだ。
幸せそうに笑みを浮かべて舞雪は意識を失った