【魔法の森】
現在アミト達は異次元への扉を探していた。
その扉を見つけることによりクローム達の城に飛ぶ事が出来る。
そしてアミトは一人、正確には一人と二つで行動していた。
「主、本当にこっちにあるのか?」
右側を歩いている物、ブラッド・オルタリア。
槍なのだが現在は人の形をしている。
体は男なのだが女装癖のある変態だ。
「ブラッド、少しはあなたも探しなさい」
左側を歩いている物、アリスタラ・オルタリア。
弓なのだが現在は人の形をしている。
体は女で結構女子力が高い。
「あー?めんどくさいことはあっしはやらんぜよー」
「あなたなにキャラよ」
「ゲスキャラ?」
「そんな話してる場合か?」
「失礼しました、我が主」
「さて、と。敵だ構えろ」
アミトの手にブラッドが槍の形で収まる。
アリスタラは自分の弓を手に召喚する。
出てきたのは蛙のような体で顔のある部分にはいそぎんちゃくのような物がある化け物だ。
「ムーンビーストか」
「主、私が援護します」
「分かってる」
アミトは槍を構えそのまま突っ込む。
そして敵の数を確認する。
数は三十体程。
アミトは一番近くにいたムーンビーストを一瞬のうちに串刺しにする。
そして槍を抜くと地面に槍を突き立てる。
「地獄『針山』」
瞬間地面から広範囲に赤い槍が地面から突き立てられた。
その場にいたムーンビーストは何が起こったのか分からないまま殺されたのだろう。
「ふぅ」
アミトは槍を抜くとアリスタラの方へ歩く。
しかしアリスタラが何かを叫びながら手を伸ばしている。
瞬間世界が反転する。
そして頭に鈍い痛みが襲う。
瞬間、自分が攻撃されたと知る。
「ぐっ!」
ブラッドが槍から形状を変えアミトを受け止める。
アミトは体を起こしブラッドを構える。
アミトの目に写ったのは大きなハンマーを持った頭から触手の様な物が垂れ下がっている大柄の男がいた。
「くそ、あんなのが隠れてたか」
アミトはブラッドを手袋のようにする。
(自分、この武器あんまり好きじゃ無いんですが)
「少しは我慢しろ」
(・・・ういーす)
アミトは目でアリスタラに合図を送ると地面に手をつく。
そして弓を引くと茶色い矢が生成される。
「貫け」
アリスタラが呟くと怪物の頭に矢が貫く。
そしてバランスを崩した所にアミトが両手を広げると極細のワイヤーのような物が生まれそのままワイヤーを怪物に巻き付かせそのままアミトがワイヤーを引っ張る。
それにより体の体が六等分に引きちぎられる。
しかし。
「!」
切られた部分から無数の触手が襲いかかる。
それをワイヤーで作られた壁で防ぐが頬を掠める。
そのまま触手が絡み合い元の体を生成する
「どんな再生力だよ」
「主」
「・・・直々に俺が仕留める」
「了解しました」
「二人は俺の援護だ」
ブラッドも姿を戻し槍を手に作り出す。
「タイプセレクト、アタックタイプ」
アミトの姿が光だす。
そして光が静まる。
その姿は紅美鈴の姿に類似していた。
「・・・」
まず始めに動いたのはブラッドだった。
体制を出来るだけ低くし槍を振るう。
一撃目でハンマーに弾かれ二撃目は顔に突き刺さり三撃目は腹を強く蹴り飛ばし槍を残し後ろに飛び退く。
そしてアリスタラは空中に手を払うと弓を引く。
すると薄い黄緑の矢が生成される。
そのまま三発生成し放つ。
三発の矢は的確に敵を貫く。
貫かれた場所には大きな穴が空くがやはり触手が絡み合いもとに戻る。
そして、アミトが走り敵に突っ込む。
それと反対にブラッドは後ろに下がる。
敵はハンマーを振り上げアミトに降り下ろす。
「・・・水の型三番『水華流水』」
アミトがハンマーに触れハンマーの軌道を真横に移動させる。
水の型、水のように相手の攻撃を受け流す物。
先程のように武器などに触れ軌道をずらす事ができる。
そしてアミトはハンマーを地面に叩き付け地面に埋める。
「炎の型二番『業火烈風脚』」
アミトは空中で三回転し蹴りを放つ。
一回転に二回蹴る技で計六回の蹴りを放つ物だ。
炎の型、炎のように激しい攻撃を放つ物だ。
そして敵がよろめいた時手に力を溜める。
そして
「Ksk21osucx」
不可解な言葉を発したあと拳を突き出す。
そのまま敵に拳がめり込むと敵の体が泡のように消えた。
「・・・主、さっきのは」
「お前らは知らなくていい事だ」
アミトは元の姿に戻ると何かを拾い上げる。
赤い石、そして何か怪しい光を放っている。
「帰るぞ」
「了解しました」
【???】
「やっぱり、『失敗作』じゃ、駄目ね」
「玩具、減っちゃった」
「大丈夫、あの人を玩具にしてあげるから」
「クローム御姉様」
「安心なさい、そのための力何だから」