---あれ?俺、なんでこんな所に…?さっきコンビニで弁当とお茶を買って、自動ドアを潜ったのに?
なんで俺は、こんな一面白銀の世界にいる?
「ああ、やっと気が付いたんだ。まず名前を知っておいたほうがいいか。僕の名は…そうだな、気軽にゼウスと呼んでくれ。」
「ゼ、ゼウスって最高神じゃ無いのか?そんな高位の神が俺に…」
「神もいろいろあってね。本当なら下っ端の神がやる筈なんだがなんか神無月とか言うのがあるらしくてね、現在は日本の神は一人として神界に居ない。だから何かあったらと言うことで天照からの要望に応えて、と言うわけさ。しかも…君はとても面白そうだ、ということで特別に僕が赴いたんだ。」
「じゃあここは神界という所なのか?この銀世界は…」
周りを見渡すと綺麗な銀色がそこらに敷き詰められたようだ。これは神の住む世界に相応しい荘厳さだろう。
「さて、話を変えるが…率直に言おう、君は死んだ。それもあっさりとね。
死因は言わないよ。流石にあの死に方は恥ずかし過ぎる…ということで!
君を生き返らせることにした。」
思わず息を呑む。---というか、死因が気になる。
「それはもう一回人生をやり直せるということですか?」
「正しくは他の世界で、だがね。君の生き返る世界はランダムで決めてFateの世界と決まった。時代は古代ウルクのギルガメッシュの時代、君はかの王の養育役として生きる事になる。能力もあるし、武器も一つ自由なのをあげるよ。これこれこういう風に、と言えばそれに応じた武器が作れる。さあどうする?」
武器…か。生前はランスロットや佐々木小次郎、宮本武蔵のような歴史にも残る大剣豪に憧れた…なら、俺も剣士になる。武器は神造兵器で行こう…
「では…種類は刀、神造兵器でお願いします。能力は…そちらの方でお願いできますか?」
「はいはい、出来たよ。名前は…そうだな、禁忌なる残光《フォビドゥン・スター》なんてのにしよう。
暗黒を思わせる刀身、星の柄…うん、これで行こう。」
手に持つとずっしりとした重みがある。振るとシュン、と空気を斬る音がする。
「では、これから君をウルクに転送する。ギルガメッシュとあったら鍛えて鍛えて鍛えまくれ。そうすれば君もサーヴァントとして…いや、なんでも無い。
じゃあ、転送するよ。」
意識が遠のく…さっきまで聞こえた優しい声が、もう聞こえない。
だが、一言ははっきりと聞こえた。
「では、楽しい生活になるよう、頑張ってくれ」
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ここ…は…?暖かい、陽射しが差しているような…
「そこを動かないでください。貴方はもう囲まれて居ますよ?」
この凛とした声は…ハッとして前を向くと、そこには金髪赤眼の、超がつくほどの美男子がいた。
「ここはウルク。僕の治める街ですよ?それを知っての行動ですか?…あなたたち、この方を僕の宮殿に連れてきて下さい。僕の名はギルガメッシュ。君の名は?」
この人物は…確か…あの世界では、こう呼ばれていたはずだ
「名も答えられ無い程ではないでしょう、あなたの名は?」
通称子ギル、この人物はギルガメッシュの幼い頃だ。
文字数が幽玄の乱のコンボ数と同じだという事に気がついた方はいるんだろうか