とある影使いの白雪姫   作:鬼ポッポ

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こんばんは鬼ポッポです

今回からステイルが出るのですがあいつの技イノケンティウス以外あんま印象に残ってないから覚えてないんですね

でもステイル自体は別に嫌いではないです。まぁ好きでも無いんですけど

ではでは


9話

 

 

「おい、いつまで寝てンだ」

 

 

一方通行の声で舞雪は目覚めた。

というか誰のせいで気絶してたのか彼は本当に分かっているのだろうか?確かにボソっと何か言ってしまった気もしなくもないが女の子に対していきなり暴力はよくないでしょ?

舞雪は心の中でぶつぶつ文句を唱えるが口には決して出さない。そう、口は災いのもと。同じミスをするつもりはない。なにせベクトルチョップは結構痛いのである。

 

 

「あァ、魔術の件だが学園都市の外ならありえるかもな。この街の科学が恐ろしく発展してるように外の世界で魔術といわれるものがあってもなんら不思議はねェ」

 

 

どうやら舞雪が気絶している間に一方通行は多少考えてくれていたらしく、めんどくさそうにしながらも考えを教えてくれた。なんだかんだいって一方通行も舞雪の事を気にかけてるのかもしれない。

 

 

「.....ツンデレ?」

 

 

「は?はァァァ?違っげェし!お前もういいから帰れよ」

 

 

クスクスと笑いつつ多少皮肉を言いながらも舞雪はその一方通行の優しさが嬉しかった。

出会うまでは読書の邪魔になるだけの存在で、その後もうさぎさんのフリをしてダマしたりいきなりテンションMAXで攻撃してきたり口は悪いしいつもめんどくさそうにしてるけどなんだかんだいって今では一緒に出かけたり相談する仲にまでなっている。運命とはわからないものだ。自分の中で一方通行の存在が日々大きくなっていくのを感じながら彼との時間を舞雪は楽しんでいた。

 

 

「....もう外暗い....」

 

 

「そォですねェ」

 

 

「..........」

 

 

 

舞雪は無言で送ってほしいと目で訴える。どうやら一方通行にもそれは伝わったらしい

 

 

「能力使って帰ればいいだろが!」

 

 

「.......」

 

 

しばしの沈黙。こうなると舞雪はなかなか頑固なので梃子でも動かないだろう。その後一方通行が諦めたかのように大きなため息をつき見事送ってくれることになった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

学生寮前

 

 

「はぁ」

 

上条当麻はイライラしていた。以前アンチスキルに捕まって以来どうやら完全にマークされたしまったらしく少しでも何かしようもんならすぐにでもアンチスキルが飛んでくるからだ。

まぁ彼の日々の行いを考えればそれは至極当り前なわけでむしろ一般人からしたらとてもありがたいことなのだが彼からしたらたまったもんじゃない。すると彼の目にさらにイラつくものが映った。

 

「誰だよこんなとこにシール貼りまくったやつは!人がイライラしてるってのに!」

 

 

チッっと舌打ちをしながら学生寮の廊下に張り巡らせてあるシールを怒りにまかせて片っ端から剥がしまくっていった。こんなのでも彼のストレスが多少は発散できればいいのだが。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

そのころ舞雪は一時のデート?を楽しんでいた。舞雪の前には一方通行。その後ろを舞雪が歩いてるわけだがお互いの間に会話は無い。だが気まずい沈黙ではなくむしろなぜかこの雰囲気が舞雪は好きだった。

この時間が永遠に続けばいいのに。なんて乙女チックな事を考えては1人で赤面。そんな舞雪の一時の幸せな時間は静かな夜には似合わない突然の轟音で幕を閉じた。

 

 

 

ドゴォン!!!

 

 

どうやら轟音は学生寮の方かららしく急いで近寄ってみると火事でも起きたのか煙がすごくよく見えない。するとどうだろか黒煙の中から見覚えのある格好をした人物が1人でてきた

 

「......目次ちゃん?」

 

 

「ムキー!だから目次って呼ばないで欲しいんだよ!あわわわ、それより早くまゆも逃げた方がいいかも!」

 

どうやら火事ではなくインデックスが何者かに襲われているらしい。という事は今彼女に対して攻撃をしている相手こそ魔術師というやつなのだろか?舞雪は軽く身構えいつでも能力を発動できるように前方に集中する。ちなみに一方通行は欠伸なんかしちゃって興味なさそうである。

 

「人払いのルーンは効いてるはずなんだが...まぁいい。彼女をこちらに渡してくれるかな?」

 

ゆっくりと黒煙の中からでてきたのは赤い髪、目の下にバーコード、そしてたばこをくわえた長身の男だった。

 

「....ねぇねぇあー君...あれって...男の子的にかっこいいの?」

 

「オイやめとけ。そういうのに憧れる年頃なンだよ」

 

ぼそぼそと一方通行に耳打ちする舞雪。それに対して一方通行はなんともあっけない。そっとしといてあげろとは彼も丸くなったものだと内心考えながら黒煙からでてきた中二病を見る。

 

「な!////君達聞こえてるぞ!このよさがわからないなんて所詮は科学の街の住人か」

 

中二病は科学の街の住人と言った。なら彼が学園都市の外部、つまりインデックスの言う魔術師で間違いないだろう。相手の能力はわからないがインデックスを素直に渡すわけにはいかない。だがこちらには一方通行もいるし万に一つも負けることはないだろと舞雪は結構落ち着いていた。

 

「...早く帰った方がいい...あなた1人じゃ勝てない..」

 

「ほう。舐めてくれるじゃないか.....Fortis931」

 

彼がそうつぶやいた瞬間空気が変わった気がした

 

「僕達魔術師は魔法を使う前に魔法名を名乗るんだよ。意味は『我が名が最強である理由をここに証明する』ってとこかな」ドヤァ

 

 

「......ぷっ....ふふふふふ......」

 

「オイだからやめてやれ。あいつが可哀そうだろ」

 

一方通行には止められてしまったがこれは卑怯だと思う。あんな見るからに中二病な格好をしてる上に格好だけに飽き足らず、我が名が最強である理由をここに証明するときた。これを笑わずに聞いてあげられるほど私は人間出来ていない。

 

「く...何がおかしいんだ!悪いがいきなり全力で行かせてもらう!権限せよ!魔女狩りの王イノケンティウス!意味は必ず殺すさ」ドヤァ

 

 

「..................」

 

 

「な!なぜ出ない!事前にルーンは配置してあるはずだ!イノケンティウス!イノケンティウス!イノケンティウス!くそ...」

 

「..................」

 

 

あーこの子やばい。このままじゃ泣いちゃうんじゃないの?さすがに笑えない雰囲気だしなんか見てるこっちまで泣きそうになってきちゃったよ

 

 

「あァお前ェ今日のとこはもう帰れ。な?」

 

 

「く...今日のとこは引かせてもらう!命拾いしたね」

 

 

「......頑張ってね...」

 

いったい彼はホントに魔術師だったのだろうか?とりあえず強く生きてほしい。舞雪達は走り去っていく魔術師に憧れる青年の背中を見ながらそんな事を考えていた。

 

 

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