【紅魔館】
皆が探索から帰ってきたため作戦会議が行われていた。
紫とアミトは作戦を考えていた。
「敵の元に行くのは少人数で良いだろう」
「確かにね、それか大勢で行って敵を食い止めつつ少人数に減らしながら行くか」
「それでもいいが一網打尽にされたら終わりだぞ」
「それもそうね」
そんな事を話していると永琳が入ってくる。
「解剖が終わったわ」
「結果は?」
「あれが元人間だったのと神の力が混じってた所よ」
「なるほど、多分だが三女の能力だろうな」
「あなた、何か知ってるの?」
「元彼処の住人だ。能力の検討は着く」
「それで?能力はなんなの?」
「彼処の世界では三人の娘が生まれる。それでももちろん男も三人だ。その上から能力が決まっていた。まず長女と長男の能力は『邪神を使役する程度の能力』この能力はしたの二人も持っているがそれ以上の力を持っている。実質、長女と長男がいれば邪神を召喚するのは簡単だろう。次に二女と次男の能力は『神話生物の身体能力を手に入れる程度の能力』。それはその名の通り俺らが戦った怪物の身体能力を使うことが出来る。しかし、邪神の力は使えない。最後に三女と三男の能力『生物を人形に変える程度の能力』。死人に自分の血を入れることで人形にする。その血は心臓に宝石のような形で固まりその核を破壊しないと死ぬことのない怪物を作り出す。そう、俺が倒した元人間がそれだ」
「と、言うことはその能力で作った核を破壊したの?」
「いや、ここにある」
アミトは懐から赤く輝く宝石を取り出す。
その回りには文字のような物が回っている。
「これは」
「その核だ。今は封印を掛けて効力をなくしている」
「その封印を解いたらどうなるの?」
「さっきの死人にまた命が戻り暴れだす」
「厄介な」
「わかってる。だが、これを使えばあいつらの場所を逆探知出来る」
「つまり、力をたどるってことね?」
「そうだ」
「その必要は無いわよ、アミト?」
その場の全員が声の方を見る。
そこには三人の姿があった。
「・・・何しに来た」
「交渉、と言えば良いかしら?」
「交渉だと?」
「そうよ、アミト。あなたがこちらにつけば他の全員に手は出さないわ。どう?こちらにつかない?」
「・・・」
「アミト、そんな交渉をつける必要はないわ」
「妖怪の賢者は黙ってなさい」
「・・・」
「で、どうかしら?」
「・・・分かった」
「アミト!」
「いいんだ、俺があっちにつけば全員が救われる。これでいいんだ」
アミトがクロームに近づくと四人の回りを黒い霧が覆う。
そして、霧が晴れると四人の姿が消える。
「アミト・・・」
「紫」
「分かってる」
~紅魔館~
「霊夢」
「言いたいことは分かるわ、アミトの事ね?」
「・・・」
「紫、あなたのせいじゃない」
「でも」
「私は助けに行くわ」
「そんな、無茶よ」
「無茶は百も承知よ」
「それなら」
「でもね、仲間を失うのは嫌なの。それはもちろん私だけじゃないわ」
「そうだぜ」
「魔理沙」
「それに一人減ると静かになるからね」
「レミリア」
「あいつが居なくなると一人で悲しいし」
「アリス」
「そう言うことよ。あんたが止めたところで皆止まる気は全くないの」
「そう、よね。実にあなた達らしいわ」
「全くね、誰に似たんだか」
「そうね、なら早速行くわよ。でも、行くのは数人よ」
「分かってるわ」
「そうね、霊夢、魔理沙、レミリア、フラン、妖夢、アリス、妹紅、鈴仙ね。後の全員でバックアップするわ」
「分かったわ」
全員が頷き合うのを確認し紫はスキマを開けた。
そして、戦いは始まった。