真祖シャルティア、頑張るでありんす!あ・り・ん・す! 作:メンタル
今日も、私はここにやって来た。
ここに来る事、早一週間である。
何故、私がここに通い詰めているかというと‥‥。
それは二度と愛しの至高の御方に、あの様な思いを、顔をさせないためだ。
蘇った私が最初に目にしたのは愛しのアインズ様の顔だったが、その顔は安心している様な、笑っている様な、怒っている様な、悲しんでいる様な顔に見えた。
アインズ様の御顔はアンデッドだから常に真顔で表情は変わらないが、その時だけは様々な感情が混ざり合った酷い顔に見えた。
その瞬間、自分の胸が苦しくなり、悲しくなった。アインズ様にその様な顔をさせている自分が許せなかった。何も覚えていない自分が憎かった。
このままではダメだと思い自分に何が足りないのか考えたら、明らかにアルベドやデミウルゴスのような策を弄する頭脳だった。
そう思い、私はここに通い詰めている。
「ようこそ、シャルティア様」
ここは至高なる御方々41人が創造された、10階層にある大図書館。
そして目の前に居るのは、この大図書館で司書を務めているリッチ『司書J』。
「準備は出来ているでありんすかぇ?」
「はい。既に準備は整っております。どうぞ、こちらへ」
相変わらずの手際の良さに心の中で少しだけ賞賛する。
そう言って先を歩き道案内を始める『司書J』。
その後を黙って付いて行く。
しばらく歩いて『司書J』が立ち止まった所に、最近になって私専用になりつつある椅子とテーブル。
その上には、いつもの様にたくさんの本が置かれている。
まずは椅子に座り、置かれている本を一冊手に取る。
そこには『楽々PK術』と書かれている。
もしかして、アインズ様やペロロンチーノ様も、この本を活用されていたのだろうか。
そう思うと、とても嬉しかった。
その喜びを顔には出さない様にページを捲り、内容を頭に入れていく。
「シャルティア様、少しご休憩されてはいかがでしょうか?」
読み終えた本を閉じ、既に読み終えた本の上に積み重ね、次の本を手に取ろうとした所で『司書J』に声を掛けられた。
気が付けば、かなりの時間が過ぎている事に自分でも驚いた。
今日はここまでにしようと思い席を立つ。
「それじゃあ、今日読んだ本は直して次の本を補充しておくでありんすぇ」
そう言うと『司書J』は深々と頭を下げ了解の意を示した後、自分よりも先に行って入り口の扉をゴーレムに開けさせる。
そして扉を出た所で「また、お待ちしております」 と言われ、手を軽く上に上げて了解の意を示す。
「休憩をしに寝室に戻るでありんすぇ」
「「はい」」
そう言って歩いて行く主の後を
少しずつ賢くなっていって褒めて貰おうと心に決め寝室に戻って行く。
後ろを付いて行く
これからも読んでやろうという聖人様は、どうか宜しくお願いします!( ̄^ ̄)ゞ