東方異次元戦争   作:夢咲アミト

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第6話「本当の戦い」

【???】

 

「やっと、やっと手に入ったわ」

「クロームお姉さま」

「分かってる、ここに不届き者が侵入しているわ、今すぐ殺しなさい」

「わかりましたお姉さま」

「エミラ、今回はアレを使ってもいいわ」

「本当?やったぁ」

「それじゃあお願いね」

「はーい」

 

エミラは走っていく。

エタナは扇子を仰ぐとクロームの隣に立つ。

 

「今回は貴方も頼んだわよ」

「任せてくださいお姉さま。私にはバトラーもいます」

「そうね」

 

エタナは部屋を出ていく。

クロームは出口に背を向ける。

そして手を空に伸ばした。

 

「あぁ、邪神よ。我が願いがようやく叶う。五百年間私は一族の屍に立ち邪神様に願いを祈り続けました。それが、ようやく叶うのですね。あは、あはは、あはははははははは!」

 

クロームは顔を手で覆い嘲笑した。

しかし、次の瞬間吐血する。

 

「カハッ、あ、やはり、私にはそれほど、時間が・・・」

 

【神殿前】

 

「フラン、今回だけは許可するわ。そいつらを壊しなさい」

「はーい、お姉さま」

「さーて、いっちょやるか」

「こっちまで被害起こさないで下さいよ、妹紅さん」

「全く、なんであいつはこう言うことに」

「しょうがないですよ。私はお嬢様達の邪魔な奴を殺すだけです」

「皆さんの邪魔はさせません」

「今回もさくつと異変解決だぜ」

「終われば、ね」

 

九人はそれぞれの意思を持ち神殿に向かい出した。

九人の前には紫の率いる妖怪達、そして敵の怪物達。

 

「紫の合図があったら一気に行くわよ」

「了解なんだぜ」

 

そう言った瞬間空に大きな弾幕が発射される。

 

「合図よ、行くわよ!」

 

全員が駆け出す。

目の前に道が見える。

それは紫達が作った道なのだろう。

すると右からムーンビーストが飛んでくるが向かって来た瞬間にナイフが全方位から突き刺さる。

 

「お嬢様の邪魔をするな」

 

さらに前からグールが五体迫ってくる。

しかしグールが全員に到達する前に体が上下共にバラバラになる。

 

「皆さんの邪魔はさせない」

 

そうして全員が突き進むと神殿の扉が見えた。

霊夢はそれを見ると空に現れた扉を思い出す。

大きさは違うが色や形などは全く同じだ。

霊夢は苦虫を噛み潰したような顔をするがすぐにその考えを捨てる。

そして扉の前には怪物が何体もいる。

しかし

 

「フルパワーだぜ!恋符『マスタースパーク』!」

 

魔理沙のスペカが炸裂し扉ごと吹き飛ばす。

 

「あんたねぇ」

「これぐらいがいいんだぜ」

「まあいいわ」

 

全員が中に入ると真ん中に少女が一人たっていた。

エミラ・ニャルネだ。

 

「お姉さん達もお人形になりに来たの?」

「んなわけあるか」

「アミトを助けに来たのよ」

「お兄様ならもうすぐ死ぬよ」

「なに?」

「お兄様は生け贄なの。だから神の貢物なの」

「・・・霊夢、先に行け」

「妹紅?大丈夫なの?」

「あの女には少々教育が必要だと思っただけだ」

「なら任せたわ」

 

霊夢、魔理沙、妖夢、アリス、鈴仙は走り出す。

 

「お前らも残るのか」

「丁度フランのおもちゃになりそうだったからね」

「お姉さま~壊してもいいよね~」

「なるほどな」

「お嬢様、そろそろ来ます」

 

四人が構えるとそれにあわせ死体や怪物が入ってくる。

 

「やっちゃえ」

 

その声と共に化け物は四人に向かっていった。

 

【第二の部屋】

二つ目の部屋に入ると真ん中に女が立っていた。

エタナ・ニャルネだ。

 

「・・・」

 

エタナは口元を扇子で隠している。

 

「霊夢さんと魔理沙さんは先に行ってください」

「ここは私達が受け持ちます」

「分かった」

 

二人が走り出し足音が聞こえなくなるとエタナは扇子を閉じる。

 

「お姉さまの邪魔はさせないわ」

「そうはいきません、ここで貴方を倒し貴方のお姉さんも止めます」

「それと、アミトは返してもらうわ」

「そう、行くと言うならここで死になさい」

 

お互いが構えを取った。

 

【生け贄の部屋】

二人が部屋に入ると真ん中に十字架がありそこにアミトが貼り付けにされている。

魔理沙が踏み出そうとすると十字架の影からクローム・ニャルネが出てくる。

 

「アミトは返してもらうわ。そしてあんたを倒して異変解決よ」

「そうはいかない、これは私達一族の、ニャルネのために必要な事。邪魔をされては困る」

「そのせいで大勢が傷ついてもか」

「大いなる事には犠牲も付き物。そのためなら何人死のうが関係ないわ」

「やっぱり、交渉は無理ね。なら力ずくで解決するのみ」

 

二人は構えた。

この異変を解決するために。

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