ラブライブ! 〜ヒトツノコトバ〜   作:こうのとり

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こんにちはこうのとりです。今回は隼が穂乃果、ことり、海未と出会う所から始めたいと思います。
隼の1年生の時の学院生活は割愛させて頂きます。
そして今回からは隼の視点から書いていきます。
それではどうぞ!


1話 3人の少女たちの出会い

 よく晴れた春の朝。俺は布団から手を出し、鳴っているアラームをやや乱暴な手つきで止める。

 

 音ノ木坂学院に入学してから1年が経ち俺一文字隼(いちもんじはやと)は高校二年生になっていた。

 

 俺は部活には入らず、朝起きては学院に行き適当に授業を受けてバイトに家に帰る、またはバイトに行く生活をしていた。

 

 何故部活に入らなかったかと言うと、特に入りたい部活が無かったからだ。それは俺が入りたい部活が学院には無かったわけではなく、ただ単純に俺が部活に入る気がなかったからだ。それに俺が部活に入ったら空気が悪くなるかもしれない。そんなことから俺は部活には入らなかった。

 

 だけどバイトはやった。部活をやらないならバイトをやろうと思ったからだ。別に俺はお金をそんなに使うわけではないが、働いたお金は大体家に入れていた。

 

 家に帰っても特にやることも無く、友達もいないため勉強をしていた。そのためか定期考査では毎回学年1位の成績だった。結果だけ見れば優秀かもしれないが、長時間勉強しているため自分では当たり前だと思っている。

 

 そして俺には中学の時から友達が居ない。俺自身は誰とも関わる気は無いとかそんなことは思ってないのだが、周りに俺に話しかけてくるものはほとんどいなかった。それは高校生になっても同じだった。まぁそれには深い事情があるのだが、それはまた今度。

 

 とりあえず部屋を出て、俺の部屋がある2階から1階に行き、トイレに入り、顔を洗って歯を磨き、リビングへと向かう。

 

「おはよう。」

 

「おはよう。隼。」

「おはよう。隼君。」

 

 適当に挨拶すると返事が返ってくる。先に返したのが俺の母親一文字彩(いちもんじあや)。その後に返したのが同居人の陽ノ下茜(ひのもとあかね)。俺はそれぞれ「お母さん」、「茜さん」と呼んでいる。

 

「ご飯出来てるから食べて準備しなさい。」

 

「ありがとう。」

 

 テーブルの席につき。朝食を食べる。

 

 父親は居ない。俺が小さい頃に離婚したらしい。なぜ「らしい」なんてあやふやな言い方をすると俺自身が父親のことを覚えていないからだ。離婚の理由は父親がお母さんに暴力を振っていた上に不倫をしていたそうだ。そんな父親に俺をお母さんは会わせようとはしないし、俺も会いたいとは思わない。仮に父親だとしてもお母さんに暴力を振っていたのは許せない。そんなことで高校生になった今も俺は父親には会っていない。

 

 茜さんは、ファッションデザイナーとして働いている。俺とお母さんは父親の慰謝料で生活出来るのだが、離婚した時にお母さんは茜さんに相談したらしい。そしたら是非俺も一緒に住もうとなり、今は父親の慰謝料と茜さんが働いた給料で生活させてもらっている。

 

 お母さんと茜は幼なじみで高校まで一緒だった。お母さんは高校を卒業したあと大学に進学したが、茜さんは服飾についての専門学校に進学したらしい。しかし学校が離れても2人はずっと仲のいい親友だった。

 

 ちなみに2人は音ノ木坂学院の卒業生で元々女子高だった音ノ木坂学院俺が中学3年生になった時に共学となり、中学卒業後進路を考えていた時に2人が音ノ木坂学院に受験することを勧めてくれた。その結果俺は受験に合格し、無事に音ノ木坂学院に入学できた。

 

 普通なら迷わず高校に受験するのだろうが俺の場合は違っていた。俺は別に高校には通う必要はないと考えていたからだ。高校に進学しなくても働ける場所はある。働けば家にバイトよりも多くお金を入れられる。そう考えていたが2人に勧められたからにはその道に進もうと思った。

 

「そろそろ行くわね。行ってきます。」

 

「「行ってらっしゃい。」」

 

 茜さんが仕事に行くのを送り俺も学院に行く準備をする。

 部屋に戻り、とりあえず来ていたパジャマを脱ぎ、さらしを巻き(・・・・・・)制服に着替える。

 

「行ってきます。」

 

「行ってらっしゃい。」

 

 家を出て学院に向かう。家から学院は歩いて十五分程と近い。何も考えずに学院に向かっているとすぐに学院前の階段に着く。その階段を登ると道路を跨いで学院の後者が見える。

 

 門を通り、昇降口に貼られている新クラスの名簿を確認する。

 

(俺はB組か...)

 

 ちなみな音ノ木坂学院の俺の学年は2クラスしか無い。伝統ある学校だが、近隣の最新設備の高校にほとんど集まるらしい。

 

 昇降口を通り抜け、新しい自分の教室に入る。

 

(今度の席は出席番号は関係ないのか.,.)

 

 黒板に貼られた席の割り振りの紙を確認し、自分の席につく。席は窓側の1番の後ろ。

 

(今年も端っこか...ま、やっぱ俺には端っこがお似合いだよな)

 

 そんなことを思いついた矢先

 

「あれ!?隼君じゃない!?」

 

 急にそんな声が聞こえる。声が聞こえる方を向くと。3人の少女が俺のことを見ていた。

 

「やっぱり隼君だ!久しぶり!」

「本当に隼くんだ〜!久しぶり〜!」

「本当にお久しぶりですね。」

 

 とそれぞれが口を開いた。だがおかしい。

 

俺はこの3人のことを一切知らない(・・・・・・・・・・・・・・・・)のだ。』

 

 適当に久しぶりなどと返すのもいいが、嘘を付くわけにはいかない。のでこう返す。

 

「すまないが、人違いじゃないか?」

 

 俺がそう言うと一気に空気が静まる。

 

「え?嘘だよね?隼君。穂乃果だよ!高坂穂乃果!小学校同じクラスだったし覚えてるでしょ!」

「隼くん。ことりのことを忘れちゃったの?南ことりだよ〜。」

「本当に覚えてないのですか?海未ですよ。園田海未です。」

 

 それぞれ言うが、俺には全く記憶が無い。しかも最初に喋ったの娘は小学校同じクラスだったと言ったな。まぁもし仮にそうだったとしても俺には小学校の記憶がない(・・・・・・・・・・・・)から分からない。

 

「悪いが覚えていない。それに俺には小学校の時の記憶が無いから分からない。」

 

 そう返すと3人の少女は驚いた表情をしていた。

 

「そっか......ごめんね.....」

 

 そう言って3人は俺の前から離れて行った

 

 、と思っていたが。どういうわけか、3人はこちらに戻ってきた

 

「いやー、まさかまた近くの席になれるとはねー!」

 

 どうやら3人は俺のすぐ近くの席らしい。

 

「それに隼君ともすぐ近くの席だしね!」

 

 そして穂乃果という少女は俺の前の席らしい。

 

 

(これから1年間このクラスでやっていくのか...)

 

 俺は少し面倒に感じていた。

 

 




いかがでしたか?
今回はアニメ本編が始まる前のオリジナルのストーリーを書いてみました。
まだ隼の過去や性格について謎が多い部分がありますが、それはこのssを書いて行く間に隼のプロフィールとして紹介していこうと思います。
そして嬉しいことにAqoursのfirstliveの2日目にチケットが当選しました!いつかはサンシャインのssも書いていきたいですね。


次回もお楽しみに!
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